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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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がんばったで賞 105 〜アキを泣かせてしまった〜
「…違くないよ。何で俺達が迷惑だと思ってアキを嫌々支えなくちゃいけねぇんだよ。アキを支えるのが迷惑だって思った奴は、アキを支えないし、友達にもならないと思う…。」するとサユが、「そう…そうだよ、アキ。私たちは友達だから支えてあげたんだよ。決して迷惑だとも思ってないよ。」みんな、アキを励ました。しかし、アキは大粒の涙を流しながら、パンフレットだけを取って、店を出ていった。「アキちゃん?」ヒロが呼び止
るー6さん作 [363] -
がんばったで賞 104 〜アキの暴露〜
「おい、どうしたんだよこの空気…。」ユウタが水を差す。「…アキがどうかした?なんかカズヒロ目が怖いよ。」サユはそういうと、そっとアキに駆け寄った。「どうした?何かあった?」アキは下を向いて黙ったままだ。長い沈黙がやってきた。それは、暗雲の兆しだった。カズヒロが、「サユ、ユウタ、これを見れば分かる。」「ろう学校入学に関しての準備…。えっ?ろう学校に入学っていうか、転校することが決まってるわけ?」サユ
るー6さん作 [316] -
君とすごした日-17
翌朝、彼女からメールが届いた。『昨夜は行かなくてごめんね。 亮くんの中の娘さんの存在の大きさを、改めて思い知らされて… やっぱり勝てないのかな? でも、私には亮くんしか考えられない。 今すぐ会いたい…』「すみません、昨夜から熱が下がらなくて。病院に行くので今日は休ませて下さい。」上司に電話を入れると、すぐに彼女の家に車を走らせた。『優子、おはよう。窓から外を見てみて!!』彼女にメールを入れた
シンプルさん作 [318] -
Milk
「どうしたの?急に。」首をかしげながら私に紙コップを差し出す。「べつにー…。」紙コップの中で湯気を立てているミルクティーを少し飲んでみた。やっぱり熱い。目の前にあるミルクティーと目の前にいる、この男は不釣り合いに感じた。「甘…。」「そうかな?」男は少年のように笑う。「先生、子供みたい。」「大人です〜。教師です〜。それは見た目のことでしょ?」「私と同じ年にみえるー。」「それは…大人の事情だ!」「先生
きまぐれ天使さん作 [611] -
君とすごした日-16
吹く風がもう冷たくなって、季節はすっかり秋になった。今日は愛美の運動会だ。毎日一生懸命ダンスの練習をしたようで、昨日も動画のメールで僕に送ってきた。「パパが見にこれなくても、愛ちゃんのダンス褒めてもらうんだ!!」と、携帯電話の前で、何度もぎこちないダンスを繰り返した。小学校の校庭の一番端で、小さな愛美を探した。みんな同じ体操服で遠く離れた場所だけれど、すぐに愛美だと判った。入学前に二人で選んだ、小
シンプルさん作 [304] -
Kiss me!*22
「何か最近静かだよねえ」 「そお?」 ナナミはお弁当を食べながらそう呟いた。 「ケイタくん、全然顔出さないからさあ」 確かにここ最近、ケイタは私たちの教室に来ることや話すことがなくなった。 天野さんはケイタに告るために、自分をアピールしてる真っ最中なんだと思う。 まあでも、私にとっては好都合なんだ。 登下校はやっと一人で帰れるし、昼休みは静かに過ごせるし。 うるさい人がいなくなってくれて、よかっ
玲唯さん作 [370] -
君とすごした日-15
「ふぅーっ…」やっと残業が終わり、大きく息をついて帰りを急ぐ。今日は週末で彼女が泊まっていく日だ。アパートの玄関を開けると、もう彼女は御飯の仕度を終えるところだった。「ただいま。」「おかえり。」「優子、明日何も予定ないよね?」「うん。どうして?」「はい、これ!!」「何…?」僕が手渡した封筒を開けた優子は、「うわーっ!!」と大はしゃぎした。『久保田利伸 全国ツアー・名古屋公演』「えぇっ! 明日!?
シンプルさん作 [344] -
君とすごした日-14
結婚して6年。妻の由美子とは幼なじみで、かれこれ20年近い付き合いになる。娘の愛美は小学生になった今も、僕にベッタリで離れない。そんな二人を置いて優子の元に走ろうとしている僕がいた。妻はなんとなく気付いていたと言った。僕の帰りが遅くなる日が増え、多分あの店のあの子だろう…と。何も言えなかった。妻は気持ちを固めていた。「愛美のために、私達は家に残ります。パパは仕事で遠く離れた所に行かなきゃダメだから
シンプルさん作 [313] -
恋人は背後霊20
第二十話 事件〜榮喜に彼女が出来た!其の1如月も末の頃、猫空で事件が起きた。何と、あの榮喜に彼女が出来たのだ。何かの詐欺かと思われたが違った。今、その彼女と榮喜が横川を下流に歩いていた。彼女の名は亜弓(あゆみ)黒髪を束ねポニーテールにし、なかなかの美人で影香に負けず劣らずの巨乳であった。現在、亜弓が腕を組んできた為、大きな胸が腕に当たっていた。「あ、亜弓、ちょっと!当たって・・・」「榮喜さん、どう
猫空さん作 [716] -
君とすごした日-13
未練はないはずだった。吹っ切れたはずだった。それなのに、心が揺れた。1年振りに会った彼女は、以前と同じ少女のような笑顔だった。テーブルを挟んで、何から話したらいいかわからずしばらく沈黙が続いた。「相変わらず優しい目で見るね」彼女が先に切り出した。「優子ちゃんも変わらないね」「やっぱりもう呼び捨てにしないんだ?」「そりゃ…」またお互いに黙ってしまった。「美樹ちゃんからBF出来たって聞いたよ」「うん…
シンプルさん作 [341]