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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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MURASAME
鬼門?蝋燭の炎がゆらゆらと揺れる。その僅かな光は周囲を照らし、暗闇に一筋の道を映し出した。幻燈斎の真言が静かに、そして厳かに響きわたる。鬼門封じの儀式は今の所順調のようだった。その様子を蔵王丸は静観していた。そして懐から懐中時計を出し、時間を確かめた。(まだ夜明けは遠い…今の所異常もないし、このまま無事に済んでくれるといいんだけど…)蔵王丸はまだ可王出現を知らなかった。僧兵達が本堂を出て既にかな
あいじ さん作 [522] -
踏切
それは、日常の事であり見慣れた電車からの光景だった。窓から外を眺め何気なく見ていると通過して行く踏切に眼がいく、一瞬だか俯き加減で立つ少女の姿が見えた。「ん?」少女の姿に疑問がよぎった。「待てよ…」踏切の音が微かに聞こえて来て、また一瞬で踏切を通過して行く時、疑問が解けた。俯き加減の少女が立っていたのだった。始めは気にならなかったのだが、通過して行く踏切に同じ少女が立っているのに気がついた。「な
坂本一義 さん作 [693] -
殺し合いごっこ‐LAST CHAPTER‐10
1月27日午前6時20分佳奈美は目を覚ました。佳奈美は気が付くと古い洋式の部屋のベットに寝かせられていた。しかもパジャマに着替えさせられている。佳奈美は何故、どうして自分がここにいるのか、そしてここに来るまでの記憶を思い出そうとした。覚えているのは、道路に広がる死体。佳奈美を睨む女の生首。女の血を吸う強烈な殺気を放つ紅い眼の青年。そしてその青年に抱き締められて優しく「安心しろ。」と言われた事…『
龍角 さん作 [778] -
タオル2
次の週の火曜は、その公園にいつもの女がいなかった。さすがにAにキレられたのが効いたかな?ってことでその日はみんな安心して、筋トレに励んだ。で、そろそろ学校戻るかって時に、ふと水道のほうを見たらAが顔を洗ってたんだけど、どこから現れたのか、あの女が横に立ってた。俺は心底ゾッとした。いきなり現れたことも怖かったけど、Aの横にあの女が立ってるってことは……。と、次の瞬間、その女が手に持ってたタオルをA
サイコ野郎 さん作 [705] -
タオル1
高校時代バスケ部で、部活はいつも体育館でやってたんだけど、火曜日はバレー部が全面使うため、体育館が使えなかった。それでバスケ部は、火曜日は体力作りのために、近所の公園までランニング→公園で筋トレ→学校までランニングっていうメニューでやってた。で、ある日を境に、俺らが公園に着くといつも変な女がいるようになった。なんか髪はボサボサで服も薄汚い感じ、焦点あってないような目で、ベンチに座ってブツブツ独り
サイコ野郎 さん作 [682] -
ノックアウト
ある昼間トイレに行こうと思って近くのコンビニにはいった。雑誌のコーナー通り抜けてトイレへ「こんこん」「・・・」「こんこん」「・・・」返事ないのに鍵かかってる。俺強引にドアノブガチャガチャした。・・・・開かない・・・誰か入っているんだろうと思い直しそいつが出てくるまで雑誌コーナーへ。、しばし立ち読み。雑誌コーナーには、4〜5名くらいいてトイレから一番。遠いところでどんな奴が出てくるのか。待ってた。
サイコ野郎 さん作 [686] -
証明写真?
携帯を手の取りメールを見てみると☆理沙☆『理沙ね。あの写真の撮り方分かったかも。本読んでたら浮かんできちゃった。もし出来たら遠野さんに教えてあげよ。』☆理沙☆『呪いとか信じてないけど、少し怖いかも。今、証明写真の前。今から撮りま〜す』☆理沙☆『無事終了〜♪理由は分からないけど、うまく行ったよ!あとは遠野さんにどうしてこんな風に取れるのか解明して貰わなきゃ。優が帰ってきたら見せるね。』☆理沙☆『大
夜野 灯 さん作 [610] -
証明写真?
色々と考えている間に、朝になってしまった。僕に連絡をくれたって事は、【証明写真】が絡んでいるのだろうか?あとは、優ちゃんから聞くしかない。僕はベッドに転がり目を閉じた。眠い訳じゃ無かったが、少しでも頭を冷静にしたかった。【コッコッ…ブッブ〜ピンポーン】周囲のあらゆる音を耳が拾いあげる。気持ちが高揚しているのか、神経が研ぎ澄まされている。カーテンから漏れる光もとても明るく感じる。【寝なきゃ。少しで
夜野 灯 さん作 [553] -
証明写真?
家に帰り、今日一日あった事を振り返った。全ては偶然なのかも知れない。でも…人が死んでいるのも事実。それも、不可解な死に方で。このまま、調査を続けていいのだろうか?。僕はタバコに火をつけ、再び日記に目を通した。【やっぱり…これだけじゃ分からない。彼の足跡を辿ってみるか。】タバコを消そうとした瞬間だった。【♪♪♪〜♪♪〜】携帯が鳴った。今の時間は、真夜中の1時13分。【こんな時間に誰だ?】携帯を手に
夜野 灯 さん作 [557] -
MURASAME
鬼門?「生憎だが俺は幸司と違ってロリコンじゃないんでね。とっとと失せな」けたたましく笑い続ける瑪瑙(めのう)を尻目に天馬が言った。「ふ〜ん小さいのは嫌いなんだ…」瑪瑙は首を傾げながら天馬に近づき、その顔を見つめた。「じゃぁ、これならどう?」瑪瑙の姿が闇に消える。天馬が周辺りを見回すがどこにも姿を確認することができない。闇の中に笑い声がこだました。「おちょくってもなんもでねぇぞ…出てきやがれ」天馬
あいじ さん作 [618]