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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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私が恋したのはあなたです?
―関西空港やっと関西空港についた幸は誠の家までの道順を確かめ、バスに乗った。(誠…元気かな…♪)と幸の得意な妄想をしているとあっというまに誠の家の近くのバス停に着いた。スキップをしながら誠の家を目指す。だが…荷物が…重い…。体はスキップをしたいのだが、荷物が重すぎて、そんな余裕はない。『…誠の家に着けないかも…』とボソッと呟いたその時…荷物が宙に浮かんだ。上を見上げると、そこには茶髪でいかにも
みーやん さん作 [108] -
私を葬る
母の顔が思い出せない。あたしの記憶は、ピントのボケた8ミリカメラだ。でも声だけは、今もクリアーでサラウンドだ。 ちぃちゃん、いま、ちぃちゃんのまわりにあるものはね、いつか、ぜんぶきえちゃうんだよ。あるひね、かみさまがやってきてね、ぜーんぶけしてしまうの。うん、ほんとだよママもパパもじーじもばーばもワンワンもオウチもみーんな。だからさ、そのオモチャはさ、かわなくていいよね?母が、嫌いだった。物心
tomio さん作 [689] -
今、君に思う
俺は自分を押し付けていたのかもしれない。最初は君の為だけを思っていたはずなのに・・・。好きになればなるほど、愛せば愛するほど、自分を押し付けていく。好きになればなるほど、愛せば愛するほど、君が分からなくなっていく。そして、自分勝手に君を疑い悩んでいる。君は俺の事を、もう愛してはいないのだと・・・。本気になればなるほど不安が膨らむ。こんな俺と付き合ってる君に、何度別れ話をしようと思ったか。好きにな
メーヴェ♂ さん作 [336] -
寒さと暖かさ下巻??
絵梨原が画面を見ると、“金崎さん”の文字。絵梨原が金崎のメールを開いた。佐高が絵梨原がメールを開いた事に気付き携帯を閉じようとした、、、だが、佐高は止めた。絵梨原は泣いている。大粒の涙を何滴も、携帯の画面が濡れても、そんな事はお構いなしに泣いている。佐高はため息をして、寝る事にした。『なあ、河内君やっぱ馬鹿だわ、お前がスイスじゃなくてアメリカに行くと思ってたんだ?俺も馬鹿なんだけどな??いやっ見
堀キコ さん作 [365] -
寒さと暖かさ下巻??
曇りの様なそうでない様な空。でも、これだけは言える、寒空なんだ。人とは不思議だ、直に温度を感じていないのに何故か寒いとか暑いとかが感じで分かる。それは空だけではない。人の表情、その場の空気、様々な物を人間は感じで寒い、暖かい、暗い、明るい、重い、軽いを感じる事が出来る。佐高は寒空を黙って見上げ続ける絵梨原が暗いのに気付きかけたが、自分の考えをすぐに否定して、いつもの様に話かけた。「スイスに行った
堀キコ さん作 [355] -
under bird?
「すみません、起こす方法を選んでいる暇がなかったもので」「!」言外に言いたいことを感じ取ったのか、彼ははっと渚を見た。「何があった?」その顔は、先ほどの寝ぼけ顔とは比較にならないほど真剣な顔をしている。医者としての顔──渚も仕事時の口調で答えた。「例の感染症にかかっている男性が発作を起こしました。薬を投与しましたから今は眠っていますが、なるべく早く看ていただきたいのですが……」「わかった」そう言
三崎凪(レガート) 前回までは、レガートの名で投稿させていただいた者です。ハンドルネームを変えましたが、同一人物です。 さん作 [123] -
街角に…
長年付き合った彼と別れた。いろんなとこにデートに行き、近場は特に定番なデートスポットがたくさん出来た。待ち合わせは、このカフェ、もしくはこの本屋さんとか、ご飯はここの味好きでよく食べたね、とか数え切れない。いまだに私は買い物や用事で立ち寄る街角だけど、もうカフェも寄らない。本屋さんも別なとこが出来て良かったくらい。なのに、友人からのタレコミで、今の彼女を連れた元彼が、定番にしていたあちらこちらに
ゆき さん作 [401] -
ばぁば 最終話
丁度、余命宣告通りの半年後、祖母は死んだ。私を一人残して…。私の誕生日を一ヵ月過ぎて、祖母の桐のタンスから手紙を見つけた。私の誕生日に渡すはずの手紙を…。いくら「ありがとう」を言っても感謝しきれない。大っ嫌いだったよ。頑固物で優しくなくて魔女みたいで働いてばっかりで素直じゃなくて…私を一人っきりにして…でも大好きだったよ。私に愛情を注いでくれた。私を見守ってくれていた。寝る時、寝てる私の頭を撫で
レオン さん作 [458] -
under bird ?
「すみません、起こす方法を選んでいる暇がなかったもので」「!」言外に言いたいことを感じ取ったのか、彼ははっと渚を見た。「何があった?」その顔は、先ほどの寝ぼけ顔とは比較にならないほど真剣な表情をしている。医者としての顔──渚も事務口調で答えた。「例の感染症にかかっている男性が発作を起こしました。薬を投与しましたから今は眠っていますが、なるべく早く看ていただきたいかと」「わかった」そう言うなり、彼
レガート さん作 [154] -
ばぁば 八話
ありがとうそれだけじゃ足りないよね。祖母の桐のタンスを整理すると、キレイな花模様の箱が出てきた。中には通帳と、私宛の手紙が入っていた。━━誕生日おめでとう。時が経つのは早い物です。お前ももう18才。自分の道は自分で決めなさい。この通帳はお前の通帳です。好きに使いなさい。人様に迷惑かけないよう律義に暮らしなさい。悲しい時は、働いて忙しくしなさい。そうすれば涙は出てこない。強く生きて下さい。何事にも
レオン さん作 [436]