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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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いのり?
私を抱きしめながら男が言った。終わらせたくて言ったんじゃない。本当の事を知ってほしかった。隠したくなかったんだ。私はやっとの思いで顔をあげ、男を見つめて言った。でも、もぅ会えません。精一杯、男とこれから生まれてくる子供の幸せを想って言った言葉だった。また涙が溢れた。男を困らせたいわけじゃない。泣いて男に慰めてほしいわけじゃない。未練を伝えたい訳じゃない。ただ、会えなくなる事を受け入れたくないのに
リュウ さん作 [135] -
なんやねん
「こんにちわ!佳祐だよ☆よろしくね。写メちょうだい」私のイメージとは全然違って気さくな人。この時はそう思ってた。「よろしくね!不細工やけど堪忍ねえ。」私はすぐ写メを添付して返信した。するとしばらくして、「全然不細工じゃないじゃん!普通に可愛いよ!」と返ってきた。このメールで単純な私はテンションが上がりその日はたくさんメールをした。「結構いい人じゃん」この日一日で彼は私に好印象を与えた。この時は、
野球馬鹿 さん作 [190] -
いのり?
その言葉を聞いて、ふとある事を思い出した。 男に想いを告げられた日、帰りの車の中で男が始まりがあれば、どんな形でも終わりがある。いつかお前を失う事になるなら…いっそ気持ちを伝えない方がいいと思った。だから本当はこの気持ちを言うつもりはなかった。と言っていた。終わりって、この事か…。そぅ思った。男は、子供の事を言ったら、お前が終わりにしようって言うのは分かってた。お前はそういうやつだから。自分
リュウ さん作 [113] -
いのり?
全く気のきかない言葉。それでも私にはやっと出た言葉だった。 男が私の顔を見つめているのが分かった。でも、私は男の顔が見れなかった。見たら、どうなるか分かっていたからだ。 混乱して茫然としている私の手を男がとった。男も私の手の汗を感じたのだろう。 それから男はまた話し始めた。妊娠はこれで二回目なんだ。でも一回目は流産して、生まれてくることはなかった。それから、夫婦の中でもすれ違いとか価値観の違いと
リュウ さん作 [118] -
なくしたもの[7]
気がつくとベッドの上だった。「お母さん?」「気がついた?!」必死に覗き込む母。顔色が悪い。「うん。ごめん、なんか貧血みたい。」「無理しないの、お粥作ったから、持ってくる。」ドアをパタンと閉めた。グスッドアの向こう側で母が泣いているのがわかった。私、どうしちゃったんだろう。自分が、怖い。体が鉛のように重い。頭がジンジンする。胸が縛られているように痛い。「お粥、食べれそう?」ガチャッとドアを開けて
優愛 さん作 [136] -
いのり?
豊富に話題を出す男が、しばらく沈黙した後だった。ゆっくり男が覚悟を決めたように話し始めた。どうしてもお前をここに連れてきたかった。あの滝での願掛けは俺にとって、すごくきくんだ。何年か前来た時は、結婚する相手と会えるようにって祈ったんだ。その何日か後に出会ったのが今のカミさんだ。男の話に、私は、縁結びの滝で願掛けした後に出会って、本当に結婚するなんて…出会うべくして、出会ったみたい…。男と奥さん
リュウ さん作 [123] -
いのり?
男に離婚してほしかったわけじゃない。もし、簡単に離婚するような男だったら、好きにはならなかっただろう。それに、私には男と男の奥さんの人生をまるっきり変えてしまう程の覚悟もない。 ただ、男を真剣に好きになっていた私にとって、離婚の気持ちが見えない事は淋しい事でもあった。 私だけを愛してほしい、私が男の中で1番であってほしい。でも、永遠の愛を誓った奥さんを、簡単に手放す人であってほしくない。矛盾し
リュウ さん作 [240] -
いのり?
私と男のその関係は数カ月の間続いた。私は自分が男の浮気相手だとは思いたくなかった。 男から本気で愛されていると信じていたからだ。そんな今しか見えていない二人に大きな転機が訪れた。 その日は珍しく朝早くから男と出掛けていた。どうしても連れていきたい所がある。男に何度か言われていた場所だった。真剣な顔でそんな事を言う男にとって、その場所は特別な所なんだろうとなんとなく分かっていた。そこに行くと聞か
リュウ さん作 [244] -
愛歌 1
雨。一昨日から降り続いてる。私の気分は3日間落ちっぱなしだ。「はぁ…これじゃ路上出れないや…」私、サクラはストリートミュージシャン。まぁ、聞いてくれる人なんていないようなもんだけど。音が大好きで、歌が大好きで、1人でも多くの人に聞いてほしくて始めた。ゆずが出て以来かなぁ?ストリートは日本中に溢れてた。私もそんな中の1人にすぎない。自信があるわけでもない。ただ大声で歌いたかった。それだけ。人付き合
mochako★ さん作 [323] -
たれまに〜Anniversary〜(25)
今、松本がここにいてくれてる事で、私は何とかなってる。「松本、ごめん…」マスカラで汚れた目の下を拭って笑った顔を作る。「謝んなよ。謝るくらいなら付き合え」意地悪そうに笑い返す松本。「…そうだね…」私の呟きに少し驚いたような顔を見せる松本。私、松本といた方が幸せになれんのかな?笑っていられるかな…?…考えてたら、無言で見つめてしまってたらしい。ハッとして声をかけようとした、その時―\rいきなり松本
じゅりあ さん作 [197]