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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 食欲

    私は数年前に、事故で視力を失った。当初の私は、酷く荒れていた。何も見えない世界が無意味に思えて、何度となく自殺を図った。光に見放された暗闇の世界。そんな世界から私を救ってくれたのは、一人の男だった。その男は、私が必要とすればいつでも側に居てくれた。私がどんなにワガママを言っても優しく「うん、うん」と聞いてくれた。どんな姿かは見えないけど、優しさが溢れている人だということは分かった。ある日、男が
    レオン さん作 [898]
  • 処刑生徒会長第五話・14

    『分かったわ貴方に任せましょう』霧島ユウタの提案に―\r九重モエは賛意を示した。『ふん、君がそんな物好きだったとはね―何があっても私は知らないよ』一方、副会長・安東タロウは不満が収まらない様子だったが、反対はしなかった。東京都Z区立第二中学校生徒会長・大隈リキとは一体何者なのか?役員会が終り、九重モエは霧島ユウタのみを伴って会長室に戻った。『大隈会長は第二中学校二年生・小学校高学年から一帯ではか
    まっかつ さん作 [635]
  • 死魂歌(シコンカ)

    「キャー」悲鳴をあげようとしたが声がでない。そうしてるうちに屍が近づいてくる近づいて来る度恐怖感はどんどん増してくる。どうせならこのまま気絶したい……だがこういう時に限って人は気絶しない屍の魔力だろうか?すると、屍は歌を歌い出した。悲しい歌だった、だが聞き惚れる声だった。いつのまにか彼女はこの歌の虜になっていた……彼女は気付かないだろう自分がもう死んでいるという事を……彼女自身も屍となっていると
    さん作 [567]
  • 処刑生徒会長第五話・13

    『へへっ…へへへっ、コイツは良いや』大隈リキはにやにやと笑いだし―\r『さすがは大所帯を束ねる九重会長―そんじょそこらの烏合の衆とは違って話が早い』ゆっくりと自席に戻り、大人しく座った。『それじゃ言いましょうか?梅城ケンヤの目的は簡単さ―討伐でもなければ戦争でもない。あいつの狙っているのは―虐殺さ』『はん!馬鹿げてる』即座に安東副会長はそれに噛み付いた。『大体根拠がないじゃないか』だが―\r『俺
    まっかつ さん作 [552]
  • 呪毛様 ジュモウサマ ?

    それから数ヶ月して、伸一君が退院した。あれからというもの、伸一君は外で遊ばなくなり、姿を見る事は無くなった。ある日、学校の帰り道で伸一君が一人外で遊んでいるのを見かけた。俺が「久しぶり」と声をかけると嬉しそうに笑ったが、その目にはサングラスがかけられていた。子供だった俺は何も考えずに「目どうなった?」と聞いた。すると伸一君はしばらく黙ってこう言った「お母さんに怒られるから普段は外さないんだけど
    レオン さん作 [562]
  • 呪毛様 ジュモウサマ ?

    俺は祟りなんて信じちゃないが、あれは祟りとしか言い様がない。小さい頃、外へ遊びに行く前に必ず体へ塩を振掛けられた。塩を振らずに出掛けると、酷く怒られたものだ。厄除けとして、俺の住んでいる地域で代々受継がれてきた習慣だった。それと、子供が悪さをすると大人達は「呪毛様とこ連れてくぞ」とよく脅した。子供はその言葉を聞くとエラく怖がった。何故なら、この地域に伝わる"唄"をみんな聞かされて育ったからだ。♪
    レオン さん作 [591]
  • 眼 ?

    その夜夢を見た。両親が天井からぶら下がってユラユラと揺れている。あの時の光景…。私はあの時と同じ様に、しばらく眺めてから母親の真っ赤な涙を拭う。「泣かないで…。」そう言った後、母親の顔から手を放すと…今まで白目だった目がギロッと私を見た。うぅぅっ ぐふっっうっ母親は口から真っ赤な血を吐くと激しく手足をばたつかせた。父親は白目のまま動く気配はないが、何故か腹から大量の血が滴っているのに、初めて気
    レオン さん作 [483]
  • 屍病院 2

    私は扉を開いて外に出た。 誰もいない・・・・・・・ただ長い廊下が続いているだけだった。私は一人ぼっちだった。 この病院には誰もいないのだろうか?と思ったその時、 「あら、あなたどうしてこんなところにいるの?」 誰かに声をかけられた。看護士だった。 だけど、なんだか格好が古くさい。 でも、人に会えてよかった。
    黄粉 さん作 [626]
  • 愚者の 戯言

    あなたに悪影響を及ぼします決して真似をしないでくださいね、、鏡にまつわる話ですあなたは人間ですよね?まさかカニが字を読めるはずもなくそうあなたは人間なんです人間が人間を作りそれが繰り返されて現在の自分あなたがいますでも人間そのものの存在がなぜ作りだされたのかその一事が分からない以上完全に自分を自分と言い切れないですよねそこに鏡はありますか?鏡に映る自分に向かってこう唱えてみましょう『おまえはだれ
    クイクシルバ さん作 [506]
  • 古い写真6

    『周一!!』『…母さ…ん』母親と警備の人が周一の元へ走って来た。『母さん、あの二人は…?』『…終わったのよ、全部』周一を優しい微笑みで包むと、ごめんなさいと何度も言いながら周一を抱きしめた。周一が後日、改めて母親に昨夜の事を聞くとあの二人が急に消えたのはこの世に存在出来なくなったから、つまり写真を焼かれたからだと言う。だけど写真は、と周一が母親に問いかけると『実はね、周一に渡した写真は偽物なの。
    瓠月 さん作 [499]
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