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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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純白=漆黒
?:過去の記憶今から五年前……ミラノからアメリカのアラスカへの旅行を計画していた。当時十二歳だった僕にとっては、始めての海外旅行。両親は僕を楽しませるよう、たくさんのサプライズを計画していた。……しかし。座席もしっかり覚えている。D−4219。ジャンボジェット機で、18時間のフライト。僕にはものすごい冒険の時間だと感じた。でも――――ーガタンッー「きゃああぁ!」本体は大きく傾き、乗客の誰かが叫ぶ
津島 レイド さん作 [384] -
純白=漆黒
?:ネロ。雨音が静かになる。もう、外に降っているのは、雨と言うより、霧に近いかも……近所の坊や達も外に出て騒いでいる。しってるかい?霧が降る時には、綺麗な音がするんだよ?まるで……ガラスが粉々に砕け散る様な音が。僕は完全に闇に溶け込む。黒のインナーに、黒の短い髪。そして、なんて言ったって、名前がクロだから。僕はネロ。イタリアの方では<黒>という意味。でも、自分はこの名前が嫌い。闇はもっと怖い。僕
津島 レイド さん作 [355] -
純白=漆黒
序章:悪と罪昔、人を<食べて>罪にならなかった男がいた。当時はまだ、少年で、半狂乱の状態で発見されたと言う。飛行機の墜落、そして、100人もの犠牲。何もかも、神の仕業だと考えるしかなかった。しかし後にそれが、人間の仕業だと分かったら……―
津島 レイド さん作 [356] -
鬼人神-キジンシン-タケル・2
「うわぁぁぁぁぁ!!!!!!」ぼんやりとした光がアキラを横切った瞬間アキラの頭は地面に落ちた。アキラの体からは噴水のように血が吹き出している。あまりにも酷い光景に僕は腰が抜けてしまった。「シャシャシャッ、久しぶりに人を殺したわい。気持ちいいのぅ、シャシャシャッ。」奇妙な笑い声と共にぼんやりとした光は人の形へと変わっていった。よく見ると、そいつには目が3つあり、爪は鋭くとがり、大きな角が二本ついて
YU★RI さん作 [519] -
他殺倶楽部 後編
弾丸は真っ直ぐ早苗の頭部へ向かった。まずは頭皮を貫き、次に肉を抉った。勢いのついた弾は頭蓋ごと彼女の脳を砕いた。血と脳しょうが吹き出し、手前の鏡が赤く染まった。普通の人間ならば、気絶か即死は免れない筈だが、モルヒネやアドレナリンに浸かされた早苗は弾丸の衝撃に痛みすら感じず、むしろ目の前の鏡に写った自分の姿や吹き出る肉や血に一種の快感を感じていた。「んあぁ…きもち…いい…」その顔は快楽に崩れ、絞ま
あいじ さん作 [781] -
他殺倶楽部
それは実に奇妙な光景だった。部屋中のどこを向いても鏡が張り巡らされ、暗く澱んだ空気が行き場を失い部屋全体を漂っていた。そして更に奇妙なことにそこに無造作に置かれた椅子に全裸の少女が座っていた。まだ顔にあどけなさの残る少女である。少女は羞恥と期待に顔を赤らめながら暗闇をじっと見つめていた。暫くすると、足音ともに女性が現れた。女性は少女の方を向き笑顔で云った。「じゃあ、会員番号とお名前を教えてくださ
あいじ さん作 [770] -
鬼人神-キジンシン-タケル
「今、何時?」アキラが僕に尋ねた。「え〜っと…4時43分。」「よしっあと一分だな。なあタケル、本当にこの岩開くのかなあ?」「どうだろ…ただの迷信だと思うけどなあ。けど、もし開いたら僕たちどうなるんだろ…」僕たちは今近所にあるとても古い神社に来ている。本当かどうかは知らないけどこの神社は1000年くらい前からずっとあるらしい。そして、その神社には大きな岩があり1000年に一度開くらしい。それも4時
YU★RI さん作 [521] -
処刑生徒会長第五話・2
《リアルタイムニュース&インフォメーションサイト 国際電子情報・日本版》20ΧΧ年 9月13日 ・・・トピックス・・・13日午後6:43【都内公立中学校生三名拉致】13日午後7:18【警視庁拉致事件当事者を都内中学生と断定】13日午後7:56【国連 日本政府に未成年者への人権抑圧に改善勧告】13日午後8:01【日本8月インフレ率8.8%】13日午後8:23【警視庁拉致事件を中学校同士の抗争と断定
まっかつ さん作 [646] -
学校の屋上の警察署 ―天子編終了―
佐藤は片手にイタチ、片手にボコボコの青行灯を持ちそう言った。すると、空間から黒い煙が現れ、イタチと青行灯を包み、二人ごと消えた。「ふー、ハイッ一件落着。真奈ちゃん、天狐じい帰るぞ。」真奈と天狐じいが佐藤の所へ行く。「ンッ!!」天子が真奈のスカートを掴む。「ごめんね、また今度遊ぼうね。」すると、佐藤が天子の頭に手をのせ、「天子、遊び足りなくして死んだ子供達の念、生まれ変わり、今度は目一杯遊べよ。」
堀キコ さん作 [463] -
学校の屋上の警察署 ―天子7―
佐藤は全く動かず、気を失っていた。「佐藤!おいっ!!」天狐じいが佐藤に近付き、呼び掛けた。返事は無い。「中々の天上使だった、わしも左腕をやられたが、何とか倒せた。」大天狗がずんずんと歩いてきた。左腕が無かった。「ん?青行灯がいないぞ?遅いな。」天狐じいはこれからどうするかを考えていた。自分が大天狗の相手をするのか?真奈を護れるか?「まあいい、さあ天狐よその娘をよこせ。」天狐じいが恐怖で固まってい
堀キコ さん作 [444]