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ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
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エリザベスドール(30)
ルークはモグレ警部の運転するクルマで家路についた。真夜中の2時半過ぎ…。疲れと眠気が来ている。家に着いたら、熱いシャワー浴びてベッドに入りたいところだ。(明日は休日だし、ゆっくりと過ごせる)…ハズなのだが、今はそんな状況ではない。あの人形が街の中を動き回っているから、気が抜けないのだ。エリザベスが家にいたら尚更である。(あんな化け物人形、買うべきじゃなかった!)警部のケータイが鳴った。現場で張り
ぐうりんぼ さん作 [551] -
何か忘れてる。
自分的にホラーだと思う。何かを忘れてぃる。何を忘れてるのか分からないし、それが何故かも分からない。俺は久しぶりに部屋を片付けた。捨てる物がありすぎて、開始して10分後にやめたくなった。それでもやらなければ、いつまで経っても汚い部屋のままだから、結局しぶしぶ進めた。やっと部屋の隅にある、本棚までたどり着いたが、フと、手を止めてしまう。一番下の端っこに挟まっている、埃まみれのアルバムが気になったから
夕(ゆう) さん作 [970] -
エリザベスドール(29)
お姫様嬢は相変わらず、こちらを振り向こうとはしない。ジッと前を向いたまま、何も言わないお姫様嬢。ハックは彼女に近寄り、肩に手を置いた。「えッ!?」変だ。肌で感じた、冷たくて妙な感触。生身の人の肩の感触とはほど遠い、固い感触なのだ。アルバイトで衣類専門店で働いていた時、衣装を着ているマネキンを扱った時と同じ感触だ。「君、誰なの? 顔見せてよ」「…」お姫様嬢はゆっくりと、ハックの方に振り向いた。ハッ
ぐうりんぼ さん作 [624] -
エリザベスドール(28)
ルークの自宅近くの繁華街の一角では若者グループ…クランズ、アンヌ、パディ、ジェフ、ハックたちがたむろしていた。(ちぇ、コイツら…)仲間たちを羨ましげに見ているハック。クランズとアンヌ、パディとジェフはそれぞれ恋人同士。なかなか、彼女の出来ないハックは1人、孤立した感じだ。カップル同士でイチャ付く光景にハックは余計に気分を害するのだった。ジェフと顔を寄せ合って語り合っていたパディ、遠くの或る人物に
ぐうりんぼ さん作 [592] -
スプーンの音
放課後、教室の掃除あきてきたK太が、そはにいたT男にむかって、「ねぇ、幽霊っていると思う?」みょうに真面目な顔で声をかけました。「わかんないよ。見たことないし。 どうしたんだよ、急に幽霊の話なんかもちだして。」「ゆうべ、変な話をきいたんだ。」「変な話って?」二人が話しはじめると、まわりにいた仲間たちも掃除の手を休めて集まってきました。「K太、その幽霊の話ってどういうの?」M子がききました。「自分
ちぃ(☆_☆) さん作 [936] -
エリザベスドール(27)
「フレデリカは僕と付き合おうとして、人形の怒りを買った」ルークの見方である。「そうだ」「何て事を…、殺す事はないだろう…」エリザベスの非情な行為に、ルークは強い憤りを感じるのだった。警部は注目する。「君はよっぽど…、人形に好かれているんだね。しかも、1人占めにされようとしている」「…」内心、複雑な気持ちのルーク。「君自身はどう思ってる?」「人形から好かれる事自体はどうもありません。だけど、その為
ぐうりんぼ さん作 [634] -
エリザベスドール(26)
─逃げるしかねえッ!─ディックはタイミングを見計らって大扉の方へダッシュした。…だが、サッとエリザベスに行く手を阻まれてしまった。ディックは思わず足がすくんでしまう。「て、テメェ!」「ルークヘノ、ボウリョク…、ユルサナイ」エリザベスはディックに飛び掛かろうとした。…がッ!バターン!執事のモレノが大扉を蹴り開けて入って来た!「フレデリカお嬢様!」「!?」振り返ったエリザベスは、モレノと目が合った。
ぐうりんぼ さん作 [626] -
エリザベスドール(25)
バタバタン!部屋の出入り口の大扉が閉まった。メイド嬢が扉を開けようとしたが、鍵も掛かってないのに開かない!「お嬢様! お嬢様!どうなさいました!?お嬢様! ドアを開け下さいませッ!」 ガチャガチャ!ドンドン!メイド嬢は必死になってドアノブを回したり扉を叩くが応答無し。部屋の中ではフレデリカとディックが恐怖で立ちすくんでいた。テラスへ通じる窓が開かれ、外の雪まじりの風が吹き込んでいる。「な、何ィ!
ぐうりんぼ さん作 [637] -
エリザベスドール(24)
怖い表情で部屋に入って来たディック。いきなり、フレデリカの頬をバシーン!「フレデリカ!」「何んで、アンタがウチへ来たのよッ!?」「うるさいッ! 今夜の俺とのデートに来れないってオメェが言うからよ、来てみたらコレだッ!」ルークが起きると、ディックは間髪を入れず殴り飛ばした。慌ててフレデリカが止めに入る。「チョット、乱暴はやめてよッ!」「おいルーク! キャサリンと付き合っていながらテメェ、俺の女に手
ぐうりんぼ さん作 [690] -
エリザベスドール(23)
会食の準備が終わると、フレデリカはルークにワインを勧め、一緒に乾杯した。「今夜はわざわざ、来てくれてありがとう」「僕の方こそ…、誕生日…祝ってくれて、感謝するよ」「コレを、受け取ってくれるかしら?ルークの誕生日のプレゼント」品物を手渡すフレデリカ。中身は何と、ルークが前々から欲しがっていた若者向けのブランド物のジャケットだ。驚くルーク「コレを僕に?」「以前、アナタに迷惑をかけた印でもあるの。気に
ぐうりんぼ さん作 [650]