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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • 海の見える車窓3

    幸一は笑いながら倒れた荷物を立て直した。その笑顔には幼なじみの面影が確かにあった。「なんでこーちゃんが!?」「もうこーちゃんはよしてくれよ、高校生だろお互い」とは言われたものの、端から見れば兄と妹と間違えられる顔つきである。幸一はすっかり大人びた顔になっていた。「嘉代ちゃんは変わらないな、小学校のときのまんまだ」麦わら帽を深く被り直すと幸一から受け取った荷物を持って歩き出した幸一の横に嘉代は並ん
    さん作 [161]
  • 海の見える車窓2

    嘉代はさらに不意に被せられた麦わら帽により、男性の顔は見えなくなった。「今日は暑いから被っといた方が良い」とても親しい間柄のように話しかけてくる男性に、嘉代は戸惑った。とにかく名前だけでも聞かねば。「あ、あの、きゃっ」目の前の段差に躓いて倒れそうになると男性の腕が目の前にあらわれて嘉代を抱き止めた。男性はさらに嘉代の頭を麦わらごとガシガシ乱暴に撫でて「変わってないなぁ」と、よく分からない言葉を言
    さん作 [189]
  • 海の見える車窓1

    急なことではあったが、嘉代(カヨ)は落ち着いていた。覚悟ならとうに出来ていたからだ。女手ひとつで育ててくれた母の癌が見つかったのが今から1年以上前。その時すでに手遅れだったにも関わらず、母は「高校生になるまで面倒見てあげる」と笑顔で言った口約束を守り、嘉代が高校にあがるまで生き続けた。そして今、知り合いなど誰一人居ない海岸沿いの町に越してきた。とりあえず父からの仕送りはあるので下手なことをしなけ
    さん作 [345]
  • かわいいひと

    ひなへ。優矢より。封筒の宛名と、差出人名を確認したあたしは、平静を装うのを忘れて封を開け、短い文面の手紙を繰り返し読んだ。『明日、あの公園で会いたい』手が、足が、震えている。優矢が、ここに来たんだ。優矢とは、3年前まで付き合っていた彼で、趣味が合って、一緒にいるだけで楽しくて。色素の薄い彼の目が、あたしは大好きだった。なのに、彼は行ってしまった。3年前の夏、遠い海の向こうへ。「やりたいことがある
    YURI さん作 [385]
  • トルコのマーチ〜弾く理由

    今日も音楽室でトルコ行進曲を弾く。彼に気付いてもらうまで。 春に入学して彼を見た時は驚いた。名前も知らず、幼き日の記憶だけを頼りにずっと探していた。 ピアノを弾くのが嫌だったあの頃、彼がいなければ今は弾いていなかったと思う。 ベートーベンのトルコ行進曲。小さい頃この独特なリズムのせいでピアノの先生や親に叱られていた。どうして楽譜通りに弾けないんだと。まだずっと幼い私には違いがわからなくてよ
    渡辺 さん作 [202]
  • heart?

    ほんと可愛くないな姉ちゃんとは大違い先輩はあんな可愛いのに姉ちゃんは出来るのにまるで正反対だな姉ちゃん可愛いな!かわいそーにもう少しにてりゃ付き合ってやるのにどうして私1人を見てくれないの?おじいちゃん、どうして私の誕生日をしらないの?どうして私だけプレゼントをもらえないの?私が可哀相だから甘やかしてしまったおとんはそう言いたいの?少しでも関心を持って欲しくて…かまってほしくて馬鹿な真似ばかりし
    くぅ さん作 [174]
  • 深愛 街

    1998年11月僕はある大学の推薦入試をうけた。結果は合格だけど、スポーツ推薦入試ではない拓殖大学に僕は一般推薦入試で合格したんだ。どうして、スポーツ推薦でなく、また、東海大学や駒沢大学のよう強豪でなく、普通の大学を受けたのか聞かれたけど、僕はサッカーから離れたかったからと答えた。僕の学力で入れる1番高い大学だったから。
    ロベルト☆ヤッチョ さん作 [221]
  • 嘘 ?

    彼女は写メを載せて投稿してたらしいが俺は何故かまったく見てなかった。たぶん会うつもりがなかったからだと思う。彼女の地元は俺がよく行っていた町の隣町だったがあまり有名なところじゃないのによく知ってるね?って関心を持ってくれて順調にメールを重ねていった。最初の返事からどれくらいたってからだろうか彼女からいきなりの告白をされることになる。あたしホントは結婚してて子供もいるの。引くよね?メールしたくなく
    青空 さん作 [219]
  • 嘘 ?

    俺はどこにでもいるトラックの運転手が仕事のオヤジ。2年前は、かみさんと中3、中1の息子と暮らしてた。その何年か前にかみさんとはうまくいかなくなっていた。離婚の話しも何度も登場してた。仕事を理由にほとんど家には帰らなくなりトラックの中で寝泊まりするようになった頃暇でたまたま携帯をイジっていたらある出会い系サイトを見つけた。それまでメールさえもしたことがなかった39歳のオヤジは出会い系のサイトの入場
    青空 さん作 [209]
  • ・・・君がいる?

    「何見てるの?」ホタルはビックリした。誤魔化そうと思ってたその時「あ。こんな所まで走ってんだ あの子」ホタルは不思議に思った。「ぅん 私の子供一哉-!!」京子は叫んだ。すると男は止まり京子とホタルがいる方を見た。 ホタルは初めて男の顔を見た。整った 眠そうな顔 --かっこぃぃ-- 「ちょっと用有るから来て」京子は男を呼んだ。 数分後「何?母さん」「この人が同室のホタルち
    さん作 [192]

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