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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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せんぷうき-1
ミーンミンミンミーン―。窓の外からアブラゼミの暑苦しい鳴き声が聞こえる。でも、そんなことさえも、風(フウ)には懐かしく思えた。それは―風が高校二年生の時の夏だった。風の双子の兄の颯(ソウ)が、家出をした。颯はよく親とケンカをする。しかし、家出をする前の晩のケンカは今までになく激しかった。風が布団に潜り込んですぐに、父親の怒鳴り声や母親の悲鳴が聞こえ、激しい物音がしたあと、おさまった。気にかかった
千里亜実 さん作 [194] -
きえない想い?
翌日ピロロロ…ピロロロ…「うぅ…、ちょ、ちょっと待って…」朝早くから携帯が鳴った。夢の中で楽しくやってたのに、起こすなよ。そう思いながら携帯を見た 「慎からだ」あいつから電話くるなんて滅多にない。俺は嫌な
SB さん作 [406] -
どうして?〜アヤノとチカ〜
どうしてあなたは誰かのものなの?好きそう気づいた時、あなたはもう【彼氏】になってた彼女にだけ見せる彼氏の顔……ナオト…逢いたい…あの頃は、ナオトを好きな友達を応援してた私――…「あ!いたいた!アレじゃない?」「あ〜!!本当だ!キャ―!カッコい〜!」グラウンドを指差しながら、目で追い掛ける。サッカーをしている少年…そう、ナオトを。「ナオトってそんなにかっこいいの?」「かっこいいよ〜!!あ、でもアヤ
キュウリ さん作 [309] -
野球かバスケか‐完結‐
私は決めたんだ。安井くんに告白するっ!!!『中崎!!これ今日提出やけどさ…』『あっうん(^O^)』【安井くん!!!】【中崎!!!!】『あ…安井くんからどうぞっ』『いやいや中崎からどうぞっ』『ぷっ(^^ゞじゃぁ私からいうねっ』『おうっ(o>ω_<)『うち、安井くんと一緒にいてめっちゃ楽しい!いつのまにか安井くんの事…好きになってたみたい』『っちょ!!!中崎!!!あかん
リキ さん作 [219] -
消えない過去第54話
由美は俺に自分の家庭の話をしはじめた。親が離婚をして母親といっしょに住んでいたらしい。16歳の頃、母親に男ができて一緒に住むようになった。男は母よりずいぶん年下で由美と年が近かった。由美は高校を中退していた。お金もないから毎日家にいて、たまに友人と外に遊びにいったりしていたらしい。母の男は仕事をやったりやらなかったりで、家にいるかパチンコかの生活だ。夜になると狭いアパートなのに母親は男と激しく愛
ニャオ さん作 [193] -
君と宙(そら)へと還りたい
戦闘開始だ。こっちも負けてねえ。まあ、こいつらよりは、もう少しまともな高校生だったが、俺の通っていた大学は、東京の学校なのに何故か関西出身者が多く、そりゃ四年も気の荒い関西人の先輩・後輩を相手に生活していたら、大阪弁にも慣れたよ。って言うか、本拠地に来てしまったし・・。なにはともあれ、27歳にもなって高校生と乱闘してしまった。手当たり次第に暴れまわると、ほとんどのヤツが倒れ込んでしまったがまだ一
武藤 岳 さん作 [312] -
大切な人
私は、しばらく恋をしていない。それは、心の中にまだ癒えない傷があったからだ。その人の事は忘れたはずなのに、その人の最後の言葉が頭の中に残っている…。「一緒にいて、疲れる。」しまいには、私の性格を否定されてしまった。私だけがいけなかったのかな…。自分が何なのか分からなくなった。だけど、「あなたのために変わりたい。」私の精一杯の気持ち。だけど、貴方には伝わらなかった。悲しくて、悲しくて仕方がなかった
葵 さん作 [280] -
君と宙(そら)へと還りたい2
三.仕事で営業車を運転している時に、抜け道を行こうと思って覚えたての道に入ると、曲がる所を間違えてしまい、住宅街に入り込んでしまった。 「まいったなあ。」ちょっと俺は焦っていた。大阪の人間ってイラチで時間にうるさそう・・・。現に俺の上司も大阪人だが、やたらと時間にうるさいし、細かいっ!引き継いだばかりの、お得意先を怒らせてしまったら大変だ。そんなマイナスの事を考えて運転していたからだろうか、見通
武藤 岳 さん作 [288] -
君と宙(そら)へと還りたい
一.碧い空・・・宙にまで続くかのような空・・・“紺碧の空”って、きっとこんな色の事を言うのかな・・・。ねえ、留衣・・。二.八月の大阪はメチャクチャに暑かった。四月の異動で、横浜から大阪にやって来たけど、正直言って“耐えられねえ”って感じだった。“八月の平均気温日本一高い街” 伊達じゃないね。会社が用意してくれたマンションのすぐ近くに、大阪では結構有名らしい、お嬢様学校の女子校があって・・・うん、
武藤 岳 さん作 [318] -
舞い落ちる雪のように・・・?
僕は春の日差しが淡く差し込む路地を歩いていた向かっているところは・・・いや、僕はそこへ行こうか行かまいか迷っているそう・・・向かっているところは・・・・・・僕の名は、柿崎 翔(かきざき・しょう)昨年、医大へ進学するために上京して、一段落したところでたった今、帰ってきた・・・実のところ、一段落すらついてなかった都会の空気に飲まれ、生活に疲れて帰郷してきただけだったそんな僕も一年前の今頃は・・・時間
イッキ さん作 [137]