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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 処刑生徒会長第五話・18

    梅城ケンヤの顔は見る見る青ざめた。恐怖からではない。激しい怒りからだった。『俺のしてるのは―正義の裁きだ』だが―\r刑場のブロックの上に正座させられながら、下に群がる風紀委員達を悠然と見物して、『どっちも同じさ、どっちも』田中マサルは鼻でせせら笑った。『お前さんは《正義》を旗印に殺す。俺は気分次第で殺す。やってる事は同じなんだよ』『何だと』梅城ケンヤは田中マサルの背中とスキンヘッドに向けて、憤り
    まっかつ さん作 [553]
  • 処刑生徒会長第五話・18

    2Mはあるブロックの上から銃殺刑の一部始終を見届けた梅城ケンヤは―\r『諸君ご苦労だった』満足気な笑みを見せ風紀委員達に労いの言葉をかけた。だが、殺されたのは19人―\rまだ一人残っている―\r先ほど殺された一人が担架に載せられて運び去られて行くのを眺めながら―\r『では私も分け前に預かろう!』梅城ケンヤはゆっくりと腰から拳銃を抜いた。ブロックの上で赤木マモルが背中を見せ、片手を上げると―\r裏
    まっかつ さん作 [578]
  • 子供1

    私が学生の頃に体験したお話しをしましょう…。私の実家はだいぶ山奥にあります。そのせいか、実家のある地域は幽霊が出るとか呪いの神社があるとか、根も葉もない様な噂が広がっていました。私は18年間そこに住んでいるので、そんな噂信じていませんでしたが、アレを初めて見た時は、恐怖で引越しを考えた程です。ある冬の夜。私は近所に住む友達の家にいました。時計の針が深夜の1時を回った頃、私は明日提出の課題を思い出
    レオン さん作 [754]
  • 処刑生徒会長第五話・17

    手早い作業でブロックが積み上げられ―\r刑場が完成した。更に、三方をブロックに囲まれた中に、丁度人の背丈位の杭が二本打ち込まれ―\r20M離れて、イジメ撲滅同盟派諸校の風紀委員達が13人ずつ列を組み、小銃を構える前で、罪人達が次々とロープで杭にぐるぐる巻きにされて行く―\r罪人達の真後のブロックの上には、梅城ケンヤと赤木マモルの二人が立った―\r合計20人の死刑囚に130人の風紀委員―\r全ての
    まっかつ さん作 [561]
  • 学校の屋上の警察署 ―アンサー8―

    ―“死んだんです”」えっ?“死んだ”?笹木裕介は六十年前に死んだ?「真奈、さっき話した仲の良かった天上使の事、コイツなんだよ。」「てことは、こっくりさんの本体に殺された子がこの笹木裕介君、アンサーなんだね。」「ああ。」(あと質問出来る回数は6回。どうする?やはりここは、事件解決を考えるべきなのか?それとも、笹木の事に全てを費やすか?)「お前がさらった人はどうした?」「今はある所に拉致しています。
    堀キコ さん作 [413]
  • 学校の屋上の警察署 ―アンサー7―

    ―法律君。」!?その場にいるアンサー以外の者全てが自分の耳を疑ったアンサーの罠かもしれない、だが今アンサーははっきりと佐藤の事を“法律君”と呼んだ。まるで昔からの知り合いの様に、、「お前、、何者だ?」佐藤がゆっくりとした口調で問う。「アンサーです。」「違う!!お前の“素”は誰だって聞いてんだ!!」しばらくしてアンサーが口を開いた。「笹木 裕介〈ささき ゆうすけ〉です。」時が止まった。いや、止まっ
    堀キコ さん作 [431]
  • 処刑生徒会長第五話・16

    そして5日後・9月20日・東京都Z区立第一中学校々庭―\r朝礼台に登った梅城ケンヤは、集まった各校風紀委員達を見回した。イジメ撲滅改革派同盟六校・合計130名―\r手に手に自動小銃を持ち、全員が最低30日以上の実弾訓練を経て、しかも格闘技のどれか一つは必ずマスターしている精鋭揃いだ。しかも、これだけではない。学校内司法自治全権委任法に基づいて打診を受けた自衛隊から派遣された戦闘ヘリが一機・装甲車
    まっかつ さん作 [586]
  • 処刑生徒会長第五・15

    しかも梅城ケンヤの留守を預かるのは―\r港リリア―\r副会長と内務委員長とを兼ねる彼女がいる限り、隙を突くなど不可能だ。そう、普通に考えたら不可能な筈なのだ。だが―\r九重モエは知っている。知っているなんて物じゃない。重大な事実を、その港リリア本人から打ち明けられ―\r更に協力を要請されているのだ。裏切り・謀反、そう、クーデターだ。だとしたら―\r梅城ケンヤが主力を率いて撃って出た時こそ最大のチ
    まっかつ さん作 [572]
  • 屍病院 4

    私は今日夢を見た。私が死んで、お父さんやお母さんが泣いている夢だった。昨日の看護士はどうなったのだろう?私は誰なのだろう?たくさんの不安が頭を過ぎった。 勇気を出して、外に出てみた。明るい。昨日の恐怖が嘘みたいだ。「あの・・・」声がするとともに、肩に手が乗っていた。「何?」ふりむくと、中学生、私と同じ位の少女がいた。 「誰?」その娘は私に友達になってほしいと言った。少し複雑だ。少女は亜梨紗
    黄粉 さん作 [532]
  • 屍病院 3

    看護士は鋭いメスをわたしに振り下ろした。 「ひ・・・・!!」声にならない悲鳴を上ながら後ずさった。その時私は見た。なんとそこには人の、屍がたくさん転がっていたのだ。「ぎゃあああぁ!!!」無意識に私は自分の病室へと走っていた。後からは恐ろしい顔で看護士が追いかけてくる。 「誰か助けて!!」しかし、今は夜中なので、だれも廊下にはいない。しかも人通りの少ない道を走っていたのだから
    黄粉 さん作 [709]
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