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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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sound of you 20
ビン底眼鏡はやっぱり一人でいる。私たちに気づいてないみたい。……ホッ私も気づかないフリしてバニラシェイクをすすりながら梨沙子と話す。すると店内にガラの悪そうな5人組の男たちが入ってきた。ダボッとした服装にキャップ帽を斜めに被り、歩くたびにガコガコと靴音が鳴る。店内の人たちは彼らを見て一瞬緊張する。彼らはグルっと店内を見回し、隅にいるビン底眼鏡を指差した。……あ、ヤバ。私は焦った。梨沙子に言おうか
フラン子 さん作 [300] -
sound of you 19
きゃあーー!!私は相手が彼女持ちだということも忘れて心をときめかせた。「う、嬉しすぎる…」私は将樹さんが帰る前に手紙の返事を渡そうと、急いで机に向かった。今度は少し長めの手紙を書いた。* * * * * * * * * * * *相手に彼女がいるにも関わらず心踊らしている私は悪いことをしてるみたい。だから梨沙子には内緒にしてて、いつもと変わらない会話を繰り返していた。「菜〜々子♪今日の放課後カラ
フラン子 さん作 [296] -
sound of you 18
『CDありがとうございました。どの曲もとても素敵です。』短すぎるかな?と思ったけど、彼女持ちの人に長々と手紙を書いたら迷惑だと思った。名前も書いたって意味ないから書かなかった。その手紙をお姉ちゃんから将樹さんに渡してもらった。* * * * * * * * * * * *数日後の日曜日、将樹さんがウチに遊びに来た。「菜々ちゃん、はいコレお土産。」そう言って将樹さんはCDをくれた。私は、将樹さんの
フラン子 さん作 [283] -
sound of you 17
「…だ、大丈夫!気にしないでよ梨沙子。私、曲が好きなだけだから。」私は必死で気にしてないフリした。でも心の中はかき乱された。一瞬だけ恋をしていたような気がする。そして今、最速で失恋したような気がする。これ以上凹みたくなくて、梨沙子に昨日のCDのことを話すのをやめた。彼女いて当たり前だよね。一時間目の授業が始まるチャイムが鳴る。少し肩を落としながら自分の席に向かう。後ろの席のビン底眼鏡と目が合う。
フラン子 さん作 [272] -
sound of you 16
「……携帯番号とかアドレスとか書いてあるかと思った」昼休み、梨沙子が満にメールしたが、返事が返ってこないままだった。私は呟いた後、フッと笑った。「私って調子いい女。」棚の上にあるコンポにCDをセットする。再生ボタンを押すと、クラブで聴いたあの曲がゆっくり流れだす。やっぱ良い!すっごく!私は音楽に耳を傾けながら小説を読みはじめた。しばらくして曲が変わった。知らない曲。「あ、他の曲も入れてくれたんだ
フラン子 さん作 [264] -
sound of you 15
晩ご飯を食べおわり、寝室のベッドへ寝転ぶ。読みかけの小説に手をかけると、ドアを開けお姉ちゃんが入ってきた。手にはCDケースを持っていて、それをヒラヒラとさせている。ケースのジャケットは無地だ。「何それ、CD?」私が無関心そうに聞くと、胸を張ったお姉ちゃん。「あんたがまた聴きたいっていってたヤツ。」「!!!」私は驚き目を丸くさせた。「将樹が『ミツル』って子に菜々子の話したら、ダビングしてくれたんだ
フラン子 さん作 [284] -
Kiss me!*10
「余計なこと言わないでよ」 「いいじゃん別に」 「よくないよ。全く……」 すると笛の音がグラウンドから聞こえてきた。 どうやらサッカー部が校内試合をするみたいで、笛の音はその開始の合図だったみたい。 開始早々にボールを相手チームから奪ったケイタは、ディフェンスをかわしてゴール近くで仲間にパス。 そしてその勢いでゴール前まで走っていって、仲間からのパスでケイタはゴールを決めた。 その姿を見たとき
玲唯 さん作 [724] -
sound of you 14
月曜の昼休み。いつものように梨沙子と机を合わせてお弁当を広げている。「〜でね、すっごい良い曲でね!しかも作った人うちらのタメだったの!すごくない?!」私は興奮ぎみに土曜の晩の感動を語った。「へー、菜々子が男の子に興味持つなんて珍しいじゃん。なんて名前の人?他校の人?」梨沙子が聞く。「たぶん見たことない人だったから他校の人だと思う…、名前は『ミツル』ってことしか知らない。」「『ミツル』ってあの『満
フラン子 さん作 [302] -
あたしの貢ぎ癖23
キミはよほどそのプレゼントが欲しいみたいで買ってくれたらあたしとヨリを戻すと言ってきた今まで散々何をしてもあたしとは付き合わないと言ったのに…愛はお金で買えるんだね…
アリサ さん作 [338] -
素直になれなくても?
あなたとの初めてのデート 待ち合わせ場所に 約束の時間より随分と早くたどり着いた 胸の高鳴りあなたに会いたいのに会わずに帰りたくなる 1人であなたを待つ時間が長く切なく過ぎてゆく約束の時間にあなたは車に乗って現れた どうぞ乗って あなたは車から降りてきて助手席側のドアを開けて満面の笑みで言う 車に乗り込むと勢いよく走り出す車内には音楽が流れていた 好きなんだよね え?この曲大好きなんだよね あな
寒椿 さん作 [356]