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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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プラトニック4
◆旅先にて◆薫は山が好きで発病した年はよく『尾瀬』にでかけた。そこで二人の女性と出会った。二人とも千葉県からやってきた。吉沢洋子さん:彼女は独身でバリバリの救命救急センターの看護師(婦)さん。渡辺裕美さん:彼女は元小学校教師で既婚者。小柄で優しい女性だ。二人との出会いが、薫の後の人生に少し影響する。(続く)
田中佳奈子 さん作 [161] -
プラトニック3
◆過去◆薫の病名は『感情障害(躁鬱病』』発症の原因は『過労』だった。彼はある農業団体の職員だった。そこで過酷な労働を強いれられた。彼は職場の帰り、毎日が点滴と注射の連続だった。
田中佳奈子 さん作 [168] -
Avanクラブ 〜vol.8〜
多数の人間から責められるのはどんな時でも辛いものだ。ああ、まさかここにいるのは自分だけなんじゃないだろうか。一同は再び沈黙してしまった。そこでふいに橋本が聞いた。「大黒さんは誰だと思っているんだ?」「誰とでも思ってませんよ」「それではただの偽善者だ」「僕は弁護士です。それに、むやみに疑惑を持ってもしょうがないと言ったはずです。」「もしかしたらこの2人が幻想と声なんじゃないですか?」佐野が押した。
黒谷碎 さん作 [149] -
きえない想い?
「ハアハァハァ……」 いつもの通学路でチャリをぶっ飛ばしている俺がいた。「ヤバいよ!!速く速く!!」後ろには夏希がいた。「てか降りろ!!お前が乗ってるからいつも以上に疲れんだ!!」疲れても夏希をいじる力はあった。「絶対ヤダ!!だって、今ここで降りたら1時間目に間に合わないもん!!」夏希も言い返してきた。朝っぱらから元気だ。まぁ、なぜ夏希が後ろに乗
SB さん作 [453] -
Avanクラブ 〜vol.7〜
未央は彼らの会話を聞いてるうちに、夢であることを疑い始めた。それと同時に親近感が湧き、夢から出たくないという感情も増した。「白田さん?」と、聞いたのは意外にも内田だった。「白田さん、ご無事ですか?さっきから全く声がしないんで」どうやら長いこと考え込んでいたらしい。名前を前につけるまどろっこしい制度もなくなったようだ。「白田さん、お分かりですか?今、あなたが疑われてるんですよ!」木村が必死に言った
黒谷碎 さん作 [131] -
心配されない男
「もう別れましょう。」彼女は言った。僕は突然の出来事に固まってしまう。その後は、僕がわかった・・・と言うまで、何を言っていたか覚えていない。たぶん、何で?とか、別れたくない!とか言ったに違いない。理由さえ覚えていない。いや、覚えていないんじゃない。理由は最初からわかっている。「一人で何でもできる」それだけのこと。昔からそうだ、「何でもでかるよね!」とか、「おまえに任せれば安心だわ」とかそんなんば
一撃 さん作 [426] -
◆僕らのせいいっぱい?◆
もう一度飛ぼうとした瞬間―バサッ―\r…横から何かが飛び出して来た。「ハイッ!!何か小さくてヒヨコみたいだね。」衝撃で散ってゆく桜吹雪の中で笑う彼はまるで【春】をそのまま少年にした感じだった。『あっ,ありがとう!!』オレンジがかった茶色の髪に色素の薄いビー玉みたいな目,笑顔のとてもカワイイその少年に一瞬見とれていた。「どーいたしまして。式始まるみたいだから急いだ方がいいよ。」彼は体育館に向って走
SHO さん作 [161] -
きえない想い?
翌日「ヤッベェ!!!」ただいまの時刻8:15。完璧な寝坊だ。俺は急いで着替えて階段をかけおりた。そして近くにあったオニギリを取って家を出た。「いってきまぁす!!!」「ちょっと!それお父さんのオニギ…」バタン!!!勢い良くドアが閉まった。「まったく…、もう1個オニギリ作ることになっちゃった」そう言い、母さんは台所に体を向けた。ピロロンピロロン「緊急ニュースです……」
SB さん作 [415] -
桜身〜夜舞桜〜続
女はまた、まだ満開と成さない桜木の方を向く。今はまだ弥生の終り――。桜模様の通りが、果てしなく続く――…。袖の中で、女は短刀を握った。明治9年に廃刀令が出て暫く経ったた今でも、帯刀する者は多い。故に、多々のハンランの原因にもなる。女の持つ短刀は母の物。父の物とも、女は聞いていた。女にはどちらも失った者―――。短刀はたった一つの形見…。女は笑う。唇を三日月に歪ませた。それはどこか切なく、哀しい面影
MARI さん作 [152] -
桜〜夜舞桜〜
『――――…。』一人の女が目を覚ましたのは、一軒の宿屋。障子戸を開け放ち階段を駆け降りると、女将の姿を探した。女は昨晩、此処の二階に運ばれたことを知らされる。故に昨晩の記憶を女は思い出す。…確かに、己は追われていた。それも数人、集団に、だ。けれど女の体に、傷は一つもない。女将は言った。『若い、背の高い男だったよ。アンタを抱えてきたのは。』しかし女には、“背の高い男”以前に、この地に己の知るものは
MARI さん作 [143]