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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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証明写真?
高木は単独で調べていてくれたのか。でも…神社と今回の件のつながりが分からない。【取りあえず高木に電話してみよう】僕は充電していた携帯を手に取り、高木に電話した。『………ただいま、電波の届かない場所に…』留守電か。まだ帰って来てないのかな。もう一度かけなおしても留守番センターにつながるだけだった。「え〜っと、遠野だけどメール見たよ。あとで携帯に連絡してくれ。よろしく。」何度やっても、留守番電話は苦
夜野 灯 さん作 [672] -
証明写真?
気付くともう駅前まで来ていた。「優ちゃんはどっち方面?」「私はA市の方です」「そっかぁ。じゃぁ、逆方向だね。…優ちゃん…。」僕は一瞬、「送っていこうか?」と言葉が出掛かった。でも…理沙の事もあり、言葉を飲み込んだ。「なんですか?」まだ目を真っ赤にさせ潤んだままの優が答えた。「あっ。気をつけて帰ってね。」「はい。また連絡しますね。じゃあ、また」「うん。またね。」僕は改札の前で優を見送った。今の僕に
夜野 灯 さん作 [628] -
MURASAME
鬼門?幸司の手が震え、構えた羅喉を取り落としそうになった。幸司は自分の目の前の光景が信じられなかった。「幸司…」可王は静かに呟くと小鉄の刀身を鬼門から引き抜いた。「師匠…教えて下さい…一体何が起こってるんですか?」自分の足下に倒れこんで今にも息絶えてしまいそうな蔵王丸の姿が幸司の視界に入った。そして、すぐ前には自分を育てた懐かしい顔がある。何年も前に離れたはずの自分の師…。目に写る何もかもが夢幻
あいじ さん作 [476] -
いつまでも響くmelody
私、山谷梨香。結構霊感が強い。今日友達三人、男子三人で学校の中を肝試しをしようという事になり、夕方6時に学校で待っていた。皆そろい、中に入って音楽室の近くで喋っていた。5分位経って私は何かが近くに来ているようなきがした。「ね、ね?。やっぱりやめよう?」「え?。じゃあ一人で帰れば??」足音が聞こえた。・・・コツコツ・・・皆固まった。小さな声で「梨香の言う通りだね。」「非常階段を使って出よう。」「あ
涼宮遥望(涼宮可鈴の妹) さん作 [577] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐17
誠は魚港の近くの一件の錆びれた居酒屋へと入って行った。「親父さん。血を一本頼む。」カウンターの年老いた男はヘイと返事をすると、ラベルに『珍味スッポンの生き血』と書かれたビンとワイングラスを持って来た。「仕事は終わったのか?」「当たり前だ。早く終わり過ぎて時間が余っちまってな。」そう余裕の表情で言うと誠はワイングラスに生き血を注いで一気飲みした。「『統一戦線』の奴等も大胆に動いたみたいだな。一昨日
龍角 さん作 [784] -
夕暮れの日に〜機械の町 その5〜
「その旅人が、僕らなんですか?」 男が頷いた直後「ギャァァァアア」向かいの建物から聞こえる、女の悲鳴。 「残りは、貴方ひとりですよ。」ただ淡々と、言葉を発する。同情なんて できるはずがない。 もしかすると自分が、こうならない保証なんてどこにも無いのだから。男の言葉を待つことなく。僕は刀を振るった。 キィンッ落ちる銃芯。 「どこにでも行ってください。」踵をかえし、部屋を後にする。カチンッ あたり
グレイブ さん作 [286] -
MURASAME
鬼門?「不動明王印…全ての穢れを祓う浄化の炎か…」可王は周りに広がる炎を見て嘲笑した。蔵王丸の顔に冷や汗が流れる。「もう一度聞きます…一体何の目的で鬼門を狙うのですか?」「それを知りたいのならかかってくるがいい」可王が刃を一振りすると凄まじい剣風が巻き起こり、周辺の炎を掻き消した。蔵王丸は飛び出すと再び懐から呪符を取り出し印を結ぶと叫んだ。「雷帝神インドラ招来!」天空に雷鳴が唸る。雷は幾重の束と
あいじ さん作 [481] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐16
その質問に誠と呼ばれた青年は冷たく笑って答えた。「タイプじゃないから。以上。」両者の瞳が緑色に染まり、鈍い金属音が鳴り響いた。黒い刃を赤い腕がガードする。そして男はストレートを食らわせようとしたが拳は空を掻く。誠は瞬間移動して背後から男に切り掛かる。しかし男はしゃがんで嶄撃を避けて立ち上がりながら誠にアッパーを食らわした。誠は5メートル程空中に殴り飛ばされた。男は跳び上がり、誠の首を掴んだ。誠の
龍角 さん作 [666] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐15
昨晩降っていた雪は未明に雨へと変わり雪は跡形も無く消えている。その雨すら今は止み、雲の切れ目から朝日がこぼれ、皆を平等に照らしている。関東地方に雪を振らせた南岸低気圧の影響で波は高くサーファー達が求める様な波が次々と押し寄せては引き、その繰り返しがいつまでも続いている。千葉県南房総市和田浦。この海岸はサーファー達の間でも人気の高い海岸で一年中サーファー達で賑わう海岸…というのは現世での話でここは
龍角 さん作 [685] -
無責任万万歳!(7)
「実は、その道庁職員は道内出身者ではなく東京都出身だったんだ。そして、当の本人は魚嫌いなんだ。奴は少年の母に対して親切心から適当に焼き魚定食を勧め、母を魚好きにさせた。それがテロを起こすとは思いもよらなかっただろうがな。ともかく奴の無責任な発言によってテロは起きたんだ、俺等もそう確信したよ。そして奴を逮捕した」僕は口をあんぐりさせていた。それは結果的には悪い方へ繋がったのだろうが、別に道庁職員の
ギトー さん作 [287]