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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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MURASAME
平将門?旧日本軍人達の凶刃が竜助を捉えた。その攻撃は凄まじく竜助の体を後ろに下げさせた。「…マズい…」竜助が離れると軍人達の動きが止まった。彼らは竜助に近づこうとせずただ彼の周りを回るだけだった。「…なん…だ?」竜助が不意に後ろを見る。そこにはハチ公像が立っていた。ハチ公像は奇妙な光を発しながら、その軍人達を睨みつけていた。「…二…二…六」「……二・二……ろく…」ハチ公像を前にして軍人達から呟き
あいじ さん作 [555] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐27
同時刻横浜の本部。コンコン…「失礼します。」ドアの向こうからは隼の声が聞こえて来た。「隼か。入れ。」神谷がそう言うと隼は何やら思い詰めた表情で局長室へと入って来た。「あれだけ申したのに…何故勇くんを佳奈美さんと一緒にさせたのですか…?」「なんだ?何か文句でもあるのか?鬼神にお前のお気に入りが独り占めされて満足か?」「からかうのは止めて下さい。こっちは真剣なんです。何故佳奈美さんと同じ香りがする勇
龍角 さん作 [617] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐26
※佳奈美視点です。人間じゃない。その言葉を聞いて私の心の中の鎖が全て外れてしまった。そうだ…私は人間じゃない…化け物なんだ…ためらいはなかった。そしてあの女の意思では無く自らの意思で死体の首筋に噛み付いた。本部でも血は飲んでいたが直で飲むのはこれが2回目だ。1回目はあの女の意思で殺して飲んだが、今回は完全に自分の意思だ。生で飲む血はコップで飲む血より甘く、血を吸う感触が堪らなく気持ち良く感じた。
龍角 さん作 [595] -
処刑生徒会長
西暦20хх年―\r増え続けるイジメ問題に手を焼く日本で、ある画期的な法案が可決された。『学校内司法自治全権委任法』―\rこれは、端的に言えば、学校に警察権を与え、その内部で起こったトラブルを自由に処断してよろしいと言う内容で、更に裁判から刑の執行まで、全てが学校側に委任され、それには死刑まで含まれた。そう、死刑だ。その権限を与えられたのは、教師ではなく生徒会長だった。選挙によって民主的に選ばれ
まっかつ さん作 [2,010] -
怪〜KAI〜
座敷わらし?「どうも…遠い所からよくいらっしゃいました」女将はそう言うと丁寧に頭を下げた。結局由良と弥生子の二人がその旅館にたどり着くまでにかなりの時間を費やしてしまった。既に日は沈み、辺りは真っ暗になっていた。「いえ…僕達が道に迷っていただけですから…それより」由良はそこで話を切った。「この旅館…『澁澤宿』の話を聞かせてください」澁澤宿は今年で創業二百年になろうと云う老舗の旅館である。正確な年
あいじ さん作 [673] -
指切り?
「美琴はひどいよなぁ…3年前の約束も今日の約束も破って…」ぎり…美琴の腕を掴む手の力が強くなる…「約束したじゃん…ずっと一緒にいるよって…なぁ?俺が死んでも…ずっと一緒だろ?なのに…約束破ったじゃん…」「あ…」そういえばそんな約束したような気がする…引っ越しの前の日に…「嘘ついたら…針千本飲むんだよ?」そういって腕を掴んでない手を開く…おびただしい数の針が玄関に落ちる…「ほら…ちゃんと千本あるよ
雪ウサギ さん作 [722] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐25
「人間…じゃない…?わたしが…?」「人間じゃ……」佳奈美は放心状態でそう呟くと、さっきまでためらっていたのが嘘の様に死体の首筋に噛み付いて血を吸い始めた。ゴクン…甘い…ゴクン…おいしい…ゴクン…もっとゴクン…もっと…ゴクン…モット欲シイ…*『とうとう我慢が切れたか。』勇は佳奈美が血を飲む様子を静かに見ていた。『さてと…そろそろ出るとするか。』勇は森から出て血を吸う佳奈美に声をかけた。「いつまで吸
龍角 さん作 [628] -
指切り?
「いゃあっ!!」「美琴?どうしたの!?」母がお風呂場をのぞく「は…針…針がっっ!!」「?何処にも針なんてないわよ?」母は不信な顔をして辺りを見渡す。 美琴はもう一度床を見渡す…針など確かに一本もおちてない…「それより!今日は何処に行っていたの?」「悠司と…いた」と、小さな声で答える。 すると、母は眉をしかめて「何言ってんの?悠司君は3年前に亡くなったじゃない…」「え?」聞き間違えだと思った…けど
雪ウサギ さん作 [639] -
いじめっこからの逆襲
クラスに愛内(仮名)という不思議な少女がいた。 私達はその人の事をひどくいじめた。なぜなら、行動が怪しすぎ、そして不気味な表情だからだ。。。 私達は、その人がクラスに入ってきてはみんなで笑い、そして、こそこそ話をするのだ。 しかし、ある日、先生から ある連絡が入った。「愛内さんが学校にこれなくなりました。これなくなった原因はあなたたちです。」その日の放課後、私は先生に呼ばれ、愛内さんに謝るよう
ハチベイ さん作 [979] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐24
「嫌だょ…そんなの…」『食事だなんて…人間をまるで食べ物みたいに扱って…』生きる為には殺さなければならない。人間を佳奈美は俯いていた顔を上げてゆっくりと視線を死体へと向けた。しかし数秒見ただけで目を逸らしてしまった。そして佳奈美の腹の音が鳴った。更に追い討ちをかける様に鋭い頭痛が佳奈美を襲う。いくら精神が拒絶しようとも体は血を求めていた。*『さて…この行動が吉と出るか凶と出るかだな…』勇は森の中
龍角 さん作 [707]