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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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夜とあなたとあたしの匂い?
答えは何となく分かっていた。こういう時、女の勘は不思議と当たるから嫌だ。「俺も佳世のこと好きだよ。でも付き合えない。」 返事の内容も見事に的中していた。 好きだけど、付き合えない。意味不明な理由だろう。いまだにクエスチョンの付く答えだ。友達には、最低呼ばわりされることもあるが、でもあたしには何となく分かる。あなたの気持ちも考えも。あなたと5年も一緒にいたから、あたしだけには分かる。 これで二人
かなこ さん作 [298] -
ウォーターワールド
私は最悪な人間だ…。一番言わなきゃいけない事を彼氏に言ってない…。私はあと10年もしたら死ぬ。下手したら…もっと早く…。それなのにずっと一緒にいるよって彼氏に言っている…。最低だょなぁ…どうやって打ち明けよう…嫌われないかな…あなたは水のなかで目をいっぱいに開き、世界を見あげたことがありますか?ゆらゆらと揺れる透明なスクリーン越しに。もしかしたらあの世から見ると、今生きてる世界はこんなふうに見え
シド さん作 [204] -
約束
アナタは覚えていますか? あの日の約束。子どもだったね‥あの頃私孤独だった。そんな私を救ってくれたのに 素直になれず 強がって あなたを好きじゃないフリしてた。けどアナタは私に『好きだよ。』と言ってくれた こんな私に… 不器用な私だけどアナタに好きと伝える約束。絶対伝えるから 待っていて。
まつり さん作 [238] -
relathons 45
あまりに突然すぎて反応ができない。「……っ…!」動けない俺をユカリが押し倒し、覆い被さる。そのまま深い深いキス。まるで―――優しく食べられてるみたいだ…されるがままなんて………らしくねぇ。腕を伸ばして、ユカリのまとめている髪留めをとる。一気に流れ落ちてくるまだ半乾きで少し冷たい髪の毛。むせかえるほど甘い薔薇の香りに包まれて、理性が飛んだ。素早く体制を入れ替えて、貪るようにキス――キス―――キス―
るぅ さん作 [404] -
relations 44
風呂から出てきたユカリは、綺麗に何も残っていない皿を見て喜んだ。「全部食べれたのね!良かった。」「ごちそーさま。」「お粗末様でした。」簡単に後片付けをしてからユカリが戻ってくる。手にはさっき買った缶ビールと缶酎ハイを持って。「かんぱーい!」ハイテンションなユカリと同時に、一気にビールをあおる。「ぅめ〜!」酒は強いほうだから酔ったりはしない。でもシラフの時よりはやっぱり素直になるっつーか本能に忠実
るぅ さん作 [379] -
流れ星
私たちは、公園で“星”を見たね・・・。 何回も公園に行って、流れ星を探したね。 やっと見つけた夜。 “流れ星”になんて願いをたくしましたか? 私たちは同じことを願ったのでしょうか。 聞いておきたかったなぁ・・・。 神様は教えてはくれない。 彼は照れ屋だから、絶対今まで教えてくれなかっただろう。 そんな君が大好きで・・・大好きで・・・。 流れ星を見た時の君がいったね・・・ 離さない
かのん さん作 [214] -
らぶふぁんとむ12
時間をかけて作った料理というものは美味い。恵一は朝食を摂った後、早起きした事を嬉しく思う。「煮物は美味く出来たし、天気はいいし、こないだ安売りで買ってきた鮭も旨いし最高だ!」そして何より、珠希を翻弄した事だし、と恵一は心の中で付け加える。当の珠希は、十数分前に散歩に出ている。少々不貞腐れて。恵一が学校に向かおうとした時に帰ってきた。「お帰り、さっそくだが行くぞ。」「はーい。」珠希の機嫌はすっかり
あこん さん作 [225] -
らぶふぁんとむ11
「幽霊ならなんでも許される、て訳じゃねぇぞ。」何度目かの貞操の危機を味わった恵一は鮭の切り身を焼きながら、苦々しく呟く。「だから違いますってー。」その斜め上にふわふわと浮かんで恵一の視線から逃れる珠希。「寝顔を見てただけですよ、早く目が覚めたんで。」「…あれは近すぎだろう。」あと数秒目覚めるのが遅ければ、何事かあっただろうと恵一は思う。「とにかく夜這い禁止。」「だから違うと。」寝る時は盛り塩でも
あこん さん作 [193] -
らぶふぁんとむ10
「ふと思いました。」恵一が野菜炒めを食べていると、食卓に一緒に座っていた珠希が突然声を上げた。「…何を。」恵一はアサリの味噌汁を啜りながら珠希を視線のみで見上げる。「私って写真とか大丈夫なんでしょうか?」「…写真?」問いの意味が理解出来ず、恵一は椀を置く。「ほら、私って鏡に映るじゃないですか。」珠希が窓ガラスを見れば、そこには珠希の姿が闇にぼんやりと映る。「あぁ、よく言うな。幽霊は鏡や写真に姿を
あこん さん作 [197] -
夜とあなたとあたしの匂い?
曖昧な関係がホントはダメだなんて、そんなのよく分かってた。それでもあたしたちは相変わらず二人でいた。俗に言う、“友達以上恋人未満”。 周りの友達からは、二人はとっくに付き合っていると思われていたし、実際、あたしもそう思いそうになってしまっていた。 でも、ふと考える時があって、結論にたどり着く。あたしたちはあの夜から彼氏彼女にはなれずに、時だけを過ごしていた、と。 曖昧なまま続いてきた関係にも、
かなこ さん作 [184]