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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • 幸せな世界〜1

    その日担任の口から山本が死んだことが告げられた。修学旅行を1ヶ月後に控えてのことだった。 山本は、他校の友人が運転するバイクの後部座席に座っていて、交差点で無茶をして横から来た乗用車にバイクごと撥ね飛ばされた、と担任は説明し「山本は、即死だったらしい…」と僕らに言い聞かせるかのように、小さく、しかしはっきりとした声で付け加えた。他校の友人も搬送先の病院で亡くなった、と言いかけて「車の運転のヤツをぶ
    ぷ〜さん作 [349]
  • わたしの恋愛履歴書3-1

    「チヒロは、いろんな男とコミュニケーションを計ろうとしてるんやろけど、そうじゃなくて、いろんな人間とコミュニケーションを計ろうとしてみ。男とか女とかより、その人間性を見つめる方が先やな。後は…経験やな。せやけどまだ若いんやから、焦ることないで」わたしには、何が足りないんでしょうか。そう店長に聞いて、返ってきた答え。久しぶりに聞くコテコテの関西弁だった。お礼を言うはずだったのに、すっかり励まされてし
    ちぃ。さん作 [334]
  • がんばったで賞 99 〜言うべきこと〜

    『私の耳について理解してくれているの?』カズヒロの手が、もどかしそうに動いた。「それを伝えに行こう。俺も…覚悟を決めて言うつもりだ。」『信じてもらえなかったり、嫌われたりしたら?』「そうしたら俺が許さない。」アキの本当の姿を、ありのままに受けとめてくれたカズヒロ。それに比べて…私は全然受けとめていない。もっと、カズヒロを信じて言うべきことが、たくさんあるのではないか?アキは心の中で自分を悔やんだ。
    るー6さん作 [393]
  • Kiss me!*18

     食器を洗ってる時、さっきのケイタの言葉が頭の中を何度も巡った。 あの部屋に、2人きり……。 いや、何考えてんの私! 「バカじゃないの……」 ケイタにじゃなくて、自分に向けての言葉。 食器洗い終わったら帰ろう。 そう決心して、私は部屋に戻った。 * 部屋に戻るとケイタは寝ていた。 コップに入ってる水の減り具合から、ちゃんと薬飲んだことが分かる。 布団から出てる腕を中に入れて布団をかけてあげた時、ケ
    玲唯さん作 [358]
  • sound of you 60

    「…ごめっ…、なんか…勝手に想像してたら…」ポロポロと頬を流れる涙を手の平で横に拭う。それでも間に合わずにカウンターのテーブルに涙が落ちた。私の頭の中の中学生の綾川くんが愛しくて堪らなかった。誰も家には居なくて、そんな家に帰りたくなくて行く場所もなく毎晩街をウロウロして、流れ着いた所がこの店の前…。また涙が出そうになったのでココアを飲んで深呼吸した。気付くとすぐ隣の椅子に綾川くんが座っていた。カウ
    フラン子さん作 [397]
  • sound of you 59

    「中学2年からかな?色々あって流れ着いた感じ。」綾川くん、少し話しずらそう。「あ、話したくないなら別にいいんだよ。」「いや、話す。」綾川くんはコーヒーを飲み干して話しだした。「……中学一年のとき、親が離婚っていうか、母親が家を出てったんだ。父親は仕事ばっかでロクに帰ってこないし、家に帰っても誰も居なかった。だから夜遅くまで外をウロウロしてたんだ。」いきなり始まった綾川くんの過去の話。淡々と話してい
    フラン子さん作 [362]
  • sound of you 58

    …カランヤスさんの店に入ると開店前なのか誰もいない。ジャズも流れていない。「買い出しかな?…あ、何か飲む?」綾川くんはカバンを下ろしながら当たり前のようにカウンターの中に入っていった。「え?勝手にいいの?」「いいの、いいの。何がいい?」「えーと、カフェモ…」「よし、ココアね。」ブッと笑うと「俺作れないもん、それ。」と軽く睨まれた。ココアをカウンターに置くと、綾川くんは自分用のコーヒーを片手に飲みな
    フラン子さん作 [346]
  • Kiss me!*18

     食器を洗ってる時、さっきのケイタの言葉が頭の中を何度も巡った。 あの部屋に、2人きり……。 いや、何考えてんの私! 「バカじゃないの……」 ケイタにじゃなくて、自分に向けての言葉。 食器洗い終わったら帰ろう。 そう決心して、私は部屋に戻った。 * 部屋に戻るとケイタは寝ていた。 コップに入ってる水の減り具合から、ちゃんと薬飲んだことが分かる。 布団から出てる腕を中に入れて布団をかけてあげた時、ケ
    玲唯さん作 [332]
  • わたしの恋愛履歴書2-6

    わたしたちの間に共通の友人など居なかったから、サトがどうやってわたしのバイト先を探し出したのか、未だにわからない。ほんの数ヶ月前は、待ち合わせ場所でサトのことを見つけた瞬間から胸が高鳴っていたけど、もうそんな感情はなかった。「今さら、なに?」わたしは歩きながら冷たく返した。「うちに置いてったもの、全部持ってきたけん…」サトが差し出したトートバッグの中には、退学した学校の参考書やらアクセサリーやら、
    ちぃ。さん作 [280]
  • 約束

    「指輪がいい。」勝は「えっ?」と、言う表情で、私の様子を探る。 「で、また…指輪なの?」「ずっと今までね。付き合ってきた人に指輪なんてもらったこと無いの…勝ちゃんから指輪を貰えたら嬉しいと。正直に思って。だから…」「いつもプレゼント何がいいって聞いても。要らないとか、分かんないと言う実生だから。びっくりしたんだ。」「勝ちゃん指輪は薬指ではなくて。小指のピンキ―リングがいい」「あっ、そう。何でまた」
    弥生さん作 [276]
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