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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。

 
  • 死角

    かず「随分、雰囲気かわったなぁ?出世したんだって?」たくみ「大した事してないよ!」たくみとは同じ高校だった。5年振りに再開し、彼の行きつけの焼肉屋にいた。かず「だってよ〜、焼き肉なんて豪華なもの中々来れないぜ〜」たくみ「毎月何回かは来るよ。若い子もつれてさ。」かず「す、すげ〜な。…ごちそうさまです!」たくみ「割り勘だろ…?」かず「そうだった?(笑)」金曜の夜の忙しそうな店内で次第にお酒も入り2人
    けんじ さん作 [749]
  • ころしてください3

    「こちらに奥様がいらっしゃるとお聞きしました。……映子さんで、よろしいですね?」すっと殺し屋は喪服の女の傍らに寄った。近くで見ると、あの薄幸そうな男には不釣り合いなほど、美しい女だった。うっそりとした、密林のような睫毛は涙の露がしたたる。はっとするような美人、と言ったような容姿だ。男の妻が、焦点のあわない目で殺し屋を見つめた。「…誰ですか、あなた」「…わたくしは、こうゆう者です」すっと名刺を差し
    睦月 さん作 [676]
  • テント

    「変なの見ちゃいましたよ―」私の部屋に入ってくるなり、二つ下の後輩は話し始めた彼は今年の秋、休みを利用して気分転換にバイクで一人、東京から長野の方に遊びに行ったらしい。「暑くないし寒くもないから、バイクの旅に最高な時期なんですよ」 午前中に東京を出発して夕方頃、松本に着いた。しばらく山道を走り、辺りが暗くなり始めた頃、山の中で彼は道に迷ったことに気ずいたそうだ。「一応テントは積んでありますから心
    onnos/ さん作 [838]
  • ころしてください2

    殺し屋に依頼した数日後、くたびれたスーツの男は死んだ。死因は交通事故だった。青信号の横断歩道を横断中に、老人の運転する軽自動車が猛スピードでつっこんできて、飛ばされ、頭を強く打って、死んだ。男には家族がいた。妻と、二年前に養子に迎えた、3歳の双子の娘。近所でも会社でも、得意先でも評判の、仕事のできる優しい人間で、生前世話になった者がたくさん葬儀にきた。その中に、殺し屋も来ていた。黒い、真新しい喪
    睦月 さん作 [697]
  • ころしてください。

    殺し屋は目をわずかに開いた。―これはめずらしい殺しの依頼だ。目の前にいるのは、ひとりの痩せこけた、中年の男。くたびれた灰色のどぶ鼠色といわれるスーツと、曲がったネクタイ。なんとも薄幸そうな面構えだ。「あんたにこれが殺せるかい」男がにやりと、皮肉に頬笑んだ。殺し屋が、男の態度に少し苦笑いした。「私に殺せないものはありませんよ。安心してください、依頼はこなします」「そうですか。では、依頼料は指定され
    睦月 さん作 [765]
  • 宅配便

    仕事の関係上、私の家には宅配便が毎日の様に行き来している。 小さい封筒から大型のダンボールに至るまで様々な品物が全国津々浦々に至る所から集まってくる。今年10月辺りから原因不明な熱を何度も出した夜中にいきなり39度を超える熱を出したと思うと、朝には平熱に戻ったり、また3日程すると再度熱を出したり・・と繰り返し2、3ヶ月は続いた。とどめには腕や足に皮膚病の様な斑点までできてしまった。原因はわから
    onnos/ さん作 [1,023]
  • エリザベスドール?(23)

    「では、エリザベス人形の詳しい事は、訊かれなかったんですね?」「私が聞いたのは、ずっと前から館にあった。…と言う事だけかな」 ルークが話しに加わった。「じゃあ全く、謎だらけの人形なんですね?」「いくら調べてみても、どこにも出生記録が見つからないから、謎だらけの人形だ」とジョージ。 すると…「あの人形は…」 ―――――――― 別室で監視モニターを見ているヒース助教授と警備員ランス。 モグレ警部の姿
    ぐうりんぼ さん作 [478]
  • エリザベスドール?(22)

    「何て事だ、あのエリザベス人形が…」 思わず手で後頭部辺りを掻くアースル。 愕然とした思いで宙を見上げた。「…」 ルークやジョージはジッとアースルを見つめてている。 アースル、大きな溜め息が出る。 娘ジーナが大切にしていたエリザベスが、ただの人形でなかった事にショックを隠しきれない。―奇怪な人形を、娘に買い与えてしまった―\r …と言う後悔の思い。 知らなかったとは言え、父親として罪悪感を感じて
    ぐうりんぼ さん作 [471]
  • 赤い小説。

    「・・・疲れた…。」ファミレスのバイトが終わり、家のベッドに倒れこむ。女の一人暮らしには丁度いい広さのアパートだ。そして何気なくケータイを手に取りホラー系の小説サイトを開く。幾つも並ぶ題名のなかに一つだけ赤い文字の題名があった。無題。気になって開いてみると、こう書いてあった。『死にたくない方は一番下の画像は絶対に開かないで下さい。』人間という生き物はするなと言われるとしたくなるものだ。ましてや何
    VEGO さん作 [930]
  • ビデオ〜後編〜

    女のアップからカメラはスッと引いていく。全体像を見て、我が眼を疑った。女は少女の様に小さい。がりがりに痩せ、背骨は捩れ曲がっている。が、それを差し引いても恐らく小学生くらいの背丈しかなさそうだ。というのも、女の横に後ろ姿の女性が立っているからだ。その女性の腰くらいまでしか身長がない。小さい女はカメラを見つめながら唇を歪めた。ボロボロの服には一昔前の少女キャラクターが描かれている。幼女のような服装
    ゆうこ さん作 [1,181]
 
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