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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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奈央と出会えたから。?
そんな目で見られると‥‥。見られると‥。頼む‥そんな目で見ないでくれ‥。俺は欲望と理性の間で戦っていた‥。俺の胸の鼓動が、奈央に聞こえているんじゃないかと思った‥。奈央は俺の胸の中に顔を埋めていた‥。俺はそんな奈央を振り払う事も出来ずにいた‥。『‥‥智くん‥。あたしの事嫌い?』そう言って顔を上げた奈央は、両手を俺の首の後ろに回した‥。奈央の顔は至近距離に迫っていた‥。俺の理性は欲望に負けそうだっ
麻呂 さん作 [1,053] -
遅れた笑顔
「好きだ」…ただその気持ちを伝えたいだけなのに。逆らってしまう自分はまだ子供?笑顔でずっと笑ってくれてた君は大人?好きで好きで好き過ぎて,君の事しか考えられないんだ。でも,照れ隠しの為に嘘の言葉をいってしまう。辛いよ,苦しいよ。うしなってから,後悔に浸る日々… 幾ら名前を叫んでも,好きだと君にいっても返答がない。もっと早く素直になってればよかった。君は最後まで僕をみつめて笑顔でいてくれた,なのに
ゆた さん作 [328] -
僕の願い
たき火をしてお互いの冷え切った身体を暖め寒さをしのぐなかなか暖まらない僕等は身を寄せ合うように近づく彼女の吐く息が真っ白く空へと舞い上がる僕はその先を見つめながらこの空間に癒されている周りでは若い男女が騒いでいる彼女もその連中が気になる様子だったが僕は話題をかえて自分との時間を作り出す火が弱くなっては手を怪我してまで新しい小枝を探して持ってきた全ては彼女のため…そして…ついに新しい太陽が顔を出し
ふーみん さん作 [520] -
隣の君3
俺はいつのまにかねてしまった…。「ぇってばぁ。ねぇってばぁねぇ〜…起きてよお-!」「なんだよ;;」目をこすりながら,目の前を見上げた瞬間バカデカい声を発して飛び起きる。「お,おい!!なんでお前がいるんだよ;;」「なんでって,拓眞が起きないからでしょぉ。」ぷくぅっとマリは頬を膨らませて拗ねる。 (あっそうか…俺,昨日あのまま寝たんだ…;)「わりぃ!!すぐ用意するからまってろ!!」「ねぇ。キスしたい
ゆた さん作 [341] -
MARIA〜人魚の恋〜(10)
「私に気になっている相手がいて…」サイファの言葉にマリアの体がピクッと動く。「嘘ですわ!お義父様もお義母様もサイファ様にその様な方はいらっしゃらないとおっしゃってました…!ユラに…ワタクシに何か不満がお有りなのでしょう…?」自分に不満があるならば直せば良い。けれど、他に想い人がいてはどうにもならないと思ったからだ。涙ぐんでサイファの肩を持つユラ姫。「いいえ、貴女に不満などは一切ありません」キッパ
じゅりあ さん作 [158] -
MARIA〜人魚の恋〜(9)
驚いたマリアは手を大げさに振るいサイファが近づくのを拒んだのだが、彼は微笑むと「構いません」と歩み寄って来た。と、その時―\r「サイファ様―?」幸か不幸か、女性の声がして彼はマリアから目を逸らした。その隙に再び姿を隠すマリア。「サイファ様、こんな所にいらしたのですね。…一体、何をなさっているのですか?」「ユラ姫」煌びやかなドレスを纏った女性がサイファの前に姿を見せる。「あ、あぁ。何でもありません
じゅりあ さん作 [134] -
MARIA〜人魚の恋〜(8)
翌日、マリアは又もや海上に来ていた。いつもの様にサイファが姿を現わすのを待ち焦がれる。だが、今日は一つ決心をして来たのだ。彼に姿を見せよう、と。ただ上半身だけ。それなら人魚とばれずに済む、そう思ったのだ。やがて、いつもと同じ位の時間に彼がやって来た。マリアは思い切って視界に映る様、体(上半身)を覗かせた。「…君っ…!」サイファは目を大きく見開いて呼び掛ける。マリアは少し頬を赤らめて顔を上げた。「
じゅりあ さん作 [128] -
MARIA〜人魚の恋〜(7)
部屋を出ようとしたマリアに自分も着いて行こうかとシュリーが問い掛けたのだが「ううん、一人で良い」との返事。少し心配になったシュリーはこっそりと後を追った。やって来たのは海上。シュリー自身、何となく予測はしていた。マリアは何をする事もなく、大きな岩に腰を掛けている。三十分程経った頃だろうか、浜辺に人の足音が聞こえ、二人ともハッとした。そこに立っていたのは、この間サイファと名乗った人間。マリアが更に
じゅりあ さん作 [150] -
MARIA〜人魚の恋〜(6)
「お前も直に二十歳になる。そろそろ、良いのではないかと思うておるのだが…?」「はぁ…」正直、サイファは余り乗る気ではなかった…が、「一度会ってみなさい」と言う、父親の言葉に頷くしかなかった。夜、お見合いを一週間後に控えたサイファは窓の外をぼんやりと眺めていた。海が見え、今日出会った彼女の事を思い出す。岩の影に隠れていた為に余り顔は見えなかったのだが、彼女の天使のような歌声が今も聞こえて来そうなく
じゅりあ さん作 [121] -
MARIA〜人魚の恋〜(6)
「お前も直に二十歳になる。そろそろ、良いのではないかと思うておるのだが…?」「はぁ…」正直、サイファは余り乗る気ではなかった…が、「一度会ってみなさい」と言う、父親の言葉に頷くしかなかった。夜、お見合いを一週間後に控えたサイファは窓の外をぼんやりと眺めていた。海が見え、今日出会った彼女の事を思い出す。岩の影に隠れていた為に余り顔は見えなかったのだが、彼女の天使のような歌声が今も聞こえて来そうなく
じゅりあ さん作 [137]