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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • 海の見える車窓10

    明くる日、嘉代はお使いを頼まれ、バスでスーパーまで行くことになった。バスは行き帰りで一本ずつしか出ておらず、これを逃すと徒歩で帰る羽目になってしまうという恐ろしい町だった。バスは一時間近くを要してスーパーのある隣町まで走るので睡眠にはもってこいだった。だが、若いバスの運転手さんは一人だけの乗客の嘉代にいろいろ話しかけてきた。「都会から来たんだ〜、べっぴんさんだね〜」顔のわりに話すのは随分年寄りじ
    さん作 [173]
  • 180GIRL

    つい先日に最愛の妻である彼女のエリを事故で亡くしてしまった。心にスポッリ穴が空いて何も手に着かない日々が続いた..........『ピンポーン』誰が来たみたいだ!!「はい、どちら様ですか??」ドアを開けた俺は自分の目を疑った.......そこには死んだはずのエリがいた!! でもよく見るとエリには似つかわぬ派手な服装に綺麗な黒髪が茶髪になっていた。何がどうなってるのか呆然としている俺に彼女が口を開
    マーコ さん作 [188]
  • 海の見える車窓9

    全身が熱い。頭が痺れている。悲しくもないのに涙が止まらない。息がうまくできない。「っはぁ…げほっ、はぁ、はぁ、はぁ…はぁ…はぁ………」ベッドにうつ伏せたまま、幸一がドアの外から謝るのを聞いた。「嘉代ちゃん、ごめんな。驚かせちまって…でも俺本気なんだ。小学生の頃から…」わたしだって……だけど幸一が引っ越すって言うから、諦めて、いろんな人好きになろうとしたけど、ダメで…それなのに、いまさら………。「
    さん作 [163]
  • 海の見える車窓8

    何より嬉しかったのは幸一家族が実の娘のように自分に接してくれることだった。幸せの感覚を、母が亡くなったどん底のあの日から少しずつ思い出してきていた。「嘉代ちゃんさ、来たときより顔が明るくなってる」ある夜、幸一の部屋で海を眺めていたとき嘉代は言われた。「そう?嬉しい」笑いかけると幸一は俯いた。「どうしたの?」「嘉代ちゃんさ……色っぽくなったよな」急に言われ真っ赤になった顔を見られまいと嘉代は海を眺
    さん作 [147]
  • 海の見える車窓7

    父親へ手紙を書くと、幸一くんの家族にくれぐれも迷惑をかけないようにとだけ注意書きされた簡単な返事が仕送りとともに送られてきた。嘉代は幸一の隣の空き部屋をもらっていた。この部屋に関しても意外な事実、そして、悲しい事件があった。幸一には妹がいたはずだった。小学校の高学年あたりから見かけなくなったが、どうしたのかと幸一に尋ねると生まれつきの病気により亡くなったということだった。中学生になったらこの部屋
    さん作 [160]
  • 海の見える車窓6

    「嘉代ちゃん、私たちはここで一緒に暮らして欲しい。バカ息子と一緒に住むのは大変だろうけど、女の子がひとりで住むのはやっぱり危ないよ」この返答に関しては反応しようがなかった。事実だ。「でも、ダメです」「実代ちゃんとは中学からの親友だったんだよ、それに嘉代ちゃんも放っておけない。実代ちゃんを見てるみたいだしね…」嘉代ははっとした。美早紀も実代が、母が亡くなってショックを受けているんだ。私が一緒に居る
    さん作 [166]
  • 海の見える車窓5

    日が暮れ始め、幸一の部屋の窓には西日が鮮やかに差し込み始めた。その眩しさで嘉代は目を覚ました。「寝ちゃった…!ごめんなさい!こーちゃ」目の前には幸一と見覚えある女性が立っていた。幸一の母親だ。「美早紀さん!」小学校の頃、嘉代は幸一のお母さんを名前で呼んでいた。とても美人で優しく、嘉代の憧れの人だった。「嘉代ちゃんお人形さんみたいになっちゃって」うっとりしたように美早紀は嘉代を見つめた。「中身は変
    さん作 [162]
  • 不覚

    不覚だった…まさか、まさか男子を友達と思ってた僕に、こんな感情が芽生えるなんて。僕の名前は“秋山 花音”男子と仲が良く、名前と裏腹に性格は荒っぽく男言葉の女子である。「花音に好きな男子って居ないの?」男女別れて体育をする時、僕が孤立する事を知っている女子はその隙を狙い聞いてきた。「え?」僕が聞き返す。「だ・か・ら、好きな男子居ないの?」ふざけて聞いている様だが正直僕は迷ってしまった。男子を友達と
    神宮寺 さん作 [389]
  • 海の見える車窓4

    着いたのは先ほど汽車から見た漁村が道路を挟んで向こう側に見える一軒家だった。二階からの眺めはさぞかし良いものだろうと想像できた。目の前にはただただ海が広がるばかりだ。「まぁ入ってよ、眺めは最高だからさ」一階はいろいろ部屋の入り口があったが幸一に案内されるがまま嘉代は階段を登った。部屋のドアを開けると奥の窓から海が見えた。「綺麗…!すごいね、こーちゃんの部屋?」幸一はいつの間にやら麦茶を持ってきて
    さん作 [164]
  • 2時間の旅-2-

    大学生の彼女を助手席に乗せ、最寄り駅まで向かう事になった。最寄りの駅と行っても、ここからかなりある。時間にして約一時間はかかる距離、ましてや迷子になってやって来た場所なだけに不安が…。そんな時、明るい声で「ありがとうございます。」と御礼を言われ、助手席の彼女を見ると笑顔で僕を見ていた。「本当にありがとうございます。あのまま誰も来てくれなくてバス待ってたら、電車には乗れず、宿を探す時間もなくなって
    坂本一義 さん作 [334]

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