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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐30
振り下ろされた爪は力無く空を掻いた。そして勇は恐る恐る目を開けるとそこには佳奈美の腕が突き刺さったオニの頭があった。「佳奈美…?」「………」勇は目の前の光景に困惑しながらも佳奈美に問い掛けたが無表情のまま何の反応も無い。佳奈美はオニの頭から手をズボッと引っこ抜いた。手にはぐちゃぐちゃになった脳味噌が握られていた。そして何故か周りのオニ達はまるで佳奈美に怯える様に固まって動かなくなっていた。「お前
龍角 さん作 [677] -
処刑生徒会長15
イジメや不登校のない学校のために、一緒に頑張りましょう―\r集会場で九重モエはそう言って手を差し出し―\r梅城ケンヤはそれを握り返すしかなかった。だから二人は共に改革を誓い合った同志と言う事になる。少なくとも先方はそう考えている。だから厄介なのだ。厄介なのだが、今更掌を反す分けにもいかない。それを良い事に、と言う分けでもないのだろうが、こうして九重モエはちょくちょく連絡を取っては、【善意に満ちた
まっかつ さん作 [1,184] -
処刑生徒会長14
いかにも純粋培養された天然ボケ・典型的お嬢様―\r九重モエに与えられたそんなイメージの恐らく半分は正解だ。だが―\r『いつかはそうしたいと―思ってるよ』彼女に対する時、梅城ケンヤはどうしても歯切れが悪くなってしまう。『とにかく、いますぐ止める分けには行かない。仮にそうしてもまたイジメグループはつけあがる』《梅城会長は【目には目を】で全てが解決すると本当にお考えなのですか?》モニターの中で真っ赤な
まっかつ さん作 [1,153] -
東武心霊探偵事務所〜暗闇を生む花〜
武藤は杏飴をしゃぶりながら、境内の階段からお祭りを物思いに沈みながら、ぼんやり眺めていた。隣にはこの土地の神様たちが賑やかに酒宴をしているいつもならそれに交ざり、愉快に飲みあうのに、今日は違った。足元のラムネのビンをふと眺め、ため息をついた。(やっぱ引き受けるべきだったかな?)彼は昨日行ってきた、後輩の教え子のことを思い出していた。 回想。 やっぱり寒い。 大学に到着し、管理員らしき年配の男性に
睦月 さん作 [429] -
花子さんの殺人第?章〜過去〜
私は、十年前自殺した。女子トイレの右から三番目のトイレで手首を切った…。私は、小学校入学して数カ月たったとき、花子には、不思議な力があって、全校生徒から気味悪がられて虐めを受けていた。ものを隠されたり、シカトを受けていた…。学校のどこにも花子の気の休まるところはなかった。あの日もそうだった…。 ***「みんなぁ〜宇宙人が来たよ!!挨拶しなきゃあ〜〜」ある女子生徒が言うと、みんないっ
ミルク さん作 [610] -
処刑生徒会長13
港リリアが退出して間もなく、机上に置かれたノートパソコンに通信が入った。連絡主の名前を確認して、梅城ケンヤは少し嫌そうな顔をした。だが、同時に出ない分けにもいかないのも分かっていた。《梅城会長!また処刑されたんですって!?》写し出された画面で腕を組み、早速相手は噛みついて来た。《これで何人目です!?幾ら改革の為とは言え、このペースじゃあ貴方の卒業までに生徒は全員死んでますよ!?》『九重会長―今俺
まっかつ さん作 [977] -
処刑生徒会長12
梅城ケンヤはふと思い付いた。―そうだ。ナツを死なせたイジメグループに正義の鉄槌を下す良い手を思い付いたぞ。梅城ケンヤは副会長に尋ねた。『そうそう…間もなく我が校のサマーフェスティバルだね』『ええ、もうすぐ一学期終了ですから』Z区立第三中学校恒例のそれは学園祭だった。―そうだ。それを使おう。一任期、本選挙のある二学期十一月までかかるかと思っていたが、案外早くに決着が付きそうだ。多少無理をする事にな
まっかつ さん作 [963] -
花子さんの殺人第?章〜逃げ回る〜
梓と光輝、伸二と愛美、そして、竜也はそれぞれ逃げ回った。真里の死体をトイレに残したまま…………。五人は、悲しみと恐怖でいっぱいだった………。 *竜也*「ハァハァ………こ、ここまで来れば……。」竜也が隠れた場所は、理科室だった。理科室の棚の中に隠れることにした。「(小声)ここなら見つからないだろう…」そう思ったその時!どこからともなく歌が聞こえてきた。『かーごめ、かーごめ、かーごのなー
ミルク さん作 [662] -
処刑生徒会長11
翌日―\r早めに登校していた梅城ケンヤは会長室で朝食を取っていた。そこへ―\rコンコンノックの後にドアが開くと―\r『私です。会長』一人の女子生徒が入って来た。そして、ご飯に味噌汁、鮭の切身、納豆にお茶と言う実にオーソドックスな和食が広げられている机の前に進むと―\r『これは、お食事中でしたか―申し訳ありません』彼女はそう気を使って見せた。『ああ、いや構わんよ。あいにく君の分は用意してなかったが
まっかつ さん作 [1,241] -
処刑生徒会長10
―こいつらは、こいつらは。楽しんでいたんだ。梅城ケンヤは窓枠を力一杯把んで沸き上がる激情を必死に隠した。有権者達の前で本心を暴露する分けにも行くまい。今は、まだ。一般生徒達はイジメとは無関係を装う事で、絶対に責められない立場にある。だが、実はイジメを産みだし、助長してるのはこいつらだ。イジメグループの影に隠れて、イジメのターゲットをなぶり物にするゲームを楽しんでいるのは、今ここにいる善人面したこ
まっかつ さん作 [1,095]