トップページ >> ホラーの一覧
ホラーの携帯小説に含まれる記事が2664件見つかりました。
-
エリザベスドール(7) 再投稿
ルークとキャサリンは国立美術館で開催中の話題のアート展示会を観た後、街の郊外にある湖に出かけた。季節は真冬なのに、今日は珍しく暖かい。2人は手漕ぎのボートで湖へ出た。回りには沢山のボート。乗っているのは若いアベックばかりである。ルークは一生懸命、ボートを漕いでいた。キャサリンは片手で水面を掻きながら自分の身の上話しをした。「家族は、別居している兄と両親の3人。父は貿易会社に努めていて、いつも忙し
ぐうりんぼ さん作 [505] -
エリザベスドール(6) 再投稿
或る土曜日、ルークはジミーから女の子を紹介される事を聞かされた。でもルークは、女の子と会う気なんて毛頭無い。「まあまあ、そう言うなって! 一度会ってみろよ、きっとお前は気に入ると思うぜ!」ジミーはルークを半ば強引に中庭へ連れて行く。「どんなコなの?可愛いコだったりして」「ああ、すっげえ可愛いコだぜ!」女の子はジミーと約束して先に来ていた。「!」その女の子にルークの目が釘付けとなった。サラサラとし
ぐうりんぼに さん作 [553] -
恐怖の館【小蜘蛛】
僕は、料理をするためにキッチンにいた。皆の分もあるかと不安だった。しかし、冷蔵庫にはギッシリ詰まっていた。『これだけ、あれば足りるかな。一応念のために…』と思い、食材を全て調べた。すると…今日の為に買っておいたものらしく、どれも大丈夫そうだ…料理を作ってる途中で大学の友達が来た。「あれ?何してるの?」と聞いてきたので呆れぎみに「見れば分かるでしょ」と言ってやった。「冗談だってば!俺もお腹が空いて
SUZAKU さん作 [615] -
最期の刻〜2
不知火くんが、亡くなってから半年経ったある日の事…いつもの様に、学校から家まで一緒に彼氏と帰っていた・・私は家の前で彼と別れて部屋に入った。部屋に入った瞬間にすごい違和感を感じた…部屋の中を見渡すと、自分の机の上に不知火くんの日記が出ていた。それを見た途端、背筋が凍った『僕は捨てられていたんだ…裏切られていたんだ・・でも、最期の刻は一緒に迎えられる。楽しみだな…』と書かれていた・・日付は今日にな
SUZAKU さん作 [459] -
エリザベスドール(9)
ジミーは一緒にルークの自宅へやって来た。人形は何事もなかったかのように物置にあった。触っても、ピクリともしない。体を揺すっても同じ。ルークは首を傾げる。「おかしいな」頭を掻きながら、眉間にシワを寄せるルークをジミーは腕組んだままジッと見つめている。「どうだ?」「うーん」ジミーは人形の肩を叩きながら言った。「よーく見ろよ。コイツは図体がデカい、ただの作り物だ。生き物なんかじゃない」「でもさっき、動
ぐうりんぼ さん作 [778] -
……コ……
最近、誰かに見られている気がする。ストーカー?まさかね…私、全然美人じゃないし。ハタチ過ぎたのに、彼氏もいないし、楽しいことやるお金もない。ないないづくしの私にも趣味くらいはある。たいしてお金も掛からないし、ワクワクする。昨日買ってきた高性能のコレを、今度はココに付けるんだ…もう五個目。今まで通り、家族のある家がいい。だって一人暮らしの人はあんまり喋らないからつまらないしね。引越してきたばかりの
ゆうこ さん作 [771] -
学校の屋上の警察署 ‐終末3‐
「どうした?真奈?」烏天狗に跨っている真奈に抱きかかえられるように烏天狗の首らへんに乗っている天狐じいが暗い表情の真奈に心配そうに聞いた「えっ!?あっいや、その何か嫌な予感がね…してて…」そう言うとまた遠くを見始めた、天狐じいはそう気にも止めず烏天狗の首で居眠りをし始めたが、小雨が鬱陶しく微妙に頬を濡らすのであまり気持ちよいものではなかった、真奈は徐々に髪を濡らす小雨を気にせず、ただ遠くを見てい
堀キコ さん作 [457] -
学校の屋上の警察署 ―終末2―
「さて、ぬらりひょんさんさっきの話の続きをお願いしますよ。」佐藤がぬらりひょんに椅子を進め、真奈にお茶を頼みそう言った。「そうですね…ところで佐藤警部、あなたは今回の事件の犯人に心当たりはありますか?」ぬらりひょんが真奈が入れたお茶をすすりながら言った「いや〜事件の手がかりが少なすぎるのでまだなんとも。」佐藤もお茶をすすり、椅子の背もたれにもたれ言った「そうですか、いや私もあまり事件について知ら
堀キコ さん作 [490] -
エリザベスドール(8)
「やったなァ!2人は初めて、デートしたのかァ!」ジミーはルークとキャサリンのその後の様子を聞いて大喜び!内気なルークは果たして、キャサリンと上手くゆくのか心配だったのである。「私たち、今では恋人同士よォ?」自慢するキャサリン。「恋人同士って、オーバーだなァ?」ルークの方が照れる。「イイね! 似合いのカップルだぜ!」ジミーは嬉しさのあまり、親指を立てた。この夜…、夕食を済ませ、ゆっくりとくつろぐル
ぐうりんぼ さん作 [693] -
最期の刻〜1
私には同い年の彼氏がいた。彼の名前は不知火 勇人(シラヌイ ユウト)不知火くんとは付き合って2年目になる。だけど、彼は生まれながら病気持ちで会う場所は病院だけだった…私もそんな生活に飽きていたから、新しく彼氏を作ろうと考えてた。そんな中、不知火くんは白血病で亡くなった…それ以来私は、新しい彼と楽しい毎日を送っていた…すると、不知火くんのお母さんに呼ばれた「この勇人の日記を持っていってもらえないか
SUZAKU さん作 [590]