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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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勘違い3
春山茂樹は私と同い年で、痩せていて顔が小さく色もどちらかというと白い。背は170位。私より10センチは高いな。神経質そうだけど温かさも感じる。見た目はそんな感じだった。私たちは遊園地に向かった。付き合うつもりで会ったわけではないけど、春山の固い表情を見て、私はタイプではなかったのかなと思ってしまった。でも私もそんなに好きなタイプではなかったから、今日は早く切り上げてさっさと帰ろうと思いつつホーム
お多福豆 さん作 [173] -
パレット
モノクロの世界も慣れてしまえばなんてことはない慣れれば慣れる程色のついた世界を失ってしまうケド今の私はこの世界に居心地のよさを感じているどうやら君と過ごした日々があまりにカラフルであまりに輝いていたから今こうして色のない世界を光を失った世界を求めてしまう君は私の私の世界のパレットだった
まゃ さん作 [99] -
手をつなごうね
辛くても、寂しくても、私にゎ守る人がいる。 自分の人生を犠牲にしても。 23歳×1子持ち。 2つ上の元旦那。公務員でオシャレで顔もかっこよくて、背も高い。周りゎ私を見て、羨んでたね。優越感に浸りながら幸せになっていく運命を喜んでたはずなのに…。 付き合って半年位でできちゃった結婚。授かった命に戸惑っいを感じながらも、懸命に動く心臓を見て、母になる喜びゃ、愛する人と生涯を過ごせる人生
しょうこ さん作 [402] -
一人思い
僕の名前は斎藤 俊介(サイトウ シュンスケ)今年で高校2年生になる。特にこれといった長所はなく、部活もせずに退屈な毎日を過ごしていた。今日はクラス替えの発表がある。僕はまた幼なじみの福留 海斗(フクドメ カイト)と同じクラスになった。教室にみんなが揃ったところで、担任が自己紹介をしていけと言った。いつものことだが海斗の自己紹介の時は女子がみな釘付けになる。しかし1人だけそんなことに興味はない。み
戯龍 さん作 [152] -
勘違い2
数日経って、振られたショックから立ち直りつつあったある日、私宛に電話があった。家の電話だ。「もしもし、私春山茂樹と申しますが、佳奈さんはいらっしゃいますでしょうか」「私ですが…」「あ…、あの、僕は遠山さんの友達の春山茂樹といいます。」遠山は私が振られた日偶然に私に電話してきたあの子。すぐに私に男を紹介してくれたんだとわかった。「はい。あ、はじめまして‥」「あの…突然でびっくりさせてしまったかもし
お多福豆 さん作 [173] -
泣けとごとくに
スープは冷めるし、氷は溶ける。全てはもとに戻ろうとする。それに反発することに、もう疲れてしまった。でも、氷はもとの姿には戻らないし、スープはおいしさを損なうでしょう。もうきっと、だめなんだろうな。あたしたちは。「ななきそ、なきそ」あんまり辛かったので、あたしは小さく呟いた。彼の弱い笑顔がまぶたに貼り付いて決してはがれようとしない。泣きそうなのはあたしのほうだった。どうしようもないことは、つまりど
壱戸. さん作 [209] -
1年前の彼女 後編
死の運命を知りつつ、1年前の俺と今の俺、何が違う。今の俺に、死にゆく事を止める事のできない俺が、何をできるのだろう。神谷は、俺に会いに来た為にこの世から消えた。言えなかった。俺の気持ち、伝えられないまま…。神谷が俺をどう思っていてくれたのかは分からないけど、もし、今の俺にできる事があるのなら…。「俺…神谷の事が好きだったんだ」無意識のうちに言葉がこぼれていた。神谷は何も言わなかった。数秒の後に、
PO・M さん作 [186] -
1年前の彼女 中編
あの時、俺が神谷を呼び出したりしなければ、神谷が死んだりする事はなかったのに。そう、俺はずっと後悔していた。「神谷…なの?」「…うん」俺の脳裏に当時の思いが一瞬にして甦る。これは…あのケンカの後の電話だ。何がどうしてこんな事が起きているのかは分からないが、1年前のあの日の彼女が、今、俺の電話にかけている。翌日、事故に遭う事を知る事もなく…。俺の目に自然に涙が滲む。きみは、明日死ぬ。だが、それを今
PO・M さん作 [180] -
1年前の彼女 前編
「もしもし…。大場、聡くん…いますか…?」高校の同級生の一周忌の墓参りから帰り、アパートの部屋に着くなりかかってきたその電話の主の声に、俺は動揺を隠せなかった。それはつい先程、参ってきた墓に眠る筈の、神谷美奈の声だった。「俺だけど…」やっとの思いで答えるが、それだけの言葉を発するのが精一杯だった。そんな筈はない。彼女はとっくに、この世にはいない人なのだから。きっと声のよく似た別人なのだ。俺は自分
PO・M さん作 [179] -
藍色の時間 10
藍の言葉に俺が二の句を次げないでいると、藍は少し大きな声で言った。「私、一真には出会えて良かったって思ってる。でもね…嘘みたいに聞こえるけど、私、あの人が好きなの。これは本当…」俺はただ黙るしかなかった。言えない。何も、言う事ができなかった。「さよなら、一真…。もう、来ないで」それが、俺が聞いた最後の藍の言葉だった。幾らかの年月が流れた。俺は別れた彼女とも復縁し、大学を卒業した後、小さなデザイン
PO・M さん作 [232]