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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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望まぬ恋と運命
「じゃあ、今日5時に東口でいいですか?」「うん。じゃあ約束通り5万円持ってくからね。」「それじゃ、また。」私は今日、おじさんと援助交際をする。私は今までも、体でお金を手にしてきた。いろんなおじさんを見てきた。しかし思いだすたびに鳥肌が立つ。もう慣れっこだ。最初のうちは気持ち悪さもあった。でも人間、慣れれば何だってできる。5時まで一時間。何だか面倒くさくなってきた。ドタキャンも考えた。しかし今日は
あゆう さん作 [293] -
僕の歩んだ恋物語
あの時ちゃんと言えてれば、後悔なんてしなかった。僕はいつも後悔ばかりして、ダメな男だったよね。こんな僕を見たら君はきっと…。僕達の教室の窓から見えるまだ新しい体育館。その中から聞こえる歌。3年生が、卒業式に向けて最後に歌う「贈る言葉」を練習している。僕達は高校2年生。まだ先のことだし卒業式なんて関係ない。そんなこと思いながら、暇な授業を受けている。外はまだ雪がヒラヒラ舞い降りて、全ての景色を白く
さく さん作 [343] -
消えない過去21
やっと店が新しくオープンすることになった。俺は次に何がこようとも、驚きはしなかった。次に始めるものはノーパン喫茶だ。オーナーに呼ばれて店に行くと、すでに改装が終わりつつあった。床から壁から鏡だらけで、奥には個室がいくつか作られていた。男性従業員は募集する必要もなく、女性だけ募集されていた。俺もこの頃には、面接も任されるまでになっていた。面接をして、俺好みの女だけを選んだのは言うまでもない。店の中
ニャオ さん作 [382] -
君に送る言葉?〜side A〜
「君が…好きなんだ。」これは…本当に…現実?先生が私を…好き…?信じられなくて、先生を見つめる。先生の目は、真剣だった。唇には、温かい感触が残ってる。私…先生と、キスしたんだ…。涙が頬をつたう。叶わないと思ってた。先生が、私を好きになってくれる事なんて、絶対にないと諦めてた。返事をしたいのに、声が出ない。涙だけが流れる。早く言いたい。「私も…ずっと…好きでした…。」
深山暁 さん作 [208] -
君に送る言葉?
「浅岡…。」本当に、泣きそうなくらい安心した。浅岡が笑っていたから。…頬に温かいものが触れる。浅岡の手が、僕の頬をなでていた。真っ直ぐに僕を見つめる黒い瞳に吸い寄せられるように、僕は浅岡にキスをした。唇を重ねるだけの、軽いキス。キスなんて、初めてじゃない。それ以上も普通にした事がある。だけど今、僕の心臓は、壊れそうなくらい高鳴っていた。自分の鼓動が聞こえて来る気がした。どれくらい時間が経っただろ
深山暁 さん作 [188] -
ミステイク
私の名前は藤森結衣(ふじもりゆい)高校一年。ピンポーン結衣「はーい」翔太「早く行くぞぉ?」結衣「待ってぇ、今行くよ?」俺の名前は高崎翔太(たかさきしょうた)高校一年。結衣とは幼なじみ。翔太「お前今日予定あるか」結衣「今日は友達とカラオケに行く予定があるけど…」翔太「…そーか」翔太は寂しいそうに答えた。やっと学校が終わりカラオケに行ける。結衣「やったー今日はカラオケだぁ?…でもなんで翔太達までいん
ミステイク さん作 [259] -
relations 22
ユカリが上目遣いで俺を見上げてくる。ポップコーンをくわえた唇を、少し突き出して。「バカじゃねぇ!?」前を向いて歩き出した俺―――\r別に照れてるとかじゃねぇ。ただかっこわりぃからっ!まだ周り人いるし………。でもユカリは俺の二の腕に手を当て、軽く引っ張ってくる。チラっと見下ろすと、まだくわえたまま真っ直ぐ見つめてきていた。これ、俺が食うまでやめない気か……?「………わぁったよ。」大袈裟にため息をつ
るぅ さん作 [335] -
relations 21
「彼女さん、可愛いですね。」クスクス笑う店員の言葉に、思わず顔が熱くなった。完全にバカップルじゃん………マジダセぇ。「……キャラメルで……。」俺はかろうじてそれだけ言うと、急いで受け取って列から離れた。少しして、チケットを手にしたユカリが歩いてくる。「お待たせっ。」言いながらポップコーンを一つ食べた。途端にパァっと笑顔を浮かべる。「おぃし〜。やっぱキャラメル最高!」まるで花が咲いたみたいな笑顔…
るぅ さん作 [350] -
relations 20
平日だというのに、映画館は激混み……並んでいる間に、話題作はどんどん満席になっていってしまう。「あっ!あれも終わっちゃった!どうすんだよ……映画観たかったんなら券くらい用意しとけよな。」「いぃじゃないなんでも。あっほら、あれどう?すごい空いてるみたいだし。」ユカリが指差した映画は、タイトルも聞いたことなくて、キャストもまったく知らないマイナーな洋画だった。看板を見る限りでは、ラブコメみたい。つー
るぅ さん作 [302] -
あなたに出会って1
夏。暑い日が続く。私は死のうとしていた。山口美里16歳。私は名前を呼ばれた事が無い。友達にも先生にも。そして両親にも。愛情というものを知らない。両親は3歳の私をアパートに置き去りにして姿を消した。そのまま保護されて施設に入れられた。小学校へ入るなりいじめを受けた。中学へ行っても同じ事の繰り返し。だから私は中2から学校へ行かなくなった。それから起こった事が私を自殺へと追い込んだ。恋。裏切り。レイプ
のぞみ さん作 [321]