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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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テレビの明かりで
遠のいてく 出会った日々 でも忘れない 毎日思い出して 思い浮かべる 眠りに着く前 真っ暗は怖いからと テレビはオフタイマー 記憶を手繰り寄せて 思い出して 想像を張り巡らせる 時折少しの光 気になって 電源を切る 会いたいな 触れたいな 喋りたいな 淋しくなって またリモコンの スイッチを押しちゃう 知らぬ間に 夢の中 出できた 君は 電話越しに居る なんだ またか 今度は姿を見せて おくれよ
桃ノ瀬 えみ さん作 [271] -
いのり?
いつものように食事に行った後、男の車に乗って、ある山に出掛けた。山道を走っていると、山道は真っ暗で、どこか恐怖さえ感じた。こんなに暗いとなんか出そうで恐いですね。と、つい出た一言に、大丈夫。何かあっても、お前だけは逃がすよ。と真剣に答えた男にいつもとどこか違う感じを覚えた気がした。 着いた場所は車一台行き交うこともない、誰もいない場所。車を降りて見た景色は色んな色の宝石をちりばめたようなキラキ
リュウ さん作 [174] -
プレゼント?
翔ちゃんの居ない生活なんて考えられない。小さい頃から、ずっと一緒だった。毎日一緒に幼稚園に行って遊んでいた。私は翔ちゃんのことが、ずっと好きだった。同い年だけど、しっかり者でお兄ちゃんのような存在だった。泣き虫の私をいつも守ってくれた。翔ちゃんのお葬式が終わって1週間、翔ちゃんのお母さんから電話がきた。家に行くと、お母さんが「涼子ちゃん、これ…」小さい箱を渡された。「翔の部屋を整理してたら机の引
加代 さん作 [170] -
プレゼント?
綺麗な青空が広がる昼間、私の携帯が鳴った。その瞬間、なぜか嫌な予感がした。……翔ちゃんがバイクで事故を起こし病院に運ばれた。という内容だった。翔ちゃんは私の幼なじみで高校生の時から4年間付き合っている。私は大学に進み、翔ちゃんは自動車整備会社に就職していた。急いで病院に向かった私を翔ちゃんのお母さんが迎えてくれた。「お母さん…翔ちゃんは?」「………。」無言で歩き始めたお母さんに付いていくと、病院
加代 さん作 [202] -
彼の恋人
修学館の2年生が修学旅行から帰ってきた。九州班の博文、千聖、孝政は長崎→普賢岳(島原)→大牟田→福岡のルートで回り、北海道班の臨と裕介は函館→小樽→札幌のルートで回ったという。それぞれ大学見学の機会があり、体験学習が主体の青海とは違った思い出が作れた。旅で疲れた様子を見ない博文が帰宅する。みくは自宅の前で博文の帰りを待つ。「博文君。おかえり」「何だよ、みく。何かあるのか?」別々の高校に通う二人は
高橋晶子 さん作 [337] -
いのり?
また少し二人が近付いたのはある湖に行った時。足場が悪くて、歩きにくい場所だった。男がすっと手を差し出してきた。一瞬考えながらも、すぐに男の手をとった。湖に降りた所で私は罪悪感と恥ずかしさを感じ、ぱっと離した。それから男は決まって、私の手をとるようになった。 増えたのは会う回数だけではなかった。連絡を取り合う事も多くなった。男から頻繁に来るメール。そのメールの内容に疑問を抱きながらも、二人の距離
リュウ さん作 [146] -
いのり?
今まで行った1番好きな所に連れてってよ。男が言った。男の運転する車を案内しながら私は大好きな河原へ向かった。そこは昔から私が知っている場所。水も空気も音も何もかも大好きな場所だ。ここに来るのは1年ぶり…。やっぱり大好き。そう思った。 隣で男は大きく深呼吸している。嬉しそうに私に笑いかけて、いい所だね。そう言った。そこで、石投げをしたり、足を水につけたり、二人は子供みたいに遊んだ。こんな風に飾らず
リュウ さん作 [149] -
重ねた手のひら(1)
「あのさ・・。」・・・・。「別れようか・・。」「・・うん。」たったこれだけの言葉たったこれだけの二人12月の夜いままでで一番寒い夜だった・・クリスマスを待ち、電飾に灯されて光る街がなぜか虚しくなぜか切なく真っ暗になった心をかすかに照らしていた君が背を向けて俺から離れていく・・なにか言おうとしたけど無理だったできなかった遠ざかっていくその背中をただ見てることしか・・「ごめんな」せめて謝らなければい
レン さん作 [615] -
星屑の神様 1
人はなんで生きるんだろう。生きるってなんだろう。どんなに楽しい事だって苦しみや悲しみに敵うものなんてないのに。人生なんてただのゲームにすぎない。いかにまわりを騙し、利用し、自分の位を上げていくか。実にわかりやすいゲームだ。東堂輝月(ヒカル)は東京都に住んでいて、近くの私立高校に通っている。兄弟はいなく、父親は単身赴任で、今は母親と二人暮らしだ。特別お金持ちという訳ではないが、別に不満もなかった。
塔架 さん作 [102] -
優しい音
『東京の雪』スクランブルを挟んで誠人は叫んだ。「梨奈!梨奈!」その声に周りの人も誠人を見る。梨奈も振り返る。「誠人…」「梨奈!ごめん!幸せにできるかわかんねぇけど俺はお前と子供を守るよ!だからそばにいてほしい!」偶然に武士たちも梨奈を見つけ誠人の叫んでいる声を聞いた。信号が青に変わり梨奈が誠人に駆け寄った時…「キャー」と誠人の後ろにいる女子高生が叫んだ。グサッと鈍い音がした。梨奈は走る足を止めた
RIA さん作 [189]