トップページ >> 恋愛の一覧
恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
-
わがまま ?
「レ……ン……。」きびすを返し女の子の腰に手を当てるレン。その背中に、私の声は届かない。あぁ終わったガシャ震える手から携帯が落ちて、開いたディスプレイから見える笑顔の二人。恋愛ごっこは楽しかった?ねぇ私は本気だったよ。グイッ後ろから強い腕に引っ張られた。カズヤだ。きっとすごい怒ってる……携帯を拾い、下を向いたままの私の腕を引いて歩き出すカズヤ。二人とも黙ったまま、夜の街を足早に歩いていく。レンと
るぅ さん作 [309] -
わがまま ?
付き合って半年――浮気をこの目で見たのは初めてだった。思ってたより……きついな。小さく舌打ちして顔を上げたレン。目が、合った。「アヤカ?」ゆっくり立ち上がるレン――女の子をくっつけたまま。「レン君〜誰ぇ?」甘い声だなぁ。私には到底出せない。「誰って……。」「偶然だねっ!」レンを遮って、私は声を上げた。「可愛い子連れて〜彼女?」「は?」「ぃやだぁ〜彼女なんてぇ〜。」くねくねと笑う女の子に笑いかける
るぅ さん作 [301] -
わがまま ?
『なにしてんの?』「カラオケしてた。もぅ帰るよ。」『誰といんの?』「え?友達。」『女?』なぁんでそんな機嫌悪くなんの?レンこそ今誰とぃるのよ。「男だけど……。」小さく呟いた時、「レン〜〜早く行こうよぉ。」甘い女の子の声がした。携帯を持つ手を下ろして立ち止まる私。でもそれはショックのせぃだけじゃなくて。今の―――声が2重に聞こえた。携帯と同時に、右側から………怪訝な顔のカズヤを見てから、私はゆっく
るぅ さん作 [280] -
わがまま ?
それから2時間――歌いまくって喉はカラカラ。アゲアゲな曲ばっかりセレクトした。でもね…何度か泣きそうになったよ。カズヤの歌う曲は、レンのレパートリーとかぶってて。どぅしても思い浮かべちゃうんだ。ねぇ、今何してる?誰が隣にいる?「そろそろ帰るか。」カラオケ屋から出たらカズヤが言った。時計を見ると10時を回っている。「もぅこんな時間かぁ…。」合コン……もぅ終わったかな。とぼとぼと歩く私の隣で、カズヤ
るぅ さん作 [284] -
relations 35
「手どけろよ。」「今日はダメ。またいつか見に来て。」ありえねぇだろ。そんなんのためにわざわざ来るかっつーの。でもまたユカリがあの目で見つめてくる。諦めるしかねぇな。「わぁったよ。見ない。じゃあ行こうぜ。」背中を向けて歩き出すと、ユカリが小走りで追いかけて来た。「いつか見に来てね。」「絶対来ない。」「もぅ……。」小さく嘆息するユカリを見下ろし、手を差し出す。ユカリがその手を握った。違うって。「バカ
るぅ さん作 [292] -
relations 34
ポカンとプリクラ機を指さすと、ユカリもゆっくり見やる。『6枚選べるよ』「あ……あぁ、あはは。」「なんだよ。あとの2枚は?」ユカリの手元を覗き込むと、すごい勢いで隠された。なんだ?「なに?なんだよ、見せろって。」「だめ!ダメダメ!!見せない!」プリクラを胸に抱いたまま急に歩き出すユカリ。超気になるしっ!!「ちょっ!待てって!!」慌てて追いかけて捕まえる。無理矢理とろうとするけど、ユカリも必死だ。「
るぅ さん作 [278] -
relations 33
ユカリが素早く奥のテーブルに移動する。俺も向かいのイスに座ると、ハサミで切り取ったプリクラを差し出された。「笑顔が一つも無かったよ。」あったら気持ちわりぃし。そう毒づきながら、プリクラを見やる。結構大きな分割にしたんだな。想像よりはるかに綺麗で見やすい。1枚目は仏頂面の俺と笑顔のユカリ。2枚目は言い合っている二人の横顔。3枚目は無理矢理のアップ。「どんなチョイスだよ……。」呟きながら4枚目を見て
るぅ さん作 [276] -
淡い泪 ?
背筋が凍り付いてしまった。着信音を変えようとさえ思った程だ。慌ててマナーモードにする。 携帯を開くと「新着メール」の文字。相手はご想像通り彼女だった。 恐る恐るメールを開封してみるとなにも文字がない。困惑することしか出来なかった。空メールだと気付いたのはその5分後。自然と顔が青ざめてゆく。 憶測ではあるが、相当キテいる証拠なのだと思い、また寒気がたつ。 心の中は申し訳なさでいっぱいだ。この思い
ルイン さん作 [432] -
relations 32
気付いたら制限時間は過ぎていて、俺達は急いで裏の落書きスペースへと移動した。慌てて中に入るユカリに続く。「あっ!」「なに?」「リョウは外で待ってて!」「は?なんで??」「いいから!」意味わかんね〜。ま、落書きなんてどうせする気なかったからいぃんだけど。でも選んだりとか、落書きしてるとこ見たりとかさぁ……そう考えながらも俺はプリクラ機の隣に座り込んだ。今日のユカリには言っても無駄だろぅから。ピアス
るぅ さん作 [267] -
三日間の奇跡〜続〜
美樹が死んでから二日がたった。僕は目を覚ましてすぐに美樹の話を聞いて…ただ絶望していた……。『あんなに笑っていたのに…近くにいたのに…。』助けられず助けられたことに言いようのない戸惑いと絶望を感じた……。 三日がたち、美樹の葬式が行われた。その時の美樹は、なんだか笑ってみえた。『美樹……会いたいよ…』僕は美樹が死んでから初めて泣いた。葬式が終わって泣き疲れた僕は知らぬまに寝ていた。夢をみた。何も
ユーヤ さん作 [156]