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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。

  • ひとり

    振り返る君の顔が霞んで見えた必死で堪えた涙が地面に落ちた君には見えていなかっただろう行かないで大好きって言えたらこんな涙は流さなかっただろうに違う未来を見られただろうにわずかに唇は動いても言葉が出てこないどうしても出ない声をからしてでも泣きながらでも叫んで縋れば君の背中を見ることはなかっただろうにさよならは言わないけどまた会える希望すらない空はこんなに綺麗なのに風がこんなに気持ちいいのにすれ違う
    ふく さん作 [225]
  • 抱きしめたい?

    僕が、君を愛したのは必然で君を拾ったことも必然になるわけででも、そしたら君が背を向けたあの時も必然になるのかな―――…「旦那様、今日もいい天気ですね」庭の丸い白テーブルで本を読んでいた僕はふと顔を上げた。「お茶でも飲みませんか?」ティーポットとカップを持ってきて微笑む彼女がいた。「旦那様は、本がお好きなんですか?」どうして?とききかえしたら、彼女はむぅと頬を膨らませ「私と話す時はちゃんと私と向き
    はゆ さん作 [165]
  • 抱きしめたい?

    君を捨てた筈の閣下の部下が僕の屋敷を訪ねてきた時―――今更何の用だ、と、怒鳴りたかった。いくら彼女を傷つければ気が済むのだ、と。……カーキ色の軍服を着た男たちの都合のいい話を聞いている時だった。彼女が、とても不安そうな目で僕を見た。今思えばあれは同情だったのかもしれない。僕から離れていくことを罪に感じたのかもしれない。あんな繊細なガラスのような瞳は忘れられそうにない……僕は、(君にそんな目をさせ
    はゆ さん作 [163]
  • 煙草

    煙草は好きだ匂いだとか味が好きな訳ではない辛いとき苦しいとき悲しいとき泣きたいとき気持ちを落ち着かせる為に煙草に火をつける煙草だけが私の味方だ煙草は私を裏切らないそんな惨めなことは言わないただ煙を吐くその瞬間が好きなんだ溜め息と共に吐き出せる苦しみや悲しみの我慢で一杯になった想いを少しずつ吐き出すんだ煙はすぐに消えてしまうからいっそうのこと一緒に消し去ってほしい重い溜め息を私の想いを二人で過ごし
    ふく さん作 [245]
  • 01/柑橘の廊下

    園芸部と言う半帰宅部状態の部は夏休みだけ毎日のように、温室と呼ぶには小さい個室の水やり、伸び切った雑草の草刈りなどと活動する部だった3年が引退してから、私と桜祐介、二人だけが部員となり、来年には廃部するだろうと思われていた「千葉先生ー」「水野さん!やっと来たー。」温室でじょうろを持ち笑うこの男は、千葉先生と言って20代の短髪で黒髪の理科教師だ「桜は?」「来てないね」「…手伝います」「はい、どうぞ
    さやか さん作 [342]
  • 僕は雨だ。だから君をずっと見ていられた。君が泣く愛に似た日々を例え君が忘れても僕は君を救いたかった独り言のように零す愚痴も言葉は理解出来ないけど何が辛かったの。何で泣くの。目の前に居るよごめん。ごめん、だけど「…洗濯物…」乾いたベランダの雨戸を開けた。梅雨特有の空気が全身に降ってくるけだるい調子でベランダを出て洗濯物を引っ張ると唇に雨が落ちただけど、どうか一人じゃないと僕が雨が傍に居ると知って僕
    さやか さん作 [338]
  • コドク

    なるべく休みの日は友達とあそぶようにしたなるべく明るい音楽を聴くようにしたなるべく恋愛ものの映画は観ないようにしたなるべく余計なものが目に映らないように目を閉じるようにしたなるべくあなたのことを考えないように色んな努力をしてみた頑張れば頑張るほど孤独になる誰でもいい記憶を消し去ってくれるならば誰でも構わない違う誰かを求めそこに落ち着こうとしても幸せがあるわけではないと分かっていたそれでもいい幸せ
    ふく さん作 [480]
  • 眩しい微笑み?

    ミサキさんは冷たい雨の中、独りで立ち尽くしていた。「ミサキさん・・・」声をかけても反応はない。「ミサキさん。風邪ひきますよ」さっきより大きな声で話し掛けると、ようやく彼女はふりむいた。でも、その瞳には何も映っていなかった。虚な瞳で彼女は僕をじっと見つめ、唐突に声をもらした。「あたしは人殺しなんだ」雨で顔が濡れていたのに、彼女は泣いていたのだとわかった。「さっき、あの子のお母さんが・・・人殺しって
    さん作 [297]
  • 親友?

    キーワードは「付き合う」と「親友」この言葉にどうも私と英二の間には大きな隔たりがあるみたいだ。私はその夜眠れなかった。一年の頃から仲良しでいつも一緒にいた。サークルも一緒で・・「好きだ、離したくない」そう言って私を優しく抱いてくれた。そんな英二が大好きだった。思い出とどこにも行き場のない怒りで頭がごちゃごちゃしていた。逃げちゃいけない。私は次の日重い足を引きずり学校へ向かった。「奈生子!英二が他
    豊花 さん作 [163]
  • 抱きしめたい?

    「私は行きます。もう一度、閣下のもとで戦います。…決めたんです。あの人は……また私を必要としてくれたから」彼女は兵器だった。一度は壊れて捨てられた兵器だった。戦うことを忘れた兵器だった。…彼女はあの頃普通の女の子だった。*「それでいいの」愚かにも僕は彼女にそう言ってしまった。…それでいいに決まっていた。彼女にとって親であり、また敬愛すべき軍団長閣下は彼女の世界のすべてなのだから。「いいんです。…
    はゆ さん作 [228]

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