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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

  • 目眩の中の世界 2nd

    そいつは人じゃなかった。「リュウ…イチ?」そいつはさっきまで僕と話していたリュウイチだった。いや違う。リュウイチの皮を被ったマネキン…とでもいう方が正しいのだろうか。それは遠くからでも確実にわかった。僕は気味が悪くなり、そこから逃げ出そうとしたが、僕はこの異常な事態−といってもこの世界がもう既に異常なのだが−を放っておくわけにはいかなかった。僕はそのマネキンをもっと近くで見る為にそいつの方へ向か
    さん作 [492]
  • 座敷少女〜十ノ話〜

    全身に悪寒が走り本能が警鐘を鳴らした。この声の主は危険だと、得体の知れない恐怖に反応して体はガクガクと震えている。そして10年前のあの日の光景がフラッシュバックする。『嫌ぁあぁあぁぁ!!!』母親の泣き叫ぶ声。(やめろ)『言いなさい…さもないと…』『がぁっ…あっあぁ!!やめぇ…』父親が苦しむ悲痛の呻き声。((やめろ!))腹と胸を刺され内蔵が飛び出している母親と首が180度回転している父親の死体。(
    Ryu さん作 [432]
  • 座敷少女〜九ノ話〜

    何も変わってはいなかった畳の匂いも冬の山河を描いた水墨画の掛け軸も歴史を感じさせる古木を使ったテーブルも敬介の目の前には10年前、両親が殺された部屋が10年前と全く変わってない状態で存在している。(まさか1あの日と全く同じ部屋になるとはな…)敬介は先程ロビーでチェックインを済ませ旅館の離れにあるこの『鶴の間』へとやって来た。敬介はボストンバックを置き畳に腰を下ろした。(そーいえば今何時だったけ?
    Ryu さん作 [391]
  • 目眩の中の世界

    僕の名前はサトシ。地元の大学に通う3年生だ。今日もまたいつもの様にウルサイ目覚まし時計に起こされ、いつもの様につまらない授業が終わり、またいつもの様に家路につくためバスを待っていた。と、その時向こう側から笑顔で僕の方へ近づいてくる人影が目に入った。「サトシ−!」そう言って向こう側から近づいてくるのは僕の数少ない友達の一人、リュウイチだ。「リュウイチ、久しぶり」リュウイチとは授業が違うから会うこと
    さん作 [594]
  • 雨の日の訪問者?

    あつしの首には。真新しい引っかき傷がついていた。先輩?!どうしたんですか!!・・・・いや。なんでもないよ。自分でもまだ信じられないのだから、あつしには何も言う気にはなれなかった。オレはまだ止みそうもない雨と無差別なあの女の怨みの念は何か関わり合いがあるのではないかと思ったが、もはやこれ以上首を突っ込む気にはなれなかった。ただ一つオレが言えることは、このアパートとあの女は関わり合いがあるのではない
    Lime さん作 [756]
  • 雨の日の訪問者?

    少しだけ早くオレの手を女が伸ばした青白い腕が掴んでいた。あなたがぁ・・・殺したんですねぇ・・・?ググググッ首を右に曲げてこちらの顔を覗き込んだ女の目は焦点があっていなかった。ニィ。真っ青な唇に笑みを浮かべハッキリと同じ言葉を女は口にした。ドウシテコロシタノ?ドウシテコロシタノ?ドウシテコロシタノ?ドウシテコロシタノ?知らない!!何なんだよこの女は!!オレは何もやっていない!関係な
    Lime さん作 [718]
  • 雨の日の訪問者?

    鍵をあける。あんたさっきからしつこいって!!いい加減にしろ!女はそこにはいなかった。大きな水溜まりが一つ出来ているだけで、女は忽然と姿を消していた。チッ。舌打ちしてドアを閉めようとしたその時。ピチャッピチャッ耳元で水滴の落ちる音がした。あんたさ!!視線を気配のするほうに向ける寸前で女はあの独特の口調でこう言った。あのぉー・・・ひろし君はぁ・・・あなたが殺したんですかぁ・・・?え・・・・?何だって
    Lime さん作 [723]
  • 雨の日の訪問者?

    インターホンを切ろうとする間際にも、女はまだ何かを言ったように思われた。でも、もう関わる気にはなれなかった。不気味な女だったなと思いながら作業の続きにとりかかるとまたインターホンが鳴った。またか。ため息が出た。後輩かもしれないがあの女かもしれない。正直またあの女だったら面倒だな。そう思って今度は玄関口の覗き穴を見ることにした。静かにそこまで行って覗いてみる。そこにいたのは女だった。クソッしつけー
    Lime さん作 [762]
  • 雨の日の訪問者?

    ピンポーン。インターホンがなる。いくらなんでも、早すぎるよなと思いながら画面を見た。 するとそこにはやはり、後輩の姿はなく、代わりに一人の女が立っていた。うつむき加減で、こちらからは相手の顔がよく見えなかったが、女の長い黒髪からはポタポタと水が滴り落ちていた。傘を持っていなかったのだろうか、そんなことを思いながらインターホンをとる。はい。一応応えては見たが、やはり知り合いではないようだ。だがそれ
    Lime さん作 [738]
  • 雨の日の訪問者?

    雨の日に思い出すのは忘れられないあの恐怖。ザァー。引っ越して来たばかりの部屋で荷解きをしていると、怪しかった雲行きが本格的な雨に変わった。 なんだよ、この後友達呼んで飲もうと思ってたのに。こんな雨じゃ、誰も来ねぇな。仕方なく、期待していた友達の手伝いもなしに荷解きを続けることになったオレは、チラッと時計を見た。もう7時か。腹も空いてきたし買い物でも行こうと思い立ち上がろうとした時、ベッドに置いて
    Lime さん作 [794]
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