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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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年下の彼10
優希と航は外に出た。「航くん彼女できたんだって?どんな子?」「…別れた。」航はうつむきながら答えた。「そうなんだ…。ごめんね。変なこと聞いて。」首を横に振り、少し間をおいて航が口を開く。「俺、やっぱり、優希さんの事、諦められない。」「……航くん?」「夏休み、また会って実感した。忘れられるかと思ってたけど、だめだった。」「…うん。でも、私、四つも年下の男の子とは付き合えないよ。」「……そうじゃなく
カトリ さん作 [576] -
年下の彼9
二階の部屋では正希と航が課題に取り組んでいる。両親は仕事に出たので、優希は暇を持て余していた。庭に水まきをする。強い日差しに、水しぶきが反射して小さな虹が見える。「おーい。優〜。」二階の窓から正希が顔を出す。優希はそれを見上げる。「何〜??」「昼飯、出前とるんだろ?俺と航、冷やし中華ね!下で食べるから!」「ハイハイ…」優希は、冷やし中華を3人前を出前でたのみ、テーブルを拭き麦茶とグラスを三つ用意
カトリ さん作 [584] -
年下の彼8
優希の大学生活は充実していた。新しい友人もでき、テニスサークルに入り、合コン、バイトも始めた。一人暮らしにも少しずつ慣れて、一人でいる時間も寂しくなくなった。恋愛観は変わってきていた。学校やバイト先のファミレス、合コンでたくさん出会いはあったが、彼氏を作る気分にまで盛り上がらなかった。同時に性欲も現れなかった。心の底から愛しいと思える人…そのような人が現れる日が、私にもくるのだろうか。自分のすべ
カトリ さん作 [616] -
淡い泪 ?
電車のブレーキ音と共にスピードが減速してゆく。全く降りたことのない駅だった。ドアが開き、冷たい空気が車内に滑り込む。 僕は彼女を抱き抱えホームへ降り立った。試合の後の自分にはそれ相当の体力があるはずもなく、近くのベンチに彼女を座らせる事を最優先に考えた。とても小さな駅で、見渡す限りホームと線路があるだけ。直ぐさま辺りを見回し駅員さんを探し出す。こうゆう時に限って運というものは、一人でどこかに
ルイン さん作 [577] -
淡い泪 ?
一体どのくらいの時間が過ぎたのかはハッキリとは覚えていない。ただ、太陽が眩しいくらいに赤く傾いていた。 目を醒まし、辺りをみわたすと乗り込む直後にいたはずのサラリーマンと夫婦はいなくなっていた。いるのは僕と隣の女子だけ。乗り換えの駅まで残すところあと二駅。気分が冴えないまま目を閉じ、電車の発車ベルを待った。 ガタンッという列車の動きで横に体重がのしかかってしまう。その時、ふと気付くと隣にい
ルイン さん作 [538] -
兄貴の想い?
その後、仲間たちの力を借り、ささやかではあったがお葬式をやることができた。穏やかに笑っているヒデの慰霊の前でたくさんの仲間たちが涙した。ヒデがこんなにたくさんの仲間に愛されていて私はすごく嬉しかったよ。この1人では広すぎる家も…1人では大きすぎる冷蔵庫も…1人では寒すぎるお風呂も…その一つ一つが思い出をよみがえらせてくれる大切な宝物になった。父さん、母さん…ヒデのことをよろしくねヒデ…父さんと母
チュー太 さん作 [369] -
ファインボウ 3
あー…テストなんか手に着かない。あの娘の顔が頭から……ん?どんな顔だったかな…突然の事に動揺して、ちゃんと顔見てなかった…可愛かったという事しか覚えてない…帰宅後、アキヒトは早速ケータイを開いた。メールの宛先は手紙に書かれたアドレス。なんて書けばいいんだろう。とりあえず「手紙ありがとう。△□高校三年のアキヒトです。」送ったぞ…これから俺の明るい春が待ってるんだ…クリスマスもバレンタインもある…い
アリカ さん作 [436] -
for you..?
for you..あなたは今どうしてますか?あなたは昔どんな人でしたか?あなたはこれからどうなっていくの?あなたの全部を知りたい。でも、どんなに手を伸ばしてみても届くことのないあなた。あなたは私を愛しいと思ったことがありますか?たとえあなたがどうであろうと、私は誰にも負けないくらいの愛情を抱いてしまった。後悔とも達成とも言えない感覚。こんなに好きだからもっと、もっともっと好きって言えれば良かった
あい さん作 [398] -
ファインボウ 2
それは、夏休み中盤の登校日のこと。なんで夏休みのまっただ中にテストなんか…と、眠い目を擦りながらも、女の子の目を気にして、髪の毛はキッチリセットし、電車に乗った。隣の学校もテストなんだ…制服だらけだ…人混みは苦手。全員に見られてるような気がする。ボックス席の窓際を陣取って、寝たふりをし、あるはずのない視線をやり過ごした。誰も見てない。誰も見てない…でも、少しでも女の子と目が合ったりすると、ドキド
アリカ さん作 [429] -
僕のcoi?
『お願い、玉子焼き1つだけ!』空腹が限界に達した俺は、チーム内では俺の“相棒”役の道弥(みちや)におねだりをした。 『やだよ。つーかお前、弁当どうしたの?』『いや〜、まいっちゃったよ。来る途中で女子とぶつかってさぁ。んで相手の弁当吹っ飛ばしちゃったんだよ。』『それで弁当あげて来たの!?バカかお前。』 相棒からの鋭い喝。厳し?????。『ふぁ〜〜〜、腹減ったなー。』腹の減り
ヒロキ さん作 [202]