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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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『あの朝に…』仮題
14 戸惑いを隠せずにいると「一人暮らしだから、家事を手伝ってもらえたらなと思って」と付け足した。 悪い人じゃなさそう、外見も生活に困っているようには見えない、他に頼る人もいないし…『よろしくお願いします』私は覚悟を決めた。 「こちらこそ!えっと…君の名前は?まだ聞いてなかったね」彼は自己紹介し名刺を渡してくれた。こんなに落ち着いているのにまだ32才だという、よく見ると眼鏡越しの目は可愛く少し童
サーター さん作 [134] -
『あの朝に…』仮題
13『あ、あの…』グッギュル〜助けを求めようと話し始めると同時にお腹がなる。彼は小さく笑って「お腹空いたの?何か食べに行こうか」と誘ってくれた。私は首を縦に振る。何が食べたいか聞かれたので『食べられれば何でも…』と呟くと彼はまた小さく笑う。知り合いの食堂が近くにあるということで、そこへ行くことになった。道中昨夜のことを話し、生活していくため住み込みで働かせてもらえる所を探したいと伝えた。すると思
サーター さん作 [132] -
『あの朝に…』仮題
12 不安を押し殺しながら行くあてもなく歩いていると公園があった。公園の時計を見るとまだ8時…はぁ、お腹減ったな〜。歩くことにも疲れブランコに座る。ブランコなんて何年ぶりだろう、小さい頃よく遊びに連れて行ってもらったな…そんな両親が…また涙が溢れてきた。 にじんだ世界は通勤・通学の人々で活気に充ちあふれ足早に過ぎていく、私だけ取り残されていくようで声を上げて泣いてしまう。「大丈夫?」優しく低い声
サーター さん作 [133] -
甘いワナ??
入ってきたのは、黒いパンツに黒いジャケットの男性。黒を基調とした服装で、軽く崩して着てはいてもだらしない感じではなく、ラフに着こなしている感じだった。マスターは片眉を上げてそのお客を一瞥(いちべつ)したが、すぐにグラス磨きに戻った。「お待たせ。」彼、谷澤くんは私の向かいの席に座って言った。テーブルに肩肘をつきながら、ニヤニヤと私を見つめる。そんな彼の態度に少しむっとした。「どうかしましたか。」自
夢月 さん作 [168] -
『あの朝に…』仮題
11 単調な毎日を過ごしてきた私にはヘビーすぎる…人生のイベント全てが終わったのではないかと思った。少し休むつもりで腰をおろした人気のない路地で私は眠ってしまったのだった。 知らない町を歩きながら、そんなふうに昨日の出来事を頭の中で処理していた。 ぐ〜ぅ…お腹がなった。そう、昨日の昼食を最後に今朝まで何も食べていない。これからどうしよう、お金もない…携帯も居場所がわかるかも知れないのでサー
サーター さん作 [122] -
甘いワナ??
――12時55分。店内には私の他に2人のお客がいた。けれど、まだ彼はいない。待ち合わせの時間まであと5分あった。「早く来すぎたかな。」溜め息を吐きながら、紅茶を一口飲んだ。爽やかな味が口の中に広がる。「…美味しい」紅茶通ではなかったし、普段からあまり飲まないけれども、この紅茶は美味しいと思った。『 今度、弘人くんと来 たいな。』そんな思いが頭を過(よ)ぎって、すぐに頭を振って打ち消した。『 ダメ
夢月 さん作 [130] -
甘いワナ?
私は今、駅前から離れた所にある小さな喫茶店に一人でいた。店の内装は白を基調としたもので、落ち着いた雰囲気を感じさせる。そんな中、家具をアンティーク調のもので統一し、可愛らしさも演出していることから、マスターのセンスの良さが感じられた。そして、この店を待ち合わせ場所に選んだ彼のセンスも良いと言うしかなかった。『彼』とは、残念ながら谷澤くんのことだった。昨日、一晩悩んだ結果、この待ち合わせ場所に来る
夢月 さん作 [118] -
キャロルの秘密 1
レコードに針を降ろし、薄暗い部屋に軽快なピアノのイントロが流れだす。そして歌声が加わる。その薄暗い部屋でソファーに身を沈め手には、ブランデーグラスを持ちその軽快なイントロに耳をすます。仕事が多忙な音楽プロデューサ−古賀直也の安息のひとときである。古賀が耳にしてるのは、1971年不滅の金字塔と代され、グラミー賞を獲得した、女性シンガーソングライター、キャロル キングのアルバム「つづれおり」である
キャロルの秘密 さん作 [2,340] -
記憶
真夏の終わり 私の心がしんだ あの人の結婚がきまったらしいかった私は血の気が引いたきした愛し合っていたからしんじていたから 奈落の底におちていった できることならこの恋と一緒にしんでしまいたい 葬り去りたいと。。しかしそれさえも出来ない どうにかいきているけど 体か、ついていかない この現実についていかない淋しさ私ってこんな女だったんだ忘れたいから自分の為に封印しなくちゃ 私がいきていくために
小雪 さん作 [156] -
辿り着きたい
みんな癖ってあるよね? 私は夜になると無償に淋しくて淋しくて誰かに抱きしめられたくなる。 相手がいるはずでもないのに・・・こんな癖消し去れる位の強い貴方どうか私を愛して・・ そして愛させてください・・・いくつかの道をモノレールが走る。途中下車しながら。そんなとき思うの。 私の止まる駅はどこって
果歩 さん作 [366]