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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 処刑生徒会長第二話・17

    イジメグループ達は、立ったまま、あるいは這いつくばったまま、お互いを見合わせた。この中で最後に生き残ったヤツだけが救われる―\rそう自覚すると、三者三様に巡らされた思惑と打算とが見えぬ火花となって激しく交錯した。何よりも、一番凄まじかったのは、生き残りたいと言う執念だった。そんな連中に、残酷な喜びにはち切れんばかりの目線と言葉を梅城ケンヤは投げ付けた。『弱肉強食―なんだろう?だからイジメてライバ
    まっかつ さん作 [841]
  • 処刑生徒会長第二話・16

    得意がる一条フサエに逆上して、梅城ケンヤは熱線銃をぶっ放したりはしなかった。代わりに演壇の内側をまさぐって、彼は1つの黒いファイルを投げ付けた。『これを見たまえ―このファイルを』足元に落ちたそれを拾うフサエに、ケンヤは再び銃を構えながら、『君の父親がどれだけ力があろうとも、地位が高かろうとも、官界も教育界もだから一枚岩と言う訳じゃない。増してや強過ぎる力は敵意や反感の源ともなる!』汚職・不祥事・
    まっかつ さん作 [968]
  • 殺し合いごっこ‐まとめて用語解説

    オニ…人の血、肉を食らう化け物。 皮膚はウロコの様な物に覆われて硬く、弾丸すら通さない者もいる。自然治癒力が高く傷付いても直ぐに再生するが脳や内蔵に修復不能なダメージを与えるか大量出血で死に至る。形状は人型から獣型まで多種。共通の特徴として角が生えている。 生殖能力が無い変わりに『毒』と呼ばれる特殊な細胞が含まれた液を他の生命体へと傷口などから侵入させて宿主の体に寄生して宿主の細胞そのものを破壊
    龍角 さん作 [738]
  • 東武心霊探偵事務所〜闇をうむ花の、種子〜

    朝、彼女は結婚記念日を楽しみにしていた。優しく、美しい妻だった。怒るということはしなかったが、たまにむくれる白い桃のような頬が少女のように見せた玄関で「秀さんの好きなものたくさん作るわね」と笑顔で言っていた。だから、彼女が大好きな芍薬の花を手に帰宅した。だが帰ってみれば、いきなり服従をかけられ、見上げると彩乃は違う男に抱き締められていた。抱きしめていた男。古賀が勝ち誇った、歪んだ笑みを唇に浮かべ
    睦月 さん作 [451]
  • 処刑生徒会長第二話・15

    村上シンジは泣き叫びながら、床をころげ回る。辺りには凄まじい焦げた臭気が漂い、周囲の風紀委員達はみな鼻を押さえ顔を背けた。焼き払われたなんて物じゃない。村上シンジの片足は、一瞬で蒸発していたのだ!『ひぃぃぃぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ俺の…俺の足がぁぁぁぁぁぁ』感覚のなくなった空間に両手をかざしながら、村上シンジは完全に気が狂っていた。梅城ケンヤの片手には、米軍から仕入れたマイクロウェーブ収束銃(熱線
    まっかつ さん作 [867]
  • 処刑生徒会長第二話・14

    風紀委員達の構えた自動小銃の檻に完全に囚われてしまったイジメグループの頭上で照明が点灯し―\r明るくなった体育館の左右の観覧席には、一群の人々がこちらを見下ろしている姿があった。老若男女はみな一様に、梅城ケンヤと同じ目線をこちらに向けて来る。怒りと憎しみと復讐心に満たされた突き刺す様な目付きだ。『彼らが分かるかね、彼らが?』演壇から悠然と、梅城ケンヤは三人に語りかける。『君達は彼らにも縁がある―
    まっかつ さん作 [817]
  • 処刑生徒会長第二話・13

    立ち上がりながら梅城ケンヤは自分の携帯を取り出し、いじってみた。―駄目だ。―やはり動かない。―そろそろ寿命だったからなあ。―ふっ。―大事な計画の実行を前にして、俺も案外抜けてるな。自分の迂濶さに苦笑してから、『風紀委員長―体育館に向かう前に最終報告を聞こう』赤木マモルは会長の机の前に立ち、『現在我が委員会32名が校内を固めております。他に10名が周囲をパトロール中―全ては予定通りです』『予定通り
    まっかつ さん作 [873]
  • 花子さんの殺人第?章〜成仏[最終回]〜

    気が付くと花子は、大粒の涙を流していた。『ほ、本当は、う、噂を流して誰かに私の存在を…知ってほしかった…友達が欲しかった…で、でも…いつも気が付くと…人を殺してた……自分でも分からないまま…殺してた……』そして、花子の口から出た言葉は……………『成仏したい……………成仏して楽になりたい…私………成仏……………………………………………………………………………………………………………………出来る?』
    ミルク さん作 [601]
  • MURASAME

    平将門?鎧武者は腹に突き刺さった羅候を引き抜くと腰に携えていた刀に手を掛けた。鎧武者が刀に手が届くよりも速く、幸司は駆け出すと鎧武者の体を蹴りつけ跳ね飛ばした。「お前が将門か。何がしたいんだか全くわからんが、とにかく東京都民の迷惑だ今すぐやめろ」落ちていた羅候を突きつけ幸司は将門と思われる鎧武者に燦然と言い放った。「む…村雨先輩」「竜助、ちょっとそこで休んでろ。今俺が片付ける…」幸司は羅候を構え
    あいじ さん作 [594]
  • 花子さんの殺人第?章〜結界〜

    「くっ……」梓は、除霊用の札で必死に頭上にかざしていた。その横には、光輝がいた……。「梓………大丈夫か?」「え…………えぇ…それより…光輝は、絶対ここから出ないで!!光輝は、霊に取り付かれやすいから……」「………あぁ。初めて会った時も…助けられたんだよな……」「えぇ…」梓に笑顔が戻った。しかし!!その時、梓の顔が強張った……。「!!」『かーごめかーごめかーごのなーかのとーりぃはいーついーつでーあ
    ミルク さん作 [566]
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