トップページ >> ホラーの一覧
ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
-
狂愛を藁に込め
そこら辺の女子高生が頑張って編むマフラーよりもずっと ずっと思いのこもった 藁人形貴方のために作ったんだよ貴方のためだけに見て 綺麗な五寸釘少しも曲がってない綺麗な鉄色の五寸釘これで空にいけたらいいね私も頑張るよ貴方が 空にいけるよう貴方 言ってたもんねもう死んでしまいたい て私が 協力してあげる貴方を愛してるから ね貴方の言うことだもの私が聞かないはずないでしょう…?楽に 逝けたらいいねそこは
兼古 朝知 さん作 [714] -
誰にも渡さない
彼の背中に付けた私の爪痕が消えるまでに彼が、他の女性のところへ行ってしまう前に彼が、私のことを忘れてしまわないうちに彼を丸呑みするの…だって私は、蛇だから彼は永遠に私のモノになるのよ
VISIA さん作 [924] -
星の降る窓辺から
街のネオンがきらめく、夜半過ぎの交差点。『あいつ』が走り去るのを、私はマンションの窓辺から見ていた。きっともう、帰ってはこない。なぜなら…。ふと後ろを振り返って、ダブルベッドの上を見つめる。そこには、全身が血まみれた女が横たわっていた。まるでペンキをぶちまけたかのように、壁にまで飛び散っている赤い飛沫。余程苦しかったのか、そこには指の跡が手形となって残っていた。私は外に視線を戻すと、爪をガラスに
三毛乱次郎 さん作 [952] -
ボーナス
もうすぐクリスマス。 優は彼女が欲しいプラチナ製の「ネックレス買わなきゃ!ボーナス出たはずだから」 と思いながら引き出そうとした。 「なんだ!いくらなんだ?」と目を見開いた優は八桁の残高の数字に驚いた。 毎月二十万円と僅か、支払いしたら足りない生活でボーナスも五十万円位。なんとかボーナスを使いながらマイナスを穴埋めしている。そんな優の残高に四千万円近い金額がある。 「なんで?なぜだ?」めったに
ケントわん さん作 [906] -
召し上がれ
最近のお爺さん、元気がありませんの。 刺激が足りないのかと思って、裸エプロンとかしてもダメ。私、これでもB90W60H80なの70歳ですけど。 女体盛りだって考えたのよ。でも、それだと料理出すとき大変でしょ。 それで、考えたの。物凄く刺激的で、栄養のある美味しい料理。少し大変そうだけどね。さあ、準備、準備。 …これで出来上がり。お爺さん、喜んでくれるかしら。「お爺さん、夕食が出来ましたよ。いら
VISIA さん作 [1,130] -
ある日…
「お爺さん、お爺さん」「……」「お爺さん、最近ますます耳が遠くなって、困りますねぇ」お婆さんの携帯が鳴る。「婆さんや、どこから喋ってるんだい?姿が見えないよ。」「いやですねえ。お爺さん。下にいるじゃないですか…」
VISIA さん作 [1,051] -
バス
「イャー酷い雨だ!バスだ!乗って帰ろう」 夜のジョギングが日課の茂は、不意の雨にタイミングよく現れたバスに乗り込んだ。 「助かった!」と思いながらバスのなかを見渡した。 「なんだかミョーな雰囲気だな!」 『次はドロヌマ、ドロヌマです』車内アナウンスが流れた。七、八人の客はバスの揺れ以外の動作がない。 「ドロヌマなんて、あったかな?バスに乗ったのなんて初めてだしな」 『次はフカミ、フカミです』一人
ケントわん さん作 [1,021] -
陰に眠る旅人は夢を見る。【?】(下)
復讐して、復習した。復習して、学習した。僕は、馬鹿だった。積み荷の罪に、舟ごと沈んだんだ。二度と浮かんでこない。そんな僕は消えるしかないんだ。一つ【×】(バツ)が付いたんだ。罰を受けるしかない。じゃあね。バイバイ。華やかな色が、いいな。僕の未来は。
咲 さん作 [593] -
陰に眠る旅人は夢を見る。【?】(上)
多分、これが最後の夢だ。必ず、最後の独白になる。−−−−−−−−−少し明るくなった”こころ”に、雨が降ったのは、梅雨が明けた日だった。なんて皮肉なことだろう。晴れた空を見上げたとき、”こころ”に土砂降りの雨が降った。君ならその雨を、なんと呼ぶだろう?『怒り』『憎しみ』そんなんじゃダメだ。『悲しみ』多分それは、間違っている。僕なら、こう呼ぶ。『嫉妬』だ。その日、突然君が妬ましくなった。本当、突然だ
咲 さん作 [600] -
血に染められたナイフ
紫がかった空カラ血のような雨が降ってきた時…魅「あら貴方.傘を持ってないのよね?」月「そうですけど…」魅「私の傘.貸すわよ」月「え…いいんですか? でも僕が貰っちゃ えば.貴女が濡れちゃうよ…?」魅「私はこんな血に濡れても全然平気よ。」
魔夢 さん作 [813]