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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • 恋、二度(ふたたび) 7

    「二次会って何時からやったっけ?」 涼平は腕時計を見ながら聞いてきた。 「六時からやろ。なんやまだ一時間以上あるがな」 俺も腕時計を見ながら答えた。 「サ店でも行っとこか?あの店やったら会場への出入りも見えるし、何よりどんな娘がくるのか楽しみやろ。なんせ新婦の学生時代の友達も結構来るらしいで。しかも美人揃いやって悟志が言っとったで」 涼平は半年程前に今の彼女と付き合いはじめたばかりだというの
    よしゆき さん作 [214]
  • 恋、二度(ふたたび) 6

    待っている間中、俺はどう切り出そうかとずっと思案していた。 注文したものがくると、俺は意を決して、 「別れよう」 とだけ由佳に言った。何も言う前から由佳はその事があるのを解っていたのか、涙を浮かべて俯いていた。 俺はなるべく由佳のほうを見ないようにして、 「ごめん」 と呟いた。 すると由佳はキッと俺を正面から睨むと、次の瞬間、大粒の涙を流しながら、俺の左頬を思いっきりひっぱたいて、席を立
    よしゆき さん作 [199]
  • 恋、二度(ふたたび) 5

    涼平は物怖じしない性格だったので、すぐに悟志と仲良くなり、俺達三人はいつの間にか一緒につるむようになっていた。 大学でもふたりは女の子に人気があり、俺もそれなりに遊んで過ごしていた。 そんな仲間だったけど、お互いに付き合っていた彼女には絶対に手を出さないということと、付き合い始めたら必ず報告するという不文律がいつの間にかできていた。 俺は未だに一人の女性しか、二人に報告していなかった。それが河
    よしゆき さん作 [169]
  • 恋、二度(ふたたび) 4

    俺と涼平は高校時代からの親友で、悟志とは大学に入ってからの親友だった。 しかも高校時代は、テニス部でうだつのあがらなかった俺とは違い、野球部のエースで女の子にもてまくっていた涼平と、何故か妙にうまが合い、高校生活を満喫したあと互いに高校卒業後一浪して、同じ大学の史学科に入学したのだった。 そこで同じクラスにいたのが、高校時代はサッカー部で活躍していてやっぱり女の子にもてまくっていたらしい、現役
    よしゆき さん作 [185]
  • 恋、二度(ふたたび) 3

    「そんな大きな声出さんでもええがな。冗談やないか、お前がそんなん出来へんことぐらい知っとるわ。でもなお前らが別れた日、悟志と三人で一緒に飲みにいったやろ、あの時の夏希の飲み方で、お前から振ったんやって解ってたわ。何があったんかは夏希が言わへんから、理由は知らんけどな」 涼平は、前に向き直ると腕組みをしながら言った。 「すまん」 俺は素直に頭を下げた。 「謝らんでもええがな。言いたくないことは
    よしゆき さん作 [195]
  • 恋、二度(ふたたび) 2

    「涼平、お前どの娘の事言ってんねん?」 俺がそう言った途端、涼平が俺の頭を小突くと、 「お前、そんなに付き合ってた彼女おらんやろ?俺達が知ってる限り、お前が付き合っとった娘って、由佳ちゃんだけやと思っとったけどなぁ。それともなんや、俺達の知らん娘でもおったんか?」 と笑いながら言われてしまった。 確かに生まれて二十六年間で確実に付き合っていたと言える娘は、河上由佳ただひとりだったが… 「でも、
    よしゆき さん作 [204]
  • 恋、二度(ふたたび) 1

    「あ〜あ。とうとう結婚第一号誕生かぁ。俺達もそんな歳になってしもうたがな」 学生時代からの親友のひとりである、有馬悟志と新婦美樹さんの結婚式と披露宴が終わって、二次会の会場に向かうタクシーの中で、同乗したもうひとりの親友、山村涼平に向かって俺は溜息をついた。 学生時代から何をするにも一緒につるんできた仲間だったが、大学を卒業して三年もたつと、さすがに男だけでつるんでいたわけでなく、恋もし、つい
    よしゆき さん作 [313]
  • 線香花火6

    「ご家族の方はこちらへどうぞ。」医師に連れられ、アイの母親と父親が診察室へ入って行った。廊下には僕が一人ただずんでいた。そして病室のベットには、アイが眠っていた。しばらくして、僕はアイの母親に頼み込み、アイの事を聞いた。彼女は今にも泣き出しそうな顔で僕に教えてくれた。「どうしよう、ユウちゃん。愛、認知症だって。」瞬間、僕の瞳から光が消えた。「認知症?そんな訳ない。だってアイはまだ18だぞ。人生は
    ゆうすけ さん作 [399]
  • 「スキだって言ってんぢゃん」アナタの写真に向かって今日も呟くの…最近の日課。写真に言っても意味無いけど…夕日の木漏れ日が私を写し出す…近所の川の通称「菜の花川」菜の花がやけに多く咲いているから。と言う脈のないあだ名。菜の花川に石を投げ込み…川に写る自分の顔が揺れるのをただただ見つめて…いつか、言えたら言いな。また、いつも思っている事を繰り返す。「根性無し。」後ろから聞き覚えのある声がする。振り替
    母さん さん作 [163]
  • 奈央と出会えたから。<174>

    『聖人。あたしも書いていい?!』そう言って、あたしも願い事を書いた。『奈央。何て書いたの?!見せて。』『秘密。後で見てよ。恥ずかしいもん。』『ふぅん。分かった。んじゃ後で見るからな。』きっと叶うと思っていたよ。強く信じていられたら――この恋は、ずっとずっと永遠に続くって――ねぇ聖人。来年もまた、ホワイトクリスマスだったらいいね――《毎年一緒に過ごせますように♪ ☆奈央☆》《これから
    麻呂 さん作 [584]

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