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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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俺たちの?
普通、入学式のプログラム内では、学長挨拶というのは初めのほうに行われるイベントであり、我が大学の入学式でもそれは同じことだった。学長は挨拶もそこそこ、舞台隅の席に戻り、式も中盤に差し掛かると、御役ごめんとばかりにコックリ、コックリと船をこぎだしていた。いくら役目が終わったとはいえ、舞台の隅に 座って居眠りでもしていれば、それなりに目立つ。口にこそ出さないが、講堂内のほとんどの人はそれに気づいてい
モラトリアム さん作 [193] -
俺たちの?
大学への進学とともに、俺にとっては初めての独り暮らしが始まった。右も左もわからない新たな町で、信じられるのは町の地図と日本銀行券のみ。薄情にも両親は引越しの当日こそ新居であるアパートに顔を出したが、その後は何の音沙汰もなしだった。だからといって、こちらから連絡するのは癪に障る。しかしながら、それらすべてが初体験の中で、不安がないといったら嘘になる。そんな中で期待と、やや緊張を含んだ入学式。それは
モラトリアム さん作 [204] -
愛する事?
〜新美中学生徒会室〜「川崎会長…。この書類なんですけど…」美歌が会長の椅子に座っている流星に一束の書類を見せた。「……」流星は、少し怒った顔で美歌をみた。「か、会長?」「二人きりの時は流星と呼べと言ってあるはずだか?美歌」「…りゅ、流星…」美歌は、少し赤くなって言った。「お前…その色っぽい顔俺以外には見せるなよ!!」流星は、美歌を睨み、キスをした。「流星…もっ……きつ………んっ」二人が口を離すと
ミルク さん作 [464] -
◆僕らのせいいっぱい?◆
朝食を食べ終わり身仕度を整えてると玄関カラチャイムが聞こえた。『雛子〜,梨奈ちゃん来たから出かけるわよ〜』「はーい!!」梨奈ちゃんは小学生の時カラの1番の友達。いつも一緒でなんでも話し合う大切な私の片割れ♪『おはよう雛子』くぅ〜,相変わらず笑顔が可愛いな〜!!梨奈ちゃんは美人だなんてゆうかキツい顔の美人じゃなくて優しい感じのほんわかした美人さん。性格の良さが顔にでてるよ!!「おはよう梨奈ちゃん!
SHO さん作 [176] -
その瞳に私がいたならば…*第一章*
昔から私はクラスの中でも浮いた存在だった。自分では目立ってる覚えなんてない。小学校の時通ってた学校は基本的に中学校はエスカレーター式だったけど、私は家の事情もあって違う学校へ通うことにした。中学生になった私。そこで私は初めて『いじめ』に遭った。でもね、私は強くいれたんだよ?あなたが唯一受け入れてくれたから…。「中学生のクセに」って子供あつかいしないで。中学生だって人を愛せる。愛する意味だってちゃ
翔 さん作 [120] -
season OF summer
浜に打ち寄せるさざ波に思いをのせてあなたに届けましょう。どこまでも続くこの世界を信じてみましょう。瓶のふたを閉じて流すとどこかに打ち上げられると思いますか?あなたはこの解き放した思いを受け止めてくれますか?海はどこで冷たくなるんでしょう。どこで暖かくなるんでしょう。でもここから見える海がそれぞれの普段の海。どこかが違ってたっていいじゃない。冷たくなった海は太陽が優しく暖めてくれる。暖かい海は夏を
沙莉 さん作 [323] -
train?
私は、看護師長さんに連れられてナースステーションに入った。「今日からこの第1外科病棟で働いてくれる看護師を紹介します。」看護師長さんが淡々と言っている。私は、自己紹介を求められた。 「おはようございます。柊 夏穂と申します。よろしくお願いします。」私は、緊張して早口に言った。初めて「柊」と名乗ったのだ。私は、その事に対して凄くドキドキしていた。胸につけたネームプレートを見ても「柊 夏穂」となって
葵 さん作 [153] -
僕の好きな人
僕の好きな人は、゛いじめ゛をうけている。でも僕の好きな人はちゃんと笑う。僕の好きな人は瞳がクリクリしてて、もの凄く可愛い。なのに僕の好きな人はいじめられている。僕は、僕の好きな人のために何もしてやれない。僕は、目の前の悪と戦う正義なんて大それたものにはなれない。僕の好きな人は、いつも一人で帰る。僕は、僕の好きな人の手を握ってみた。僕の好きな人は驚いた。でも、笑ってくれた。僕の好きな人の笑顔は、す
泉奏 さん作 [210] -
ベタ恋。No.17
考え事をしていたらいつのまにか寝ていた。目が覚めると朝の7時だ。「ヤバい!」と、誰もいないのに僕は大声で一人叫んだ。「何!?なに?どしたの?」妹の明奈が慌てて僕の部屋に来た。「いや、・・・ちょっと寝過ぎた」「何だぁ、そんな事かよ。早く大学行きなよ、電車間に合わないよ!」「おう、」そう妹に言われ僕は急いで家を出ていつもの電車に乗る。相変わらずの席だ。そういえば、今日もあの人に会えるのかな。少し期待
Takya さん作 [207] -
あの日の君に
夏…大雨だというのに蝉はその音にも勝る鳴き声で短い生涯を惜しむかのように鳴いていた…私はあからさまに不機嫌な表情を浮かべると止みそうにない雨を眺めていた…微かに聞こえてくるピアノの音、廊下を走る足音、携帯で話す笑い声、全てが鬱陶しく思えた。なんて苛つく笑い声なんだろう…放課後の教室はガランとしていて、あちこちに部活の生徒の制服が脱ぎ捨ててあった帰る気にもなれず外を眺めながら携帯を適当に持て遊んで
雅子 さん作 [646]