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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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スカートめくり
いつ以来だろう、人前で泣いたのは。子供の頃にはできたのに、大人になるとできなくなる事は意外と多い。ズル休み。殴り合いの喧嘩。スカートめくり。泣く事もそのひとつ。その代わりに手に入れたもの。傷付かない為の、嘘。誤魔化し。諦め。人前で裸になれた頃は必要なかった。周りのみんなも裸だったから。傷付かないよう着膨れた僕らは、一人じゃまともに歩けない。手を繋いでくれる、同じように着膨れた人を探すんだ。出会っ
ノア さん作 [507] -
心の大空 〜曇り〜
自分には幸せが何かわからなかった。君に出会うまでは、毎日がなんとなく、なんとなく過ぎていって自分はこのまま歳をとっていくのだろうと思っていた。高校に行ってバイトに行って毎日友達と遊んでいつの間にか卒業して。夢もないままただなんとなく専門学校にいってタバコを吸ったり友達と酒飲みをしたりギャンブルをしたりした時もある。でも俺の心に晴れ間がさすことはなかった。。自分はなんのためにこの世に生まれ今まで生
空心 さん作 [107] -
契り(壱)
あの方に初めてお逢いしたのは、女学校を卒業した十八の時です。春爛満のあの日、吹く風も匂いたつような桜並木のもと、友人二人と可憐な花びらを愛でておりました。赤い振り袖の早苗は賑やかでお喋りな人、だから淑やかな蓉子からすれば迷惑だったかもしれません。蓉子は逃れるように私の背後に回り、ほっとした様です。でもしばらくして、ふんわりした風が吹く中、蓉子が私の着物の端を弱く引っ張ります。どうかした?と尋ねる
榊綾 さん作 [94] -
いざ道場へ
手作りのお菓子を大量にバスケットに詰め、カレの道場へ差し入れ。前日に一日かけて作ったクッキーやドーナツやパウンドケーキ...道場の皆さんのお口に合うか心配で、緊張しながら門を叩いた。出てくれたのは道場長ではなく、おそらくカレの兄弟子にあたる人だ。道場へは一度カレに連れてきてもらったことはあったけど、そのときも皆さん真剣に稽古中だったから、私はすぐに帰らされた故、この兄弟子さんとも会うのは
深波ひかり さん作 [88] -
東京の人
私はおそらく馬鹿なことをしているだろう返事が返ってこないことなど前からわかっていたはずなのに…それでもアドレスはそのままで、しなくていい期待をしてしまう彼に嫌われないように、ひと月に1回のペースでメールを送る返事は半年間ない彼は、初めての男であったその初めて会った男とその日に初めてキスを交わし、初めての夜を過ごした運命という言葉を彼は連呼していたが、今思えば女を酔わすための薬だと思って言った言葉
ナツミ さん作 [411] -
25歳の男のカッコ悪い片思い。その2
彼女からメールが着たのは、次の日の夜中の2時過ぎだった…。 「あの時は、かなり混乱してて言えなかったんだけど、実は付き合ってる彼氏がいるんです…。ほんとにごめんなさい。」 ……………………………………………………………………………………………………………。…………理解不能……。 布団に潜り込んだまま、何度もメールを読み返してみたけど、彼女のメールは同じ内容しか伝えてくれなかった。隠された
シュレーディンガーの猫 さん作 [148] -
その恋ちょっと、待った!!!・6
実里の弟の陸は、短髪の黒髪を寝癖風に整えて、紺のカーディガンに学生服のズボンを少しだるそうに着こなす今時の男子高生だ。「去年は来られなかったけど、結構盛り上がってるのね、男子高の文化祭。」笑い続ける陸と、怒って刃向かう私を置いて実里は言った。「まぁ普段は勉強ばっかの進学校だからな。体育祭と文化祭しか羽目はずせない訳。てか、ひよさんマジ女子高生〜。ウケるわ〜。男子高は女に飢えてるから文化祭はナンパ
東梅 しあ さん作 [279] -
青空
ピピピピピピピピ・・・めざましが鳴る。 「ん・・・」 「おはよう、あお?」 「キ、キャ?!!」 私、山田 葵は必死に毛布を体に巻き付け、その男から離れる。 「こっちおいでよ」行けるか!!(怒) 「あっ!コッからココまでは来ちゃだめって言ってるでしょ!?」私はシーツの上に引かれているラインを指でなぞってみせた。 「ふぅん・・・」 「?」この男、高橋 良佑が足をあげたかと思うとラインを軽々と越えた
RIKACO さん作 [184] -
桜散る季節
「栄次〜!」向こうから自分を呼ぶ声がするのに気付き、足を止め振り返る。「ふぅー、やっと追い付いた!」「あれー真夏、何?なんか用?」「なんか用?って、自分から分かんない所があったら聞きに来いっていってたじゃん!?」「あぁ悪い悪い!すっかり忘れてた」栄次はクラスで常に成績トップなのでいろいろな人が教えを請いにくる。中でも、クラスで常に成績最下位の真夏は酷い時には一日に10回以上しつこく質問してくる、
ORA様 さん作 [397] -
BLACK-OUT VS Light02
するとシャーロン、「落ち着け、今戦えば光側の思う壺だ。今日は回避する。」「聞こえてるよ、闇側!黒崎!」「はい」「闇側を明日倒す」グランパが言う「てんめぇ!聞こえてんぞ!」「グランパか!明日根絶やしにしてやるわ!明日夜の12時に天山神田川店の屋上で待ってる。」そして光側は立ち去った。「あの、光側とか闇側ってのは…何?」「つまり、闇側は俺達3人だ、光側の作る獣を殺す役目。光側は希望を呼ぶと言われる獣
阪田亮太 さん作 [383]