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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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ロックの神様
“俺とロックしねぇ?”陽一はあたしにそう言った。もう、昔の話だけど。5年前、彗星のごとく現れたバンド。でるCDは、バカ売れ。それがあたしたちのバンド“サンクスバンド”だった中学生バンドとは言わせないあたしたちは正真正銘のロックをしている合言葉だったギターの陽一ベースの大地ドラムの遥人ボーカルはあたし、アサコ大人顔負けの実力をもっていたと自分でも思う5年前の冬、まだ私は14歳だった陽一が私を他のメ
スースケ さん作 [144] -
彼の恋人
突然の連絡だった。夜10時過ぎになって、文化祭中止の連絡網が博文の自宅に回って来た。電話の声はクラスの女子生徒だ。「『定時制の生徒が殺された』って警察から学校に電話があって、『2日目は中止にします』という先生からの連絡が回ったの。大至急次の人に電話して!」博文は急いでクラスの男子生徒に中止の旨を電話で伝える。翌朝の朝刊の地元欄に、「昨夜9時頃、県立修学館高校定時制4年のアルバイト(19)が殺され
高橋晶子 さん作 [243] -
奈央と出会えたから。<24>
それに、あたしがこの『父親』に懐かないと、母にも悪いと思ったから。母が好きになった人なのだから、きっと良い人なのだ。今日からこの『父親』の事を『お父さん』て呼んでみよう。あたしはその日、この『父親』の事を初めて『お父さん』て呼んだの。『やぁ‥奈央。初めて僕の事をお父さんて呼んでくれたね。僕はとても嬉しいよ。』『父親』は目に涙を浮かべて喜んだ。今思えば、あの涙はこの『父親』の迫真の演技に過ぎなかっ
麻呂 さん作 [1,576] -
降る想い
『雪だ』静かな夜に降る初雪君が小走りで少し前を行く見上げる夜空寒くて肩を縮めるポケットに入れていた手をそっと空へかざす『ほら雪だよ』君が嬉しそうに振り返る子供のように無邪気に笑う君君の掌に降り積もる雪笑った時に吐く白い息寒さで赤く染まる頬鼻を啜る音この冷たい風のせいかそれとも嬉しいからか君の瞳が涙で濡れている全てが愛おしくて君だけを見ていたそんな僕を不思議そうな顔で眺める『嬉しくないの』と君が淋
ふく さん作 [318] -
奈央と出会えたから。<23>
奈央は一言そう頷くと、ぽつり‥ぽつりと話し始めたー。 * * * *あたしの実の父親は、あたしが物心付く前に病気で亡くなったのー。母はその後直ぐに再婚したんだけど、その時あたしは小学校一年生になってた。『奈央。この人が新しいお父さんよ。』『奈央ちゃんて言うのかぁ‥。よろしくね。』『ほら奈央!!挨拶しなさい!!』『いや。奈央のお父さんは天国へ行ったんでしょ?お母さん言ってたもん。奈央のお父さ
麻呂 さん作 [1,056] -
MARIA〜人魚の恋〜(12)
「…貴女が願いを叶えてくれると言う…魔女…?」目の前に現れた女性に問い掛けるマリア。「そうとも呼ばれてる様だね。…ん?あんた、その顔…」魔女は、ゆっくりとマリアに近づきまじまじと見渡すと何か言い掛けた。…が、マリアにすればそんな事はどうだって良かった。「お願い!私を人間にして!」魔女にすがるように頼む。魔女は少しばかり考えていたが、やがて口を開くとこう言った。「良いだろう…。ただ条件があるよ」マ
じゅりあ さん作 [211] -
MARIA〜人魚の恋〜(11)
シュリーの言葉にマリアは息を飲んだ。わかっている…。結ばれる事はないと。傷つかない様にと、シュリーが気を使って言ってくれてる事も。わたしが人魚だから…。人魚…?人間なら良い…?ポンッ!マリアは思いついたかの様に手を叩くと言葉にした。「そうだ人間になれば良いんだ!」突拍子もないマリアの発言にシュリーは目を丸くする。「マリア…まさか…」そしてシュリーの予感は的中するのである。そこは薄暗くて怪しい空気
じゅりあ さん作 [186] -
俺の彼女
俺は誰よりも不幸でかわいそうな人間だ。女なんてただのわがままの塊で嘘つきだ。俺は正しい。そう思ってた。彼女に出逢うまでは。ごめん…もう二度としないから。ほんとうにほんとうに秀くんのことだいすきだから…だからごめん。彼女は泣き真似なのかどうかわからないが、唇を震わせながら謝る。二度目じゃん。俺は情けなさを隠すためと苛立ちを抑えるために安っぽいパチンコ屋のライターでタバコに火をつけた。イライラする。
KEI さん作 [446] -
恋心
恋をした叶うことのない恋だとわかっていたのにそれでも好きになっちゃったからねぇ……想っていてもいいですか?想うだけでもだめですか?恋心
まろん さん作 [296] -
夢物語?
それからご飯を食べて、葵とお風呂に入って、夜になると、葵が隠していた事にしつこく聞いてきた。麻梨亜は否定しつづけた、次の日事件が起こる。次の日、麻梨亜が一番最初に起きた、麻梨亜はある事にきずいた。それは、どこかでキーンとする音がする事と、朝の11時なのに、とても静かだ! それからすぐに、葵が起きて「おはよ〜」「葵口パクじゃわかんないよ」「え?ちゃんと声だしたよ?」「え?何言ってる
麻梨亜 さん作 [133]