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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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どこにいても、18
「先生きたわよ!」「はーい!」ママの声に、私は大声で返事をした。私は鏡の前にたち、くるっと回転した。「よし、変なとこないよね…」部屋にゴミがひとつもないことを確認する。看護婦になりたいからいい学校にいきたい。だから家庭教師をつけてほしいの。14歳の誕生日にそう言った私にママとパパはびっくりしてたけど、近くの大学生徒の涼さんがいい家庭教師がいるって紹介してくれた。そして今日初めてその先生がくる。リ
RF-T さん作 [450] -
踏み出す一歩(後編)
次の日、私は高台に行き、杉の木の下にいる彼に話し掛けた。「ずっと待ってるんだね、10年前のあの日から…。」彼はまたやさしく笑って言った。「うん。ずっといっしょにいようって、10年前のあの日に約束したんだ。」「彼女はもうここには来ないと思う…。」「えっ?」「昨日、テレビで見た。今はもう別の家族がいるみたい。」「……そうか、止まったままなのは、僕だけだったんだ…。」また淋しそうな顔をして彼は言った。
上坂 葵 さん作 [673] -
踏み出す一歩(前編)
「ねえ、いつもここにいるね。」夕暮れ時に、いつも高台にいるその人に私は話し掛けた。「ここで何をやっているの?」唐突な私の質問に、その人は笑顔で答えた。「この景色を眺めているんだ。昔、好きだった人と、よくここに来ていたから…。」「確かにいい景色。街の明かりが少しずつ灯っていって、ちょっとした夜景スポットだね。今まで気が付かなかった。」「僕も大好きなんだ。」そう言ったその人の表情はどこか淋しげで、過
上坂 葵 さん作 [704] -
キミのために唄う
「僕、将来紗季ちゃんの婿になるんだ!そしたら僕が紗季ちゃんを守るんだ」あの頃のキミは幼かった私には凛々しくて眩しく輝いていたあの時までは…。その日りっくんの友達だった男の子が死んだ。心臓発作を起こして…。私はその日、心臓病の恐ろしさを知った。その日からりっくんは臆病になった。「僕も、死んじゃうじゃあないのかな?」「そんな事無いよ!簡単に死んじゃうなんて言わないで!」そう言うしかなかった。言葉が見
モモ さん作 [440] -
素人高校生?
トイレを出たらメールが来た。するとゆっぴーからだった。「そっちの部屋行っていい?」なぜ俺に聞く!?俺は別にリーダーでも何でもないぞ!ちなみに俺は中学時代委員会に一回も属したことがないのだぞ。その俺になぜ聞く!?とりあえず部屋のリーダーは………河崎だ。河崎に聞くしかないのか。とりあえず部屋に戻り河崎に事情を話した。すると河崎は「う〜ん!出かしたぞ赤原アキラ!とりあえずカモーン!!」一つひとつの会話
あかはら さん作 [302] -
あ〜あ
あたし...いっぱい我慢してるよだって、君に嫌われたくないからメールだって電話だって普通に話す事だって遊んだりだって全部したいんだよでも嫌われたくないし君に迷惑かけたくないし...けど何よりあたしにゎする勇気がない緊張して変に君の前で空回りしちゃうからダメなんだよねだから我慢してるうちに君が他の子を見ちゃってるなんて不安になっちゃうんだだって君ゎ日に日にカッコ良くなっていくんだよみんなゎわからな
優梨 さん作 [667] -
どこにいても、17
「吉岡…?」姿も見えないし、返事もない。でもそれは間違いなく吉岡だった。「どこにいるの!?姿を見せて!返事してよ!」部屋の外から漏れてくる声が止まる。松村は僕が正気を失ったかと思うかもしれない。でも吉岡に会えるならそんなことどうでもよかった。「吉岡!どこにいるの!迎えにきてくれたんだろ!今すぐそこにいくよ!!」文字どおり狂った僕を何かが優しく包み込んだ。吉岡だ。でも姿は見えなかった。手を伸ばそう
RF-T さん作 [447] -
どこにいても、16
僕が顔を上げると松村は泣いていた。「そんな悲しいこと、言わないで」「…」「花歩、あたしにさよならは言わなかった」「…僕には…待っててねって…」涙があふれだして松村の姿が滲んで見えた「花歩がお別れを選んだのは大輝君と生きたかったから、会いたかったからだよ。大輝君は会いたくないの?」会いたい。吉岡にもう一度会いたかった「あたしは花歩のこと信じる。でも大輝君が信じてあげなくてどうするの?」「…」「生き
RF-T さん作 [454] -
素人高校生?
その女の子は「赤原…くん…だよね?」と言った。俺は「はい」としか言いようがなかった。「やっぱり〜!男子もカラオケやってんだ!誰が来てんの?」次々とこの女の子は喋る。スタイルは良く顔は…普通だ。ショートで服のセンスもなかなかだ。見覚えがなかったが雰囲気的に同じクラスの女子だろう。この女は今日入学式を終えたばかりというのに男子の名前と顔を全部覚えてるのか!?神かっ!!俺はそう思いつつも来てる男子の名
あかはら さん作 [298] -
素人高校生?
そして俊平はおもむろに選曲をし始めた。みなが息を飲んだ。そして選んだ曲は9mm parabellum bulletのsupernovaだった。知らねー!!知らねーよ!出だしから知らない曲を披露されてもっ!と思い隣りを見ると田柱はノっていた。なに!?田柱はこの曲を知っているのか?そんな人気の曲を把握できなかった俺は少し悔しかった。それにしてもアーティストすら知らなかったので不本意ながら河崎にこのア
あかはら さん作 [293]