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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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処刑生徒会長第四話・2
【第三中学校生徒会報】 電子版20хх年 9月1日《新学期増刊号》 【梅城政権 二学期に向けて新方針を示す】 就任初期から圧倒的支持率の下改革を進めて来た梅城会長は、本日開かれた二学期始業式の演説で引き続き改革路線の決意を述べると共に、いくつかの分野では修正を行う事を明示した。梅城政権に関しては一学期末の一条フサエ事件に関して、改革への反抗テロ説がささやかれており、またこれに便乗した
まっかつ さん作 [816] -
MURASAME
平将門21大光明は舞いを止め、鎧武者を見上げた。既に本体を失い全ての力を無くした鎧武者は消滅するよりない。「思えば殊勝なことよ。平将門はこの帝都の守護神と云ってもよいのじゃから」 と、後になって大光明が語ったと云う。鎧武者消滅とともに帝都中に群れていた水虎や亡者たちもいつしか消え去り、上野と渋谷の狛犬も戻った。「街が戻っていく…!」「違う。帝都の記憶が蘇ったのだ。再び霊的な守護が復活すれば帝都は
あいじ さん作 [504] -
MURASAME
平将門?桜が舞う。 普段ならば大地を砕きあらゆる存在を斬り裂く羅殺剣だが、たった一本の桜の前にその斬撃は消滅した。「馬鹿な…!?」(無駄なことだ…所詮人では我を倒すことはできない…)桜が再び舞う。すると幸司の全身から血が吹き出し、斬り裂かれたようにその胸元がばっくりと開いた。全身の血が彼岸花のように吹き出し、幸司は自身の血流の中で嗚咽を洩らしうめいた。「てめぇ…人間か?いくら平将門とは言え…只の
あいじ さん作 [554] -
瞳の記憶
『あなたはダレ?』視界の向こうに3人家族の親子の姿が見える。....いや、正確には意識の向こうに浮かび上がる景色だ。その景色はぼやけていて、彼女たちが誰なのか分からない。ただ、彼女たちは幸せそうにいつも一緒だった。......こんな風に目に見えないはずのものが見え始めたのは小学校4年生の春。私は大きな交通事故に遭い、奇跡的にも一命は取り留めたが事故のときに眼球を強く打ったらしく、左眼だけを失明し
Sho@ さん作 [488] -
MURASAME
平将門?周辺は既に悪鬼の巣窟なりつつある帝都東京は暗黒に包まれ全ての機能を無に還されている。どの家もビルも明かりや人の気配はなく、まるで廃虚のように静まり返っている。 そう 人々は知っているのだ。 かつて人間は暗闇の下、妖しのもののけ達ともに息を潜め生きていたと云うことを。知識ではなく、本能で。それは脈々と受け継がれてきたのだ。幸司は絶句した。将門塚のある大手町は人の住めない魔界と化していた。全
あいじ さん作 [492] -
フィリア3
美紅が、一人暮らしをしている“本当の理由”父親の通夜の夜…。今日が終わったら…この美しい死体の父親と…お別れ……?そんなの嫌…。美紅は、ジッと父を見つめて、そう思った。明日には、灰になってしまう?…この美しい芸術作品が…?それを考えただけで、美紅の頬をつっーっと涙が伝う…。きっと、周囲の親族は“悲しくて泣いているんだろう…”と思ったに違いない。実際、美紅は“哀しかった”…父が死んだ事、では無くて
紫幸 燈子 さん作 [631] -
地獄絵図2
一日目「あと九日……。」陽一はため息をついて歩き出した。歩き続けていたら、目の前に白い点が遠くに見えて来た。回りが真っ暗なのでより目立つ。その白い点は少しずつ近ずいてきた。それは高く高く闇にそびえ立つ白い大きな壁だった。「ん?」陽一は壁に貼られた漆黒色の貼紙を見つけた。内容は…………‥‥。『この空間の秩序、掟を詳しく記します。この空間では一日中眠らず食わず飲まずでも、飢えて死ぬ事などは一
ORA様 さん作 [686] -
フィリア2
午後の授業中、美紅はずっと上の空だった。先程の【初恋】を思い出していたから…。ぼんやりと虚ろな感じで、美紅は窓の風景を眺めた…そして…まだ鮮明に残っている…愛おしい“父親の亡骸”を頭の中に蘇らせる…。また、背筋がゾクッと鳴る。怖いから、鳴るのではない…。コレは…快感だ…。美紅は、頬を赤らめる。桜色の唇を噛み締め…はぁっ…と甘い吐息をもらした…。“もう一度…見てみたい…。”最近、そんな事を思う様に
紫幸 燈子 さん作 [590] -
フィリア
「美紅の初恋の相手って、誰?」「うぇっ?!」ある昼下がり…教室で、机を合わせながら、お昼ご飯を食べていたら…親友の晶(ヒカリ)が、突拍子もなく、そんな事を言い出して思わず声が裏返ってしまった。その返答が面白かったのか、晶は、声を出して笑う。「…で?美紅の初恋の〜相手は誰かなぁ〜?」顔だけを、美紅に近付け…如何にも楽し気に問詰めてきた。美紅は、頬をピンク色に染め…小さく答えた。「……お父さん……。
紫幸 燈子 さん作 [774] -
キノコ
去年の夏休みのことである。僕が友達四人と一緒にキャンプに出かけたあの日の話しです。キャンプ場についた僕たちは一人一人分担して夕飯の用意をする事になった。僕は火をおこすために近くの森の中に行き木を拾いに行く役目になった。森の中は虫が多くちょっと気味悪い感じがしたが僕は落ちてる枝を拾うのに夢中になりそんなことすら忘れてたその時僕は崖があることにきずかず転落してしまった。だか、膝にかすり傷が残っただけ
ぁす さん作 [643]