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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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オリーブ〜第四章〜
そんなこんなで付き合い始めて、一緒に住むようにまでなって…って早くねーか?!わたし。まぁ今はそのくらい彼にハマっちゃってる自分に私自身驚いてるんだけど。 いつまでも鳴り止まない携帯を、いつものようにそっと彼の枕元に近付ける。そしてまた目を瞑り、寝たフリをすると、 「ふぁ……。やっべ寝過ぎた。」 私がまだ寝てると信じてやまない彼は大きな体を起こしながら、私の頭の下の腕をゆっくり時間をかけ
陽和太 さん作 [293] -
繋がれた手の温もり?
次の日の朝。開店準備の一貫で店内の掃除をしていると、いつも通り開け放したガラス戸の向こうから「久しぶりだね」と、声がした。棚に向かったまま顔だけ右を向くと、『花屋の葵ちゃん』の、変わらない笑顔が朝日を背に浴びて輝く。白い膝丈のワンピースに身を包んだ彼女を見て、僕は内心意外だな、と思った。「なによ、ボケッとして」笑う彼女が、口を開けたままのマヌケ面をからかう。「…いや、もっと派手になってるかと思っ
T さん作 [211] -
眠れない夜に?
すべての始まりは今から八年前。中学に入学してすぐのある日の下校途中、後ろで声がした。『おーい、かわいーねぇ』振り返ると関わりたくないようなへらへらしたのが二、三人。そのまま無視して歩き出した。後ろで『しかとかよー』って騒いぐのが聞こえたけど、私は気にせずさっさと帰った。それでおしまいだと思ってた。だけどそうじゃなかった。次の日から、私の中学校生活は思っていたのとすっかり違うものになってしまった。
HATO さん作 [457] -
LOVE SONG ?
その日からどのライブでもまた来ないかと待つようになったんだ。「直輝ー、お前誰待ってんのー?」実がいつものマイペースさで聞く。「別にー誰でもねーょ。」その日は渋谷だった。下北沢でやるときは待っても待っても来ないから、前のときと同じ渋谷なら来るんじゃって…期待したんだけどな。「直輝ぃ、元気なくないかぁ?」「実ぅ、うっせ!笑」「なーに騒いでんだよっ!?」「ちょっ達哉テンションたけーから!」「達哉ぁ、直
なぉ さん作 [182] -
紅いアクマと私12
いきなりアルが起きて、なんともいえない声をあげてしまった。アルは自分の手をぼんやり見ている。綺麗な手だと思った。すらりと細くて長い。私の学校の奴らに見せてやりたいわ・・・私の手への熱い視線に気付いたのか、アルが顔をあげる。「俺の手に何か?」「綺麗」・・・・妙な答え方をしてしまった。慌てて付け加える。「細くて綺麗だなーって思っただけよ。別にそれだけであって特に深い意味なんかないのよ?ただ口をついて
星 さん作 [201] -
LOVE SONG
今日は俺の21回目の誕生日。普段だったら部屋に一人で寂しくケーキ… なんだけど今日は違う。誕生日を忘れるくらい楽しみにしてたライブ!俺と達哉と実の3ピースバンドを結成したのはだいぶ前で俺の担当はドラム。今日は本当に楽しみだったんだ。理由は単純。一緒にやるバンドのファンが女の子ばっかだから 笑ライブはすげぇ盛り上がってて、夏だからかな?女の子たちは浴衣着ててカワイイんだー。バンド2組終わって俺らの
なお さん作 [249] -
ココロザシ成長チュウ?HR
アニメのヒーローやサンタクロース…そんな奴らは夢の中にしかいない。その事に本当は気付いていたんだろう。ただ気付きたくなかっただけで、だって…そうだろ?ガキの頃の俺はたとえソレが夢であろうと、なかろうと”奴ら”に夢中だったのだから!…なーんてね、そんな幻想や空想からいい加減、目を覚まし。まぁ…ともあれ今年で俺はいっぱしの高校生になった。新しい高校生活に期待感のようなものがないのではないけれど、俺の
まっちゃみるく さん作 [156] -
私の一生
バタン!……。まただ……。これで何人目なのかな。正直もう、うんざりだよ。やめなきゃいけないのは分かってるけど。 そう簡単にはいかない。 あたしの過去が消えない限り……。 * 全ての始まりは、あの人にあった。あの人に何があったのかは知らない。確か、ちょうど今日みたいな日。ただ、ひたすら雨が降っていた様な日だった……。
唯 さん作 [184] -
〜MOTOKANO〜元カノ
〜MOTOKANO〜元カノ出会い僕は高校を卒業し地元の専門学校に通い始めた。高校は工業高校で男ばかり。その反動か専門学校は女の多い学校を選んでいた。学校にも慣れ、そろそろバイトでも始めようと飲食店の面接へ行く。少し緊張しながら座っていると、体格のいい髭面の男性が現れた。この男の下で働くのかと思うと少し憂鬱になる。時折見せる笑顔が印象的だった。面接も終盤になり緊張も和らいできた時、後ろのドアが勢い
スカイ さん作 [279] -
air
Prologue私が住んでいる部屋は至って普通。決して花畑などに住んでいるわけでは無い。では…この部屋はどこなのだろう。足元には一面の花畑が広がりairがある。心から少女の声が聞こえる。それは心地よく穏やかで優しい。誘うように少女の声は心に染み込んでくる。あなたはこれからおこる残激を知るよしもなかった…
みれいゆ さん作 [167]