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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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彼女の右手にある秘密ー完
おそらく彼女のあのギュッと握りしめたその右手には、言葉にできなかったたくさんの不安や何かを失う恐怖で満ちていただろう。そして、もちろん隣で能天気に眠りにつこうとする馬鹿な男に対する怒りも。そのことに気付いた頃にはカーテンの外は白んでいた。僕が今できること、それは、彼女が素直に泣くことのできる場所をつくってあげることだけだった。それに気付くと同時に僕は鍵も掛けずに主人を失った部屋を飛び出した。僕の
後ろからギュッと☆ さん作 [118] -
彼女の右手にある秘密ー?
感情のままに泣き、ただ彼女の胸でこれから待ち受ける悲しい現実を受け入れるために平常心を保つ準備をした。彼女は無言でそれを許した。そんな思いが瞬時に頭をよぎった。僕は馬鹿だった。とてつもなく。彼女は、また我慢をしていた。あの時だって本心は僕に19回目の誕生日を祝って欲しかったはずだ。そして今回は、僕が未だに立ち直れないあの辛い経験を彼女もことごとく味わおうとしていたのだ。あの出来事で僕は知っていた
後ろからギュッと☆ さん作 [102] -
僕は君の未来を永遠(トワ)に。<41>
『あたしと未來ってペースが似てるのかな?!』ワイングラスを片手に彼女が言った。『エリカちゃんと僕って性格的には正反対な感じがするけど、こういう時の間が似ているのかもね。』『未來とあたしって、十七年ぶりに再会したと言うのに、何か全然そんな気がしないの。この十七年の間、ず〜っと一緒だった様な‥‥‥。何か‥不思議。』彼女のその言葉が、僕は正直嬉しかった。僕だけじゃなかった――君は、僕がこの十七年間押し
麻呂 さん作 [451] -
僕は君の未来を永遠(トワ)に。<40>
* * * * * *『未來あのね、この“タラ〇ガニ入り魚介のト〇トクリーム”ってパスタが美味しいの!!』赤いテーブルクロスの上には、ディナーの料理とワイングラスがふたつ。無邪気にはじゃぐ彼女の笑顔を見ていると、僕は目の前の美味しそうな料理よりも嬉しい気持ちになった。それ程広くはない店内の照明は、程好く落とされ、気取らないアットホームな雰囲気は、案外僕も“この店が好きかも”なんて思った。『所で未
麻呂 さん作 [428] -
続・もう恋はしない(24)
「な、何が言いたいの…?」動揺してるのがばれないように堪えながら尋ねる。すると彼女は顔を接近させて呟いた。「あなた、邪魔なのよ」――!!バッ!!っと、距離をとる私。「碧、言ってたわ。飽きちゃったんだってあなたに」「っそんな事、言わない…」弱々しく否定する。だけど心は支配されて、頭の中を彼女の言葉がこだまする。「碧が大学へ進まないのも、あなたといたくないからよ。あなたがいると千里に向いてる気が乱れ
じゅりあ さん作 [244] -
続・もう恋はしない(23)
私は今、水嶋君の家の前まで来てる。久々過ぎてソワソワしながら、(髪、変じゃないかな)等と身なりを気にする。…って、変なの。以前の私だったら気にしてただろうか。(絶対してなかったな)意を決して、チャイムを鳴らす。と、トンッ、トトトン…と軽やかな足音が聞こえて、玄関の戸が開いた。「どちら様で…」女の子の声がして、ドキッとする。千里ちゃんだ…。とりあえず「こ、こんにちわっ」と挨拶。明らかに嫌そうな顔の
じゅりあ さん作 [223] -
続・もう恋はしない(22)
「誰から?」部屋に戻るとちぃちゃんが受話器を置こうとしたとこだった。「間違いだったみたい☆」そう言ってほほ笑むちぃちゃんは、ここ最近ずっとウチに出入りしてる。まぁ、昔から知ってるから例え留守でも出入り出来るんだけどね…。「それより碧、おば様の所は?」「…そだっ」時計を見て慌てる。今日は母さんの面会に行く日だった。本人にも言ってあるし顔くらい出さないと。バイトの時間もあるし、ゆっくりしてられないな
じゅりあ さん作 [248] -
依存?
真っ暗な部屋の中で、パソコンの画面だけが静かに光を放っていた。「ただいま…由紀、帰ってるの…?」駐車場には由紀の車が止まっていたのに、なんで真っ暗なんだ…?「由紀…?」ん?…「由紀!?」「なんだか、久しぶりだね。」「そうかもな…最近ちょっとトラブルもあって慌ただしかったからな…」「そうなの…」言葉を返した瞬間、聡は由紀に軽くキスをした。「だから、お詫びに今日はいっぱい愛してあげる!」聡の指先が近
えり さん作 [508] -
会いたい気持
会いたいただ君に会いたいオシャレなんてしなくていい履きなれた靴で今すぐ会いに行くよだって早く走れるから君は僕に会いたい?いつもオシャレな君君はどこにいるの?昨日みたいに笑ってよ綺麗な洋服だねって僕いつも言ってたよね君の笑顔が見たいからずっと笑っててほしいからそれだけでも幸せ君といる時間が一番幸せねぇ君はどこにいったの?寂しいよすごく寂しいだって君は過去の人もう会えないんだね会いたいよすごく会いた
あきら さん作 [190] -
運命の出会い・・・
今までずっと 本気で好きになれる人本気で愛せる人なんていなかった・・・もう二度とそんな人現れないと思ってた・・・だからずっと・・・本当の恋愛が出来ずに過ごしてきたなのに・・・あなたに初めて出会った時今までにない感覚だった・・・初めて会った気がしない親しみのある感覚・・・何処かで会った事があるような不思議な感覚・・・日に日にあなたへの想いが強くなって・・・あなたの事が好きで好きでたまらない・・・心
?あゆ? さん作 [152]