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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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四つ葉のクローバー?
菊は慎二の言葉に胸がチクリと痛かった。「どうすればいい?」「何で、私に聞くのよ?ばかッ!」菊の声は震えていた。そんな菊の言葉を聞いて慎二はニッコリ笑った。「妬いてる(笑)?」「………。」意地悪な質問に菊は戸惑った。もし、今、好きと言ったら…「妬くわけないじゃん。はーか!」「そうだよなぁ〜(笑)」素直じゃない菊は心と反対の事を口にしていた。その日の放課後、慎二は告白された女の子に?付き合う?と返事
ひかる 未来 さん作 [343] -
星の欠片
『待てよ!晴也!!てめー1人でかっこつけてんじゃねぇよ。』…。今から約30分前。俺の名前は沢井 浩二(さわい・こうじ)。この春から晴れて高校1年生。この物語の主人公…。多分だけど…放課後。体育館内。倉庫の中で事件は起きた。我がクラスの美しき委員長、月島 蓬(つきしま・よもぎ)ちゃんが先輩達に襲われた。ちなみに俺は委員長に少し興味があったんだ。その日、たまたま忘れ物を取りに、教室に戻ってきた俺は、
映画監督になりたい若者 さん作 [330] -
らぶふぁんとむ7
「…ん。」恵一が窓から射した日の光によって目を覚ます。珠希の幽霊が恵一の家に来てから三日目の朝。月曜日である。「はーい、おはようございますですよ、恵一くん。」霊体である体に慣れてきた珠希がシャッ、とカーテンを開ける。「…俺以外の奴が見たらポルターガイストだよなぁ。」「いえ、恵一くんから見てもそうでしょう、幽霊の仕業なんですし。」なんだかんだで恵一は幽霊である珠希を受け入れていた。きっとそれは幽霊
あこん さん作 [187] -
らぶふぁんとむ6
珠希が同居する事になった翌日。日曜日。恵一は床に敷いた布団の中で目を覚ます。時刻は午前9時。(まだ寝てていい時間だな。)そう決めて、寝返りを打つと目の前に珠希の寝顔。何というデジャヴ。「だあぁぁぁ!?」「答えろ、なんでわざわざ同じ布団で寝る?」珠希をなんとか起こして正座させ、問詰める。幽霊を起こすには声を掛け続けるしかない。恵一は初めに珠希の頭をすり抜けて枕を叩いた事で実感した。「いや…それは、
あこん さん作 [186] -
不覚
朝目が覚めて自分が昨日からボーっとしている事を僕は初めて意識した(ナオはただの友達…)そう考えるしか無かった、今の考えは、絡まった糸を一本一本解きほぐすと言うより、糸を乱暴に引っ張っているという方が正しいかもしれない。「ナオはただの友達…。」誰に聞かせることなく、僕は呟いた。「カノ!早く学校に行きなさい!」下の階から母の声がする。僕はしぶしぶと家を出た。学校に着くといきなりナオと顔を合わせてしま
神宮寺 さん作 [268] -
180GIRL
つい先日に最愛の妻である彼女のエリを事故で亡くしてしまった。心にスポッリ穴が空いて何も手に着かない日々が続いた..........『ピンポーン』誰が来たみたいだ!!「はい、どちら様ですか??」ドアを開けた俺は自分の目を疑った.......そこには死んだはずのエリがいた!! でもよく見るとエリには似つかわぬ派手な服装に綺麗な黒髪が茶髪になっていた。何がどうなってるのか呆然としている俺に彼女が口を開
マーコ さん作 [154] -
もう恋はしない《番外編》?
「ありがとう☆阿部さん」おーお、嬉しそうにしとるわ。「かめへん、かめへん」そーゆうて、格好良く立ち去ったつもりではいてる。うちは、水嶋と別れて校門に向かった。「早かったんやな」見ると孝志がすでに門の前で待っとった。「沙野子さんを待たせる訳にはいけないんで」「ま、辺り前やな」「ははっ。さ、お嬢様お乗り下さい」「いやいや、メイドやから(笑)」コイツとのボケ突っ込みが定着しつつある。うちはチャリの後ろ
じゅりあ さん作 [306] -
毒舌君主[十八]
―昭久と志保の話をしようか修は静かに語りだした。「志保は気管支の病気でね。体が弱かったんだ。昭久と志保は幼なじみ。俺は高校ん時に昭久と友達になったから志保と知り合ったのもその時だな…」修は昔を懐かしむ様に目を細める。―志保はすごく綺麗な子だった。そりゃあ、もう驚くほど。でも見た目に反して、かなり毒舌だった。最初の頃、俺、『メガネ』って呼ばれてたからね。え、名前で読んでくれないの?みたいな。昭久に
73 さん作 [240] -
毒舌君主[十七]
由香里は約束の場所にいた。少し遅れて修がやってきた。「懐かしいね。初めて会った場所だ。」修は独り言の様につぶやいた。由香里は思い出していた。修と、そして昭久に出会ったあの日を。思わず由香里の顔に笑みがこぼれる。「…俺、由香里ちゃんに言ったでしょ?『昭久は無理だ』って。だけどさ、由香里ちゃんと一緒にいると昭久がすごく楽しそうだったんだよ。段々、昔みたいに笑う様になっていって……だからもう大丈夫かも
73 さん作 [232] -
トルコのマーチ〜リズム.1
「君は、すごく変わったリズムで弾くんだね」 彼女は何も言わないで僕をただ見ている。 「他のマーチやベートーベンも、なんていうか、その独特な感じ、なのかな?」 緊張しているのがわかる。めったにないほどに。自然に手や指が頬などの顔にいく。普段緊張してもしない仕草なのに。 まだ彼女は何も言わない。彼女が本当にそこにいるのかが不安になってきた。 「僕もピアノを小さい時からやってるんだ。17年生きてき
渡辺 さん作 [244]