トップページ >> 恋愛の一覧
恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
-
Person of THE fate〜運命の人〜34
「ゴメン…困る事言って」光太郎は視線を落とす。自分の気持ちをぶつけても、さおりの迷惑にしかならないとわかっていたからだ。さおりが口を瞑って言った。「私も、我慢すんの辞めるっ…」「え?」さおりの言葉に思わず聞き返した。「私、彼氏と別れたの…」目を丸くして驚く光太郎。「彼氏といても、こうちゃんの事が忘れられなかった…」ため込んでいた気持ちを吐き出すかの様に言う。「ま、マジで…?」光太郎は、信じられな
じゅりあ さん作 [276] -
Person of THE fate〜運命の人〜33(SAORI)
「さおりん…?」目の前の彼が、確かめるように問い掛けて来た。私は小さく頷く。初めて聞くこうちゃんの声。高くも低くもなく、胸が鳴る。まさか、こんな形で会う事になるとは…。向こうもそう思ってると思う。私は緊張や罪悪感やらで、上手く喋る事が出来なくて黙ってた。こうちゃんも、何か考えてるんだろうか?何も言わない。あのまま待ってたら来てくれると思ってた。なのに、さっきはこうちゃんから逃げるように電車に乗っ
じゅりあ さん作 [256] -
Person of THE fate〜運命の人〜32(KO-TARO-)
―そこには彼女の姿はなかった。(間に合わなかった…)息を切らした俺は、近くのベンチに腰を下ろした。脱力…。「はは…」何か可笑しくなって、口から乾いた笑いが零れた。そうだよ、今のクリスマスシーズンに、彼氏のいるさおりんが一人な訳ないし。あれだ、そう…幻ってヤツ。一人で淋しい俺の未練が見せた幻だ。電車が来て、俺はトボトボと乗り込む。入り口に立って、ぼんやりとドアの外を眺めていた。(何をやってんだろう
じゅりあ さん作 [239] -
Person of THE fate〜運命の人〜31
電車に乗り込んだ光太郎は、ホームに立つ女学生と目が合った。星窪女学園の制服だ。ちえみが着てるのを何度も見て覚えている。『ドアが閉まります』アナウンスが聞こえた。(え…泣いてる…?)目を逸らした彼女を見て、まさかと思った。黒いミディアムの髪に、奥二重気味の目…。少し距離はあっても、視力の良い光太郎にはわかった。(…さおりん!!)そう思った時には、もうドアは閉まっていた。握り拳をドアに押しつける。光
じゅりあ さん作 [254] -
手紙
俺は何年ぶりか…、いや手紙なんて物自体初めてかもしれないが、そんな乙女チックな物を書いている。最近では携帯があるし、本来なら必要のない物のはずなのだが…如何んせん相手のアドレスを知らない。それどころか番号も…携帯を持っているかも。相手は十数年前の同級生の女子の母親。…3年前まで"彼女"という身分だった、女(ひと)の母上だ。…彼女が、事故に遭う、三年前までは…。普通の関係なら、三回忌なんて行かない
木天蓼 さん作 [537] -
片想い・11(急展開)
寝ようと頑張ったけど寝れるわけがない!!だって・・・好きな人の家に行くから・・・何着て行こう?ミニはいていったらダメかな?女の子らしい服装のほうが好みなんかな?でもあんま露出度高い服装やと軽いヤツと思われるかも・・・。そして朝。気付いたらもう朝だった。結局、キャミにカーディガンにパンツスタイル。考えて考えた末、普通になってしまった・・・。約束の正午の時間。初めて行く方面のJRに乗って、言われた通
結姫 さん作 [458] -
あの日 9
拓也‥助けてよ‥「美香〜!早紀見なかった?」「えぇー?見てないけど‥いないの?」「んー‥教室にもいないし行きそうな所探してるんだけど」ったくどこ行ったんだ あのバカ「ホントあいつバカだよね〜」「一切抵抗しないからつまんない」「まぁあの格好じゃ外歩けないしょ」「男乗り換えるからこうなるんだよね」「‥早紀?」「‥おいってめーら!!」「てめー早紀になんかしたよな?」「知らねーよ!関係ないじゃん」「こい
光里 さん作 [228] -
あの日 8
嫌がらせも日に日にエスカレート「早紀大丈夫?」「美香‥全然平気♪」「ムリしてない?」強くなんなきゃ「大丈夫だって♪」ホントはもうそろそろ限界だけど弱音は吐けない‥そんなある日‥「照井さん、ちょっといい?」呼び出しかよバンッ「お前うざいんだよ!!!涼傷つけといてよく拓也くんに乗り換えれるよね」「‥」「黙ってないでなんか言ったらどうなんだよ!!」「‥言っても意味ないじゃん」「は!?」「言ったとこで嫌
光里 さん作 [193] -
消えない過去第44話
毎日毎日俺と真樹はヘルプの仕事で忙しい。店の中を走り回っている。毎月、一日に売り上げの発表がある。相変わらず梶はナンバー1だ。俺と真樹は皆勤賞というのを毎月もらっている。一日も休まず出勤しているのだ。休めば給料もヘルプ代も減るからおちおち休んでいられない。今月はヘルプ賞というのをもらった。店の中で一番ヘルプの数が多いという賞だ。でもやはりホストとして指名の数や売り上げで勝負したいものだ。俺も真樹
ニャオ さん作 [551] -
別れ・出会い
『別れよう』 その一言からメールは始まっていた。僕は携帯を落としそうになった。 『なんで?』 返信した。するとすぐ返事が返ってきた。『もう 和馬の事好きじゃない。それと他に好きな人ができた』 僕の事を好きじゃない・・・? いつから? 好きな人って誰? どんな人? 色々な思考が頭の中で回っていた。『そっか・・・なら・・・仕方ないよ・・・今までありがとう』 素直にお礼を言った。 返事はすぐに来た。
山本知佳 さん作 [678]