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恋愛の携帯小説に含まれる記事が22370件見つかりました。
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relations 17
「着いた。」「着いたってお前……。」俺は周りを見渡した。青空―噴水―ベンチ―ハト―ガキ――「公園じゃん。」「そうよ。ほら、早く!」スッと手を離し、ユカリが歩き出す。ベンチまで行くと、ストンと座った。「何すんの?」仕方なく隣に腰掛けて見ると、ユカリが持っていたカゴバッグを膝に乗せる。「だからご飯だってば。」そう言いながら取り出したのは、大きなお弁当箱。マジで?「作ってきた。」「うそっ!」「ほんと。
るぅ さん作 [318] -
relations 16
まっすぐに俺を見つめて、一言。「会いたかった。」だから、慣れてねんだって……「あっそ。」顔を背け歩き出した俺に後ろからユカリが言う。「照れた。」「照れてねぇし!」「はいはい。じゃ、とりあえずご飯食べよ。」ユカリが俺の右手に自分の左手をからめた。あまりに自然だったから、振り払うタイミングを逃す。なにこれ……まじデートみたいじゃん。意味わかんね……。「こっち。」ぐいっと手を引っ張られ思わず強く握って
るぅ さん作 [316] -
relations 15
こんなにも太陽が似合うなんて、知らなかった。「こんな時間から会うなんて、変な感じね。」俺の腕に軽く触れながら微笑むユカリ。2週間前と変わらない声、笑顔、指先――――胸がつまって言葉が出てこない。やっと絞りだした言葉は、「…………久しぶり。」って、俺しみじみなに言ってんだよ!ユカリがポカンと返事をした。「久しぶり。ふふ…どしたの?なんかあったの?」いつもの勘で当てられたらたまんねぇ!俺は慌てて言葉
るぅ さん作 [311] -
relations 14
次の日――待ち合わせは昼の12時ジャスト。こんな時間から女と会うのは初めてだ。アキとだって早くても3時過ぎとかだし。俺は空を見上げた。快晴。風は冷たいけど太陽の光がさんさんと降り注いでいて、すげぇ気持ち良い。AM11:55また鼓動が速くなってきた。早く行きたいけど行きたくない。早く会いたいけど会いたくない。待ち合わせ場所まであと3分くらいだ。つーか、ユカリは夜のイメージだからなんかこんな天気似合
るぅ さん作 [339] -
中途半端に愛さないで
中途半端に愛さないで気持ちが悪い。愛だの、恋だの。俺は、親父の顔もお袋の顔も見たことがない。赤ん坊の頃に捨てられて施設で育った。俺は、今まで一人ぼっちだった。誰にも頼らず、賢く生きていく術を身につけていった。いつも他人と線を引き、あまり関わらないようにしてきたつもりだった。…でもあいつは、俺の気持ちなんてお構いなしに、軽々と線を飛び越えてきた。初めは、すごく嫌だった。拒絶もしたし、ひどい言葉もた
73 さん作 [458] -
笑えない?
「もう、相田さんなんて嫌いです。人の不幸を笑うなんて最低です。」私のこの一言にさすがにやばいと思ったのだろう。相田さんは、笑うのをやめた。そして私を見つめてこう言った。「いやいや、嬉しくてさ。」「はい?」何だ、こいつは。自分より不幸なヤツを見て、優越感でも感じてんのか。相田さんはいままで見た事のない真剣な眼差しを私に向けた。「麻美ちゃん、何で俺が毎日わざわざご飯食べにきてると思ってんの?」―相田
73 さん作 [406] -
笑えない?
相田さんは、私がありあわせの材料で作ったチャーハンとスープをペロリと完食し、土産にもってきたケーキに手をのばした。ケーキを手づかみで食べながら、相田さんは尋ねてきた。「何かあったー?」私のこめかみがピクリとなる。この男は…一番聞かれたくない事をサラリと聞いてくる。「い…言いたくありません。」よーし、よく言った!私!「ふーん…」アレレ?そういう反応?何だか私は肩透かしをくらった気分になる。それから
73 さん作 [431] -
笑えない?
私は軽く無視をする事に決めた。しかし…ピンポンピンポンピンポン敵はなかなか手強かった。「あん?うっせーんだよ!一回押せば分かるだろうが!」と心の中で悪態をつきながら私はしぶしぶドアをあける。「はーい。どちらさ…」扉の前には今、1番会いたくないヤツがいた。―パタン私は見なかった事にしてドアを閉めた。「えー!ちょ…麻美ちゃん?何の冗談?お腹空いたよぅ。飢え死にするよー」ドアの向こうからそいつの声が聞
73 さん作 [452] -
まだ見ぬ夢の果て
僕は毎日同じ夢を見るんだ。その夢の内容は覚えていない。 起きた瞬間忘れるんだ。うーんと俺はのびをする。そしてタバコを取り出して吸う。スゥーと紫煙がたちのぼる。そして、それはきれいな、余韻と少しの切なさをこの部屋に充満させる。『あっ。』時計を見て俺は言う。そして机の上にあったスケジュール帳を開く。14時00分〜 一年生歓迎イベント時計とスケジュール帳を交互に見合わせる俺…俺としたことが。 歓迎イベ
愛里 さん作 [365] -
愛しい人 〜 ?話 〜
この話しは、 桜が舞い散る季節から始まる・・・・・。病院の中庭のベンチに腰掛けている青年の物語!!でわ 読者の貴方一緒に青年の物語を歩んで行きましょう!!。僕の名前は、上杉一樹19才 僕は、生まれて直ぐに心臓に重い病気をわずらっている・・・。僕は、春の季節が好きだ!!気温もちょうど良いし 心臓に負担がかからないからだ。だけど・・・・・・。好きなはずだった季節なのに僕は、月一回の診断に病院に向かっ
みのる。 さん作 [555]