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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • ポストマン 五

    青年は震えが止まらない。そして、次は自分ではないかという恐怖に苛まれた。その日の深夜だった。青年が寝付けないでいると(トントン、トントン)ドアをノックする音が…まさかとドアに近づくと…そのまさかだった。「手紙 …手紙…。」女性の、聞き覚えのある優しい声がした。しかし今の青年に、思いやる余裕は無かった。「ハガキは渡せない…もう、あなたには会えません…成仏してください…頼みます…頼みます!」その場に
    COCORO さん作 [541]
  • ポストマン 四

    手紙を読み終わった青年に困惑は無かった。むしろ、女性の気持ちを想うとまた胸が詰まった。「もう一つ、見ていただきたい物があるんです。」そう言うと娘は、輪ゴムでとめた分厚いハガキの束を二つ差し出した。「母の書斎にありました。手紙と一緒に…母は、そのハガキの入った机の引き出しに手を掛けたまま…。」青年は不思議に思った。片方の束のハガキには、宛ては有るが消印が無い、裏を見ると白紙だった。「あなたに逢いた
    COCORO さん作 [490]
  • 処刑生徒会長第四話

    西暦20хх年―\r日本はかつての大国としての面影を失い人心は荒廃を極めていたイジメで従姉妹を失い復讐の鬼と化した梅城ケンヤはZ区立第三中学校に入学生徒会長に就任し絶対権力の下、イジメグループの処刑を断行するそして従姉妹・ナツを自殺に追い込んだ一条フサエ達を巧みにおびき出し、遂に復讐を果たしたのだっただが、その前に大きく立ちはだかる強敵が現れる穏健派のリーダーにして私立K学院会長・九重モエだ一条
    まっかつ さん作 [853]
  • ポストマン 参

    翌朝、郵便局から女性の家に来てくれと電話があったと伝えられ、青年は急いで向かった。しかし、女性の出迎えは無かった。いつも迎入れてもらっていたので、チャイムを押すのは初めてである。玄関の戸が開くと、そこに現れたのは見知らぬ女性だった。「母がお世話になったそうで…ありがとうございました。」「娘…さん、でしたか。」「はい…親切な郵便屋さんによくしてもらってると、それはもう嬉しそうに言ってました。」「と
    COCORO さん作 [494]
  • 地獄絵図

    ――――――――――――――「キャャ――‐!」……………‥‥‥‥また一人死んで逝った。次は貴方です。その声に目を覚ました陽一が、2008人目の犠牲者になる悲運な男………‥。「なんで俺は此処に居るんだ?」辺りは暗闇で、何も、何も見えない…………。「母さん?父さん?皆どこに居るんだよ!」「キャャーーー!!!」若い女性が泣き叫び、もがき苦しむ声が暗闇に響き渡った。「何なんだよ!一体!!此処は何処だよ!
    ORA様 さん作 [854]
  • ポストマン 弐

    安岡が青年に、聞こうか聞くまいか迷っていたために少し沈黙が生まれたが、やがて安岡は切り出した。「よかったら…辞めた理由…聞かせてくれないかな。」「いいですけど…たぶん信じませんよ。」「信じるか信じないかは、聞いてから決める…うむ。」「フフ…わかりました。」明るく振る舞おうとする安岡に、根負けして青年は語り始めた。青年の話によるところ青年は、隣町の人々に随分と可愛いがられていて、人気者の郵便配達員
    COCORO さん作 [557]
  • MURASAME

    平将門?「いてて…」「これ、しっかりせんかい!」先程の波動で吹き飛ばされた瓦礫の山から大光明と竜助が顔をだした。どうやら一緒に吹き飛ばされてしまったらしい。二人とも顔が煤け、全身に小さな傷がつけられていた。「あの馬鹿めが…儂を置いて走り出すとは何事か!」「誰ですか?」しかし竜助の問いに答えるより速く、烈光の如き輝きと漆黒の波動が辺りに狭軌を描いた。「なんじゃ!?」大光明が見上げる先には光の柱が天
    あいじ さん作 [582]
  • ポストマン 壱

    安岡は、やり手の商社マンだ。その日も商談の為、東北のとある温泉郷に来ていた。出張は翌日まで予定されていたが、なんと夕方までに商談を成立させてしまうと、 取引先の薦めもあり、夜は温泉宿に泊まることにした。疲れを流した安岡は、この小さな温泉街を探索しようと思い付き、ついでに飲み屋を探した。狭くうねった石畳の路地を下って行くと、少し開けた場所に出て、一軒のBARに突き当たった。どうやら蔵を改装したらし
    COCORO さん作 [668]
  • 大人への進化 ジェネレイター?

    ばかばかしいそんな話信じるわけがないじゃないか。山田「活性化したら、空飛べたりできたりするんですか?」ちょっと茶化してみた髭「…活性化後は、お前次第だ。」山田「?」髭「人それぞれ特化したものがある、そこを我々がのばすだけだ。」山田「は、はぁ…」話していると、不思議と恐怖心はなくなっていた。山田「そうだ!あの、僕はなんで気絶したんでしょう?」髭「ジェネレイターは、政府から担当の者を指定されてから一
    Hige さん作 [415]
  • 歎き声〜問題〜

    私は手紙を読み終え、肩の力が抜けた。この騒ぎを止めるには、親友を殺さなければならないのだ。でなければ、悪夢はまた人を喰らう・・・。何故、悪夢は人を喰うのか、何故、狙われた相手が私の親友なのか、そもそも『痛みの闇』とは?そして、悪夢の正体は?私の前に突き付けられた問題。それを考える内に、突然眠気が襲って来た。私はまた悪夢にうなされると思い、その眠気と闘ったが、気が抜け、眠りに就いてしまった。
    みあ さん作 [515]
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