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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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ワンダーゲート5
気付けば、真夜中の1時だった。愕然として時計とにらめっこ。有り得ない…私が夕飯も食べずに寝ちゃうなんてあれだけ寝たにも関わらず、身体はまだ睡眠を求め、けだるかった。学校のマラソン大会で十キロ走らされた時さえ、ここまでぐったりしなかった。まあ…あの時はだらだら歩いたりもしてたけど。お腹が空いた。人生でここまでお腹が空いたことはない、というくらいペコペコだ。今なら炊飯器ごと食べれるな…。よろめきなが
ゆうこ さん作 [523] -
処刑生徒会長第五話・ラスト
―そうだもう後には退けない。結局自分は《外国》の力を借りてこの座に据えられた傀儡。本来ならそれに見合う力量も資格もなかった筈だ。騙されて夢を見させられて踊らされただけさ。梅城ケンヤに―\rそして―\r利用されるだけ利用されて、邪魔になれば闇へと始末されるに違いないのも分かっているさ。梅城ケンヤに―\rだったら―\r殺される前に牙を剥いてやろうじゃないか!!!『くっくっくっ―ふっふふふ』太田カツヒ
まっかつ さん作 [743] -
処刑生徒会長第五話・25
殺すとは―\r誰を?いや―\r口に出さなくても答えは99%出ている。それは―\r『梅城会長を―です』焦点のぐらつく太田カツヒロの瞳に向けて、エウフセラ=ナールマンはためらいもなく言い放った。『ば―馬鹿言ってんじゃねえよ』ガチャリ-パニックにかられた手から熱線銃の入ったケースが絨毯に落ちて鈍い音をたてた。『無理に決まってるだろ!?相手を誰だと思ってんだ!!』太田カツヒロの蒼白な顔面は今まで以上の
まっかつ さん作 [574] -
ワンダーゲート 4
雨は降り続き、美羽とリノはじっと見つめあったまま…と、リノが笑い出した。「歌か。歌…凄い美羽らしい!なぁんだ、心配しちゃったよ」…苦しい言い訳の筈が、リノのツボにはまるとは…複雑。「まあね。とにかく帰ろうよ。やっぱりなんか寒気するから、今日は寄らないでいいや」「もー、気まぐれなんだから」いっそこの変な「声」についてリノに助言を頼もうかと、帰り道、何度おもったことだろう。が、結局止めた。頭がおかし
ゆうこ さん作 [512] -
ワンダーゲート 3
高瀬 美羽という少女は小学三年生の時、靴や教科書を隠されたが、それをイジメとは受け取らず「私と親しくなりたい人が言えずにやった」行為として捉えていた。五年生の時、バレンタインのチョコレートを好きな男子から「受け取れない」と返された時、「チョコレートが嫌いな人がこの世にいるんだ!」という衝撃を受けたのみだった。そして中学一年の時、クラスで1番可愛くて、頭のいい大橋 リノに出会った時、この人こそ私の
ゆうこ さん作 [470] -
ワンダーゲート 2
一応、下手に出とくかなどの辺が下手に出ているのかはともかく、美羽は校庭の隅にある石のベンチで待っていた。リノが教室で待たないほうがいいという言葉に、合わせてやったのだ。それにしても、憂鬱な空だなぁ…五月という季節は、朝は晴れていたのに、放課後は雨、というはた迷惑な不安定さを持っている。この日もまさにそのパターンの様相を呈していた…肌寒く湿気を含む空気がスカートを重たくさせる。「おーわれ、早くぅ〜
ゆうこ さん作 [488] -
ワンダーゲート 〜LIMIT スピンオフ〜
なんかオカシイよ…。高瀬美羽は不可思議極まりない気持ちで、親友である大橋リノを見た。リノはついこの間まで事故に遭い、入院していたのだ。が、ようやくこのほど退院したのだが…。やっぱり変!いつものように楽しげに笑いあう仲間に混じっている時、ほんの一瞬…リノは遠い目をする…。その目は、美羽を心底ドキッとさせる。淋しい…?いや、そんなんじゃなく…もっと深い…哀しみ?中学生が見せるには余りにも大人びていて
ゆうこ さん作 [683] -
病院
私が骨を折って入院して早くも2ヶ月がたちもぅ、退院しても良いくらいに回復した。 入院最後の夜看護婦さん私の病室に来た…… 足音で目が覚めた私は トイレに行きたくなり トイレへと向かった……トイレをすまして病室に戻るときさっきの看護婦さんに出会った、暗くて顔がよく見えない でも、彼女は笑っていた…… 私は病室に戻り目を疑った。私以外の患者のベッドは 血だらけだった肉片が飛び散っている 私
セシリア さん作 [577] -
死歌〜シカ〜
私の住んでいるところは田舎で奇妙な噂があとをたちません。そこで、今回は、噂の一つをご紹介しましょう。 私達の住む、町では、子供も大人も誰もが知っている歌があります。 どんな死に方 首吊り 射殺 安楽死〜 これは、歌うと死ぬなどという事は、ありません。しかし、この歌で人を殺すことは、可能です。 殺す条件は、顔を見る事です。殺したい相手の顔が頭の中に入っていないと殺せません…………… 殺し方
トトロ さん作 [789] -
殺人の理由
殺意とは簡単に起きるものだ。どんなに浮気をされても、どんなに暴力を振るわれても、どんなにお金をせびられても、好きだった。優しいところだってあったし、きっと彼も本当に好きなのは私だけ、と信じていた。でもある日貯金もついにそこをつき彼にお金を渡せなくなったそのことを彼にゆうと「じゃあもぅいいや。 別れる。」それだけだった。別に彼が仕事をしてくれるなんあまり期待していなかったしきっと怒るだろうと思って
山田 さん作 [560]