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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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閉ざされた扉
男は山道を歩いていた。茶色い鞄を手に、一丁の猟銃を肩に提げて。…といっても、猟をしにきたわけではない。決着につけに来たのだ。この先の山小屋に潜む殺人鬼。俗にいう『首裂きウィニー』を捕らえるために。もう何人もの村人が、彼の餌食になっていた。村の村長も、そして男の愛する婚約者も…。「まっていろよ、殺人鬼め。」焦る気持ちを遮るように、足元に絡まる蔦が邪魔をする。忌々しげにそれを振り払いながら、男はたど
三毛乱次郎 さん作 [889] -
絶対に見てはいけないメール
チロリロリーン♪不吉なメールが届いた。内容は…件名ごめんなさい!!何かヤバイから送った!!!!本文 ┏━━┓ ┣┳┳┫ ┣┻┻┫ ┗━━┛↑の記号は、呪いの記号です♪何でこんなメールを送ったかというと私は、死んでいるんだけど、憎い相手がいるから、まだ、あの世には、行けない。それを貴方に知ってほしいの♪だって、あなたがその相手だから♪
マンコ チンコ さん作 [1,567] -
終わらない…
おかしいなこんなハズじゃなかったそんな事を考えながら目の前の階段を上っていく。最上階にたどり着くと重たい扉を開けて屋上へと足を進めた。月もない闇夜ゆっくりと端まで歩く。金網に指をかけてフェンスを乗り越えると、不安定な身体をフェンスに預けながら下から吹き上がる強い風を受ける。何もかも終らせたいその思いだけが自分を支配していた。見渡す景色は闇十字架の様に両手を広げて静かに闇へと飛び込んだ。身体は加速
オレンジ さん作 [944] -
赤い薔薇に誓いを立てて†?
「いいいいっ今笑い声がぁぁぁぁ!!!!」ガクンと腰が下におり情けなく少女は先の見えない暗闇を指さした。「は・・・・はぁ!?なっさけねぇなっ!!」勿論かっこよくいったつもりだった が足は少女以上に震えている。「翔ちゃん・・・・怖いの?」立場が逆転した少女は大丈夫といわんばかりに髪をそっと撫でる。「なっ・・何すんだよっ。」真っ赤で言われても説得力というなの根性が欠けているが、先に進むために伸せた手を
りん? さん作 [586] -
マネキン人形
マネキン人形は、いつも思っていた。デパートの服飾売り場に立ちながら、…なぜ私は、動けないんだろう。姿かたちは皆なと一緒なのに、なぜ喋れないんだろうと…。「人間になりたい。」しかしその叫び声は、誰にも届かず、やがてデパートは不況のあおりを受けて倒産する。…ゴミ捨て場に打ち棄てられた、マネキン人形。その近くへ、一人のホームレスの男がやってきた。「人間になりたい。」「え?。」彼は驚いて見回したが、周り
三毛乱次郎 さん作 [1,075] -
雨の日 1日目
あなたは知っていますか?雨の日にある事件が毎回起こることを…。ちひろ「うわー雨だ…!!傘持ってきた?」爽歌「うん…!」ちひろ「だよねー!!うちも!!」ざわざわ ざわざわ爽歌「ちひろちゃん…騒がしいよ…?」ちひろ「なんだろうね、あ…彩加がいるから、聞いてみる。」爽歌「うん…」ちひろ「彩加どうしたの?」彩加が恐がりそうに言う。彩加「南紀(なみき)が…森川くんに…」指をさした、指のさした先には南紀が森
うさちゃん さん作 [653] -
赤い薔薇に誓いを立てて†
4月4日 日曜日深夜0時短い針と長い針が交差して 低い音が広い屋敷に響き出した。「赤ばら気高く夜を見て♪ 茨を這わせて身へ潜む♪ 今夜のディナーはどちら様♪心が 弱まり ここへ来る ♭ 赤い心臓食い散らし赤薔薇潤ませ こ こ へ 誘いたまえ 」クスクス クスクス不気味な笑い声が人のいない古びた屋敷にこだました.そうここにいるのは一輪の人喰い薔薇だけ――――.《ガチャ「・・・・ねぇ
りん? さん作 [541] -
死人腹話術2
シィ男爵は人間ではない、彼らと同じ死人だ。(ねぇ、シィ男爵…腹話術者がいるよ?)「本当だぁ…。どうする?シィ男爵…。」すると、シィ男爵は高笑いをして『探す手間が省けました♪シオンは奴等を殺して来なさい♪』「シィ男爵、私が狩っていいの?」『もちろんです♪ラインは私と来なさい♪』(はい、シィ男爵…。)そう言ったラインが、叫びだした。(ギャハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!)シオンは走
己景&羝斗 さん作 [794] -
ある少年の日記
奇跡的にも、その日記帳だけがきれいに形を保っていた。日記帳の最後の数ページ、次のようなことが書かれていた……。5月 5日 水曜日今日はどしゃぶりの雨だった。台風らしい。ぼくの家は古いから、天井から雨水がたれてきて大変だった。こどもの日なのに、どこにも行けなくてつまらなかった。5月 6日 木曜日今日の朝、庭を見たら、ぼくよりも年上のみかんの木がたおれていた。きのうの台風のせいらしい。もう、みかん食
hiro さん作 [1,508] -
死人腹話術1
『さぁ、遊びましょう♪』太っていて髭が長い老人が笑い歩き始めた。そいつの名前は、シィ男爵…。その瞬間、後ろにいた死人が動きだした。「シィ男爵、今日は何を食べるの?人間?動物?僕は人間が良いな…。」一人の少女が言った。すると、シィ男爵は鋭い目付きで笑いだし『そうですね♪今日は、人間を食らいましょう♪』(ぼ、ぼ、僕も、人間が良い…)そう言った少年が、お腹を鳴らしてシィ男爵を見つめた。よく見ると、二人
己景&羝斗 さん作 [896]