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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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1番好きになった彼 第3話
その日、1人になり自分に問い掛ける私がいた。これから先、彼以上に愛せる人は現れない事はわかっている。そう心で感じた時に、今度は私が彼のワガママを聞いてあげる時なんだ。もっと近い言葉で言うなら聞いてあげたい私に変わっていた。しばらくして、街で偶然にも彼とすれ違った。お互いすれ違うために必要な時間と距離はあんなにも短いのに…今まで付き合った人の中でも、こんな偶然は1度も無かった。短い時間の中で、この
涼子 さん作 [240] -
1番好きになった彼 第2話
彼から別れを告げたのに彼は私に対して苦しんでいるって、知った私。苦しんでいるって事は私に対する気持ちの表れなのは分かっている。私のワガママを聞いてくれた彼。彼のワガママな気持ちを聞いてあげられない私。付き合いは長くはないけれど今でも忘れられない大好きな彼。今までの中で1番好きになれた彼。でも私は「もう好きじゃない」と思うと彼に伝えた。数週間の時が流れて突然、彼に逢った瞬間、私の心は揺れ動いた感じ
涼子 さん作 [269] -
最後の手紙?
そんな矢先の事、僕は見つけてしまう。君の生き続ける断片を……今日は、君の命日だった。八月の暑い日、海の見える病院のベッドの上で……。僕は遠い日の記憶に目を細めた。今にも消えそうな白い肌に優しい風が擦り抜けていく。彼女は最後の日、真っ白なシーツの上でずっと遠くを見ていた。あの日の彼女には見えていたのだろうか……………数時間後の自分が。僕は、彼女のルートを辿ってあの時一緒に過ごした場所を訪れた。二十
美砂 さん作 [228] -
最後の手紙?
ただ、逢いたくて……君の幻影を探した四年。彼女は、もう………この世にはいないのに、僕はその事実を受け入れる事が出来ずにいた。何故だろう。もう四年という月日が経っているのに………最期の君の表情が、あんなに綺麗だったから………笑って、『また、逢おうね』なんて言うから……僕は君の涙を知らずにいた。
美砂 さん作 [249] -
1番好きになれた彼 第1話
付き合った期間は3ヶ月お互い生活環境は異なっていたけど彼なりに私を愛してくれた事はわかっている。私のワガママが始まりでお互いの気持ちを確認する事のないまま彼から別れを告げられた私。彼を忘れようとして、あれから日々、彼の事を考えないようにしていた私。でも彼の事を考えないようにすること自体が反対に彼を意識していた事に気付き始めた。彼からの優しい言葉。優しい笑顔。思い出すたびに溢れる感情。私と彼の共通
涼子 さん作 [260] -
約束 ?
冬休み中のため、和子となかなか会うことはなかった。しかしメールはしていた。学校が始まり、一つ変わったことがあった。気持ちを知られてから直接話すのが恥ずかしくてあんまり話さなくなってしまったのだ。話せなくなってしまった。けれど相変わらずメールはしていた。メールしかしていなかった。「もっとたくさん話そうよ。」こう言われても話すことができなかった。ホントに自分はビビりだ。こんな状態のまま2月になった。
おれ さん作 [180] -
PERSON OF TASTE《?》後編
「は?んな訳ない…」しかし鏡台の鏡にうつる私の目は少し赤くて、涙が伝った後がすじとなって残っている。「大丈夫か?怖い夢でも見たか?人に話すといいんだぞ。」春紀は小さい子どもでもあやすかの様に私の頭を撫でながら言う。私はそんな姿が可笑しくて、少し笑ってから言った。「ありがとう。でも大丈夫だよ。昔からよくみる夢なの。すごく切ないんだけど、幸せな気持ちにもなる、そんな夢…。」私のこの言葉に春紀は安心し
73 さん作 [238] -
PERSON OF TASTE《?》前編
あの日、あれから春紀とはろくな会話もしないまま家にたどり着いた。家に着くと持ち前の愛想の良さで我が家のアイドルと化す春紀。うちの母親には、「この料理すげぇうまい!おばさんやっぱ料理上手だね。」なんてうまいこと言ったかと思えばうちの父親と野球中継を見て盛り上がったり、食事が終わると弟の部屋で弟と一緒にゲームで遊んでいる。うちに春紀が来ると、昔からみんな春紀の取り合いになるのだ。私は自分の部屋のベッ
73 さん作 [229] -
PERSON OF TASTE《?》
「美咲ちゃーん。一緒に帰りましょ」声のする方を見ると春紀がいた。「はぁ?なんであんたと帰んなくちゃいけないのよ」「今日は親いないんだもん。久しぶりに美咲ん家で飯食わせてもらおうと思って。おばちゃんにはさっきメールで連絡したし」“ほれ”と言って私に携帯を見せてきた。私は一つため息をつき、荷物をまとめる。春紀は、神谷に「ごめんなー、いいとこ邪魔してー。」とか調子いい事を言っている。楽しそうな春紀に続
73 さん作 [227] -
PERSON OF TASTE《?》
私は少しの間その綺麗な笑みに見とれてしまっていた。「腹減った。」突然、神谷が発した男子高校生らしい言葉にハッと我にかえる。「あ、そういや今日もらった弁当あんだ。ラッキー。」そう言って神谷は鞄の中をゴソゴソあさりだす。私は今朝の光景を思い出していた。「今朝もらったお弁当、お昼に食べなかったの?」私は何気なく尋ねてみる。「いや、食ったよ?今日三人にもらったんだよ、弁当。」飄々と神谷は答える。…こいつ
73 さん作 [227]