トップページ >> 恋愛の一覧
恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
-
この愛の結末(11)
それは差出人の書かれていない手紙。少し厚みがあるそれの封を開けた。カサッ…。中から出て来たのは大型のスカーフ。(誰だろ?こんなの送って来たの…)もう一度封筒をじっくり確認する。?よく見たら、これ…消印がない。誰かがわざわざウチに?初めはその程度にしか思わなかった。けど、その日だけじゃなかったんだ―。二日目、同じ封筒に同じスカーフ。ただ初めと違ったのは、赤い染みのような物が付着していた事。「何これ
じゅりあ さん作 [204] -
好きな人 -3-
想いを伝えよう。今までの後悔した日々を取り戻すために…朝のホーム。人込みの中からすぐに彼を見つけた。そのことに自分でも驚きながらも、こんなにも好きなんだと分かる。挨拶を交わし、いつものように話をしていた。けれども、落ち着かない。『どうした?』新吾が顔を覗き込んでくる。少しの沈黙後、思い切って口にする。『昨日の紹介の話。ごめんそれはできない。だって…』その先が出てこない。また黙り込んでしまった。そ
MCO さん作 [207] -
君と僕のユメ。5
「おい!貴士!」大声でそう呼ばれて、はっと我に返った。「あれ!?俺、今…」きょとんとして周りを見渡すと全員椅子に座っている。教壇には担任がいる。これは…もしや…授業中!?「うわっやばっ!あの…ごめんなさ」「貴士ぃお前学級委員長に立候補かぁ!」担任の先生は嬉しそうにがははと笑った。「は…はい?」意味がわからない。「よし!今年の一年は威勢があっていいな!女子はもう谷口美緒!お前で決まりな!」クラス中
たろう さん作 [85] -
君と僕のユメ。4
太郎を見送ったあと、もう一度ミオとかいう子を見てみた。なんかあいつだけ別世界にいるみたいだなぁとぼんやりと考えてると、貴士の目に一人のクラスメイトが映り込んできた。その子は、美緒の斜め前の席に座っていた。ただその子も美緒に劣らず、独特の空気を持っている。貴士は、吸い込まれるように不思議と、またごく自然に彼女をじーっと見つめてた。頭は少し茶色がかっていてる、そして髪型は少しそろってないおかっぱ。毛
たろう さん作 [85] -
どうか幸せありますように…
別れてからもう3年が経つ。。。大好きな彼は今何をしてるんかなぁ…私ゎホステス、彼ゎヤクザやった。お互いの仕事を除けば毎日が幸せすぎた。ある時、彼が注射の回し打ちで肝炎だと知った。大好きな彼と一生一緒に居たかったし何かしたぃ、何かしてあげたくて彼の為に看護師になる事を決めた。病気で何かあっても看護師ならすぐに助けてあげれると思ったカラ。彼は資格をとったら結婚しようと言ってくれた。彼を信じて私ゎ遠
えり さん作 [176] -
MARIA〜人魚の恋〜(14)
「うっ!」ゴボゴボッ…!人間になったマリアに、海の底は息がもたず、慌てて海上へと向かった。バッシャッ!!「…っあ〜、苦しかった〜!」水中で苦しいと思ったのは生まれて初めてだが、それすらも新鮮で嬉しくなる。早くサイファを探さねばと、砂浜へ向かう途中でハッと気付くマリア。彼女は自分の体に目を落とす。真っ裸だからだ…。どうしましょう!と、辺りを見渡すが、身に付けられる衣服など見つかるはずもなく…。ガク
じゅりあ さん作 [176] -
MARIA〜人魚の恋〜(13)
「わかったわ…。わたしの寿命、貴女にあげる。だから…今すぐ人間に!!」「マリア!!」後ろでシュリーの止める声がしたが、マリアの決心が揺らぐ事はなかった。間違いでなければ、サイファの気になる相手は自分だと淡い期待を持っていたから。「本当に良いんだね?」魔女の最後の確認に頷く。そして、心配そうな友に微笑みかけると言い聞かせた。「シュリー、わたしは大丈夫だから心配しないで。それと…この事、パパには内緒
じゅりあ さん作 [160] -
最後の夜
ようやく相手の思いを聞きいれ終止符をうつ事にしました。付き合っていた時間凄く幸せだったな、こんなにも愛せる人が出来たなんて、夜抜け出してホトンド一緒にいたね。手をつないで買い物とかに行った事、寒い公園で寄り添ってきた事とか思いはたくさんあったな。お前の事が好きで好きでたまらなかった。幸せに出来なくてごめん。まえからお前とは近くにいたのにきずかなかったなんて運命のいたずらだよ、頭にくるよ本当に…俺
中村 さん作 [204] -
あなた。
あなたと初めて…目が合った。あなたは覚えてないかもしれないけど、あたしはずっと覚えてる。あなたと初めて…すれ違った。あなたは覚えてないかもしれないけど、あたしはずっと覚えてる。あなたと初めて…手が触れた。あなたは覚えてないかもしれないけど、あたしはずっと覚えてる。あなたと初めて…言葉を交わした。あなたは覚えてないかもしれないけど、あたしはずっと覚えてる。たとえ、些細な会話だったとしても。あなたと
まぃ さん作 [349] -
奈央と出会えたから。<34>
『おはよう〜。』いつもの様に教室を開けたあたしの目に飛び込んで来たのは、黒板いっぱいに描かれた落書きだったー。“衝撃の!!大スクープ!!”“木下 奈央は小6で子供を下ろした!!”“禁じられた愛に溺れた12歳の少女の結末!!”ー何これ?!酷い‥。あたしは何が何だか分からなかったー。“‥クスクス‥クス‥。”ー何?!教室の雰囲気が変‥?!‥”“ヒソヒソヒソ‥ー。”自分の席に向かって歩いているあたしに、
麻呂 さん作 [863]