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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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―僕の事情― 9
「今朝の事はもういいから、悩み言えよ。一人で抱え込むから苛々するんだよ。たまには吐きださねぇと体に毒だ。」「悩んでなんかない…」僕は顔を背けたまま、海斗に嘘を言う。しばらく沈黙が続く。海斗がその沈黙をやぶった。「…じゃあ俺、涼に何か避けられるような事したか?」海斗の声が真剣だから…すごく痛い。「海斗は……海斗は何も悪くないよ。僕が勝手に……」いつまでたっても続きを言おうとしない僕を見て、海斗が先
T.K さん作 [251] -
泣いて笑って!!!熱血幽霊少年たつや?
とうとう7月に入った。俺は、どうしても美月に'好き'と伝えて上りたかった。どうしても言えなかった、たった2文字の言葉を。俺は何回か、どうしても好きと言いたくて、「美月‥す‥すき‥すき焼き食おうぜ!」とか、「すき‥隙ありっ」とか、「美月!あの‥俺‥美月のことが‥す‥いやぁスキマスイッチ!あれ良いよなぁ!」とかで、散々失敗してきた。美月がその度に悲しそうに笑って、気付かないフリをしていたのを思うと胸
あい さん作 [307] -
泣いて笑って!!!熱血幽霊少年たつや?
タイムリミットが刻々と近づいてくる。7月7日まで、あと半月。俺は最後の思いを込めて、できるだけ美月に力を送った。俺は死んだから、見た目は5年前のままだが、美月とこうやって過ごすなかで大人になろうと頑張ってきた。美月が毎晩泣く度に、優しく、時にはきつく抱きしめた。美月を励ますつもりが、いつしか臆病な自分を励ましていることには気づきもせず‥。今日は珍しく、美月が友達らしき人と長電話をしている。疲れて
あい さん作 [293] -
記憶薔薇園
「アリア、お屋敷に着いたわ」叔母様の声で起きた。どうやらうたた寝していたらしい。少し体が疲れている気がするが…これからお屋敷で働くのだからそんな事は言っていられない。きゅっと拳を握りしめ車を降りた。【記憶薔薇園】時代はこの現代と魔法が混じったパラレル・ワールド、平行に時間が流れ幾重にも存在する世界。重大な歴史の事件の結果により世界は分かれている。そして、ここは国際的にも有名なラベネス家の屋敷で国
月影朱華 さん作 [139] -
泣いて笑って!!!熱血幽霊少年たつや?
次の日俺は決めた!意地悪はもう、終わりにする。せめて、あと一ヶ月だけ。そしたらもう、俺は行くべきところへ行く。そう決めた。高校受験のとき、美月は志望校に落ちた。合否の結果を知ったあと、美月は力なく『達也が死んじゃうからじゃん。』と呟いた。俺はこの時から、美月のために何か出来ることをしようと思った。でも幽霊の俺には、笑わせて元気づけようとも、こんな簡単なことすらできない。美月は行きたくもない高校に
あい さん作 [283] -
泣いて笑って!!!熱血幽霊少年たつや?
『達也‥。っ‥。』あぁ〜また始まったよ!なんて思いながら、嬉しいクセに困ったような笑顔であいつの涙を見るのが俺の日課だ。あいつってのは、一ノ瀬美月。俺の幼なじみであり、恥ずかしながら初恋の女でもある。残念なことに、美月の初恋の相手は俺じゃないらしい(って言っても初恋は保育園の先生なんて‥全く‥)が、結構前から美月が俺のことを好きなのは知ってる。でも、幼なじみやし今さら恋人になるとかも恥ずかしすぎ
あい さん作 [382] -
泣いて笑って!!!熱血幽霊少年たつや?
俺の名は星達也!ちょっと芸能人っぽい名前を我ながら気に入っている。俺はちょうど5年前の今日、6月7日に交通事故に遭い死んだ。だから、もし生きていたら今20歳になってるんだな。野郎たちと酒も飲めないまま逝っちまうなんて情けねぇ。‥おっと、こんなことでうじうじしてたら笑われちまうか、あいつに。俺が死んだとき、たくさんの人が泣いてくれて、たくさんの人が花やら手紙やらを持ってきてくれた。今でもたくさんの
あい さん作 [366] -
プラトニックLove
お前はまだ20代。先は長い。俺はね、お前を独り占めしていたかった。けれど、お前がこの先ひとりで生きていくことの辛さ。それを想像すること。嫌だ。俺が死んだら、他の男を見つけろ。そして俺のことを全て忘れろ。これは俺からお前への命令でもね俺が死ぬまでは俺一人を愛してくれ。そしてお前が死ぬ時、俺のことを思い出してくれ。これは俺からお前へのお願いお前が思い出してくれたなら俺はお前を迎えに行くから。天国につ
チョコレェト さん作 [339] -
×掃除?
「王子〜今日日直だから〜。」担任の声に俺は机から顔をあげコクンと首だけでうなずく。そして考えた。俺はいつからどこの国の王子になったんだろう…?帰りのHRを終えて日直日誌を書いていると、同じクラスで仲が良い斉藤がきた。「直哉〜、まだかけねーのー?」「まだ。」「早くしろょー。」「おぅ。…あのさ俺はいつから王子になったんだ?」さっきからの疑問をぶつけると俺の親友は口を半開きにして信じられないという顔を
金魚 さん作 [214] -
心の奥…3
「その噂本当か俺聞いてきてやる」修一がいった。なんでこんなやさしい修一がそばに居てくれるのに…私は…。涙が溢れた。でも心は嘘つけない。秀和の転校の話しは本当だった。親の仕事の都合で大阪に行くらしい。ここは福岡 遠い…。このまま何も伝えないで終わってしまうのか??悩みに悩んだ。でもそれでも告白する勇気はなかった。どこまで結果をおそれているのか、自分でも情けないそんな私…嫌い。秀和が最後の日もただ
ナナ さん作 [239]