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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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緋色のドレス
ドレスは燃え盛るような緋。これを着て踊れば、その人の情熱を燃え上がらせるのだ。無論、恋する人の想いも燃え上がらせる。これはそんな色のドレスをよく着ていた、とある女の話だ。――髪の長い美しい女性であるメイサは紅いドレスを古着屋で見つけた。メイサがよく来るこの店は穴場で、様々な服が安く売られているのだ 。メイサは迷わずにそのドレスを買った。―数日後―「ラクトさん!早くこっちに来て」「はいはい」「はいは
夕闇 鴉さん作 [782] -
恋愛ドラマ!
「敦子、俺、お前と別れたいんだ」留守番電話から半泣きのコウちゃんの声が聞こえる。何で?何で?何で?何で?私は考える。私達とても上手く行ってるでしょう?別れる必要なんて無いの。赤く染まったクマの人形を壁に投げつける。でも別れないで貴方はここにいる。それが愛してる証拠。コウちゃん。と名前を囁きベットに横になっているコウちゃんに近づく。「私ね、コウちゃんの事大好きだよ。」甘ったるい猫撫で声で話しかける。
アルファさん作 [949] -
疑問
「人様に迷惑をかけるな」それが我が家の家訓。でも俺は、その家訓を守る事ができなかった。同世代が社内で中堅と呼ばれている頃。自分は今だに職に就かず、周囲の目を気にしてカーテンを閉め切った暗くカビ臭い部屋で毎日昼過ぎに起きる。起きたらすぐネットの電源を点け、そして次の日の朝までネトゲをする毎日だ。この生活が駄目な事はわかってる。同じネトゲプレイヤーの「仕事早いから」などの理由でログアウトする時、無性に
コージさん作 [855] -
最終バスの運転手
バスの最終便。乗客は俺一人。この辺りに住んでいる学生は俺だけだった。それほどの田舎なので、夜の9時頃になれば、すでに外に人影はない。だからこんな事は珍しくなかった。ケータイをいじくりながら、いつものように終点まで過ごす。すると、急に運転手が話しかけてきた。「お客さん、いつもこの時間乗ってるね。高校生……かな?」最終バスの運転手はいつもこの人。白髪混じりの薄くなった頭。恰幅のいい顔。優しそうな垂れ目
涼太さん作 [1,256] -
振り返るなよ
ドライブに出掛けた先で、長いトンネルに捕まった。このトンネルの事は聞いたことがある。輪廻隧道地元の人は、そう呼ぶらしい。何故かは知らない。知る気もない。俺はそう言ったオカルト的な事は信用しない人間だからだ。それにしても、走ってるのに同じ景色が続く上に、対向車も皆無。息が詰まりそうな閉塞感。不気味な静寂。あまりの長さで頭がおかしくなりそうだった。突然、周囲が閃光に包まれた。一瞬何も見えなくなったが、
涼太さん作 [1,152] -
覗き窓
何処の家の扉にもありますよね?あの小さな覗き窓…覗けますか?「あぁ…暇だな…」借りた映画を一人で夜中に観ていた。時間は午前3時をまわっている。友人と観る筈だったのが、急遽バイトが入ったとかで一人時間を持て余している。映画も観終わり煙草に火を着け、ぼんやりとしていた。外は雨が降っているようで屋根に滴が当たる音が聞こえる。そのなかに……コン…コン……コン…コン…コン…小さな音でノックする音がしていた。
ループさん作 [1,043] -
失恋
「別れよう」なんで?それしか浮かばなかったどうして?どうして?嫌われることもしてないし 他の人を好きになったわけでもないのに…どうして?涙が溢れて止まらなかった……大好きだったのに…なんで!!!!!他の女と話してるだけで その女を殺したくなる!いなくなって初めてきずいた こんなに好きだったなら なんでもっといろんなことしなかったんだろう??手だってつないでないのに……どうして?どうして?悔しい 悔
かしわぎさん作 [1,006] -
罪ノ詩〜ツミノウタ〜
第一章 トモダチ2008年11月2日 松栄市岡井村の朝に、少女の声が轟いた。「ひーかるー!」「あ…梨桜、ったく、遅いぜ?」「あはは…ゴメンゴメン。」顔を真っ赤にして息切れを起こしている少女の名を春日部 梨桜という。見た目はポニーテールで背が低く、チアリーダーをやれば人気が出そうである。もう1人の少女は三肩 輝といい、梨桜とは幼なじみである。2人が揃って歩きはじめた時、後ろから運動靴が空を切って飛ん
わかにゃんさん作 [899] -
正義〜蟻地獄〜
現代社会日本一度落ちたら這い上がれない地獄もがけばもがくほど更に深みにはまる経歴と言う名の烙印が、この蟻地獄を助長する妥協して奴隷に成り下がるのか、一発逆転を狙って起業するのか決断なんて出来ない起業に失敗して借金まみれになり、死んでいった人達は数え切れないほどいる今ある大手や中小企業はほんの一握りの幸運の持ち主大概は失敗して借金抱えて地べたを這い回る弱い者には死が待っているだが、成功したあかつきに
バビロンさん作 [921] -
黒い服の男の子
気がつくと僕の目の前には母さんと父さんが頭から血を流して死んでいた『どうしてこんなことになったんだろう・・・』学校の帰り道友達といつもの十字路で『じゃあまた明日ァ〜』と言って別れたところだった向こうに黒い服をきた僕よりは年下の男の子だった知ってる人でもなさそうだったので、なにもきにかけずに、そのまま通りすがろうと思った・・すれ違い間際にその子供は僕に小さな紙を渡した知ってる人でもないのにと思い後ろ
かしわぎさん作 [989]