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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

 
  • 孤(こ) 九

    こちらを向いたそれは、  ″ビチョッ ビチョッ″と嫌な音をたてていた。それが動く度、自分の身体から流れ出たものだと、自覚させられる様に、神経がピクピクし激痛が全身に流れる。恐怖と激痛に倒れそうになりながら何とか耐えて立っていた〔できる事なら今すぐ、 ここから飛び出し、誰かに助けてもらいたい…〕が、部屋には鍵が付けられ、自分ではどうしようもない。監視カメラは…?色んな思いが頭をよぎるが……それは見
    彰子 さん作 [488]
  • 七つ目の七不思議(14)

    「ハァ…ハァ…な…何なのあの鬼…」「それより…あのこっくりさん…力半端ないよ…あのとき避けてなかったら…」知香は想像して身震いした。「あっ、佐々木に広末じゃないか。」クラスメートの織田が手を振りながら走ってきた。「どう?出られるようなとこ見つけた?」織田が愛子に聞いた。「それが…それどころじゃ無くなって…」愛子は鬼がこっくりさんでそれを倒さないとここから出られないとを話した。「ハァ?まじかよ…」
    彩茶 さん作 [614]
  • 孤(こ) 八

    少しして痛みが薄れていったのか、それとも変になったのか、美里は放心状態の様に立ちすくんでいた。右手で血が吹き出している指を握ってはいたが、足元へそれは滴り落ちていたやがて足元に溜まり、徐々に広がったそれは、妙な形になっていく… …それはやはり赤く、しっかりとした形をとどめているようで、どこかしらプヨプヨし、今にも‘ジャーッ’と、どこかに流れだしそうではあるが、じっくりと時間をかけて人の形をとどめ
    彰子 さん作 [571]
  • 七つ目の七不思議(13)

    ベキッ!!鈍い音が立ち、こっくりさんの拳が放送室のドアにめり込んだ。「な…何なの!?」間一髪でよけた愛子と知香は恐怖で目を見開いた。こっくりさんは2人を交互に見ると、再びつかみかかろうとした。「いやっ!」「愛子!逃げるよ!」知香は愛子の手を掴むと全力でその場から逃げ出した。2人の背後からこっくりさんのものと思われるドスの利いた雄叫びが響き渡った。「鈴木先生!?」美映の放送が鳴り響いた直後、鈴木が
    彩茶 さん作 [601]
  • 七つ目の七不思議?

    「ゲーム…スタート?」放送で聞こえた言葉をつぶやいて桜が顔をしかめた。「この声…高橋か?どうなってるんだ…」鈴木も首を傾げた。「こっくりさん…こっくりさん…放送室の前においでください…おいでくだされば゙はい゙におすすみください…」美映は十円玉に指を起きゆっくりとした口調でつぶやいた。十円玉がゆっくりどはい゙に移動した。「美映!シカトすんなよ!」ドアの外では愛子が怒鳴り続けていた。「愛子…美映ち
    彩茶 さん作 [587]
  • 七つ目の七不思議?

    一方、放送室前では…「おい!美映!ここにいるのは分かってるんだぞ!ここ開けろよ!」愛子は放送室のドアを激しく叩きながら怒鳴った。教室の中では椅子に座って机に置いたこっくりさんに使うような五十音のひらがなが書かれた紙と十円玉をいじりながらドアを見つめて楽しそうにニヤニヤと笑う美映がいた。「シカトしても無駄だぞ!早くここから出せよ!」(馬鹿な女…自分のせいでこんなことなってるのに自分のことしか頭にな
    彩茶 さん作 [624]
  • 七つ目の七不思議?

    「え…と…私たちはどうする?」桜が直史に言った。「ここが違う世界ってのは本当かもしれない…少なくとも…この学校は普通じゃないはずだ。」直史は開かない扉を見つめて言った。「そんな…」「今は、きっとここから出られない。でも必ず何か方法があると思うんだ。だから、佐々木さんが言ってたように出口を探してみよう。」桜は頷くと、直史と2人で歩き出した。2人が歩いていて、角を曲がろうと向こうからも誰かが曲がろう
    彩茶 さん作 [639]
  • 死体処理症状・一

    殺人とは、一種の病気である。いわゆる依存症なのだ「最近たてつづけに起こってますね。」テレビの語りを遮るように、少女が言った。「ん?あぁ・・・」一体どこから入り込んで来たのだろうか。俺の病室に勝手に入って来たらしい。まだ寒さの残る季節だと言うのに、少女は夏の制服を身につけている。「・・・この事件の犯人、誰なんでしょうね」少女が笑った。「さぁ・・・」最近、死体遺棄事件が頻繁に起こっている。今月に入っ
    黄粉 さん作 [863]
  • ついてくる

    この話は実際に自分の友人Y君に起きた事である。ある夏の日、T県のある団地での話、ちょうどその頃は夏休みだったのでY君は友達4人と深夜に団地で鬼ごっこをする事にした。友達が集まりちょうど2時になったところで鬼ごっこを始める事にした、ちなみに友達はA君・B君・C君・D君とするじゃんけんをして鬼はA君に決まった。Y君は団地階段を駆け登り高い階の階段の途中の少し外が見える場所に隠れた、しばらくすると鬼の
    翔丸 さん作 [937]
  • 七つ目の七不思議?

    「ちっ…何で開かねーんだよ!」愛子たちは生徒玄関まで来たはいいが、ドアがびくともせず、出られずにいた。「佐々木!どのドアも窓も全然ダメだ!」「どうなってんだよ…まったく…」するとそこに桜たちが走ってきた。「愛子!」「知香!どうなってんだよこれ!」愛子が知香に駆け寄って言った。「やっぱり…飛ばされたんだ…現実とは違う世界に…」直史は冷静に言った。「嫌よ!私は絶対信じないから!何が何でも出口見つけて
    彩茶 さん作 [699]
 
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